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転職にハローワークを賢く利用するには?メリットやデメリットも解説

この記事の監修者
小島 章彦
小島 章彦
【資格】
・社会保険労務士
・行政書士

【プロフィール】
大学卒業後、某信用金庫にて営業と融資の窓口業務に関わる。現在は、某システム開発会社に勤務。会社員として働きながら、法律系WEBライターとして人事労務関係や社会保険関係のライティングを約5年行っている。

執筆実績: 「マネーの達人」というサイトで180以上の執筆を行っている。その他、社会保険労務士事務所、法律事務所のコラム等の執筆等多数。

転職活動をする際にハローワークを利用したことがなく、どのような施設なのかが気になっている人もいるでしょう。
「自分の転職活動に合うなら活用したい」と思っている人もいるかもしれません。

この記事では、ハローワークで転職活動はできるのか、どのようなメリット・デメリットがあるのかに加え、利用の仕方などを解説します。
また、ハローワークの利用が向いている人や向いていない人の特徴も紹介しています。
ハローワークについて詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

ハローワークを通じて理想的な転職は実現できる?

ハローワークを通じて理想的な転職は実現できる?

ハローワークは、求職者や人材を求める事業者に対し、さまざまなサービスを提供している国(厚生労働省)が運営する雇用サービス機関です。
職に就いていて転職を考えている人も、ハローワークで転職先を見つけることが可能です。

厚生労働省の2022年度中間評価によると、2022 年度(4〜10月)のハローワーク求職者のうち26.1%が就職しており、正社員と常雇パート・アルバイトの就職件数は425,365 件でした。

また、雇用保険受給者の早期再就職割合は32.1%となっており、早期に転職活動を成功させる人も多く見られます。
*早期再就職割合とは、雇用保険の基本手当の支給残日数を所定給付日数の2/3以上残して早期に再就職する人の数を受給資格決定件数で割った割合
*ハローワーク求人に応募して採用された人に限ったものではありません

ハローワークでは、求職者に以下のようなサポートを実施しています。

  • 希望内容や経験を踏まえたうえでの求人情報の提供
  • 応募書類作成のアドバイスや指導
  • 職業相談や職業紹介
  • オンラインによる相談や紹介
  • 就職面接会やセミナー

転職でハローワークを利用するメリット・デメリット

ここからは、転職でハローワークを利用するメリットとデメリットを見ていきましょう。
転職にあたってハローワークの利用を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

利用するメリット

ここではまず、ハローワークを利用するメリットとして、以下の3つを紹介します。

  • 求人数が多い
  • 転職全般の相談や対策ができる
  • 地元密着型の求人を見つけやすい

求人数が多い

ハローワークでは無料で求人情報を掲載できるため、求人数が多く、幅広い仕事のなかから転職先を選ぶことができます。

求人募集にお金をかけられない中小企業などの求人も多数掲載されており、知らなかった企業に出会える可能性もあります。
また、情報が多すぎる求人広告に比べて掲載情報がシンプルで見やすいため、多くの企業をチェックできるのもポイントです。

ハローワークは厚生労働省の管轄であり、ハローワークに求人票を出している企業という安心感を持つ人もいるかもしれません。
しかし、なかにはブラック企業の求人が掲載されている可能性もあるため、不安を感じた場合はハローワークの職員に相談するのも良いでしょう。

転職全般の相談や対策ができる

ハローワークは、求人を探すだけの場所ではありません。
就職に関して相談したいことがある場合は、無料で職員に相談してアドバイスを受けながら対策することが可能です。
相談内容はさまざまですが、以下のようなものがあります。

  • 詳しい求人情報
  • 仕事の探し方や選び方
  • 書類の書き方
  • 面接の対策
  • 労働条件に合う仕事
  • キャリアコンサルティング
  • 職業訓練
  • 就活セミナー
  • 今後すべきこと
  • 雇用保険(失業保険)に関すること

就職に関する内容であれば、上記以外にも対応してくれるので、まずは相談してみましょう。

地元密着型の求人を見つけやすい

ハローワークは自治体ごとに設置されていることから、そのエリアに所在する企業の求人が多いです。

職業安定法でも、ハローワークではできる限り住居の変更をしない仕事を紹介するように定められています。
そのため、地元で働きたい人にぴったりな地元密着型だといえるでしょう。

全国の求人のなかから仕事を探すのに比べて、労力をかけずに地元の求人を見つけられるのもハローワークのメリットです。

利用するデメリット

次に、ハローワークを利用するデメリットとして、以下の4つを見ていきましょう。

  • 大手企業の求人が少ない傾向にある
  • 掲載画像が少ないので職場の雰囲気をつかみにくい
  • 積極的に動く必要がある
  • 開庁時間が限られている

大手企業の求人が少ない傾向にある

ハローワークには地域に特化した求人が多く、全国規模の大手企業などの求人は少ない傾向にあります。
また、グローバルに活躍できる外資企業などを見つけることは難しいため、自分の探している企業によっては見つからない可能性があります。

ハイクラスな転職をめざしている場合は、ハローワーク以外のサービスも視野に入れて活動するのがおすすめです。

掲載画像が少ないので職場の雰囲気をつかみにくい

転職活動では、企業のイメージを把握して仕事を選びたい人もいるでしょう。
しかし、ハローワークの求人票には画像の掲載がありません。
住所や仕事内容、労働条件などが文字で書いてあるだけで詳細な情報が掲載されていないため、職場の雰囲気がつかみにくいこともあります。

職場について詳しく知りたい場合は、自分でホームページなどをチェックする必要があります。

積極的に動く必要がある

ハローワークでは丁寧に就職のサポートをしてくれますが、転職エージェントのように企業側からオファーが届くことはありません。
自分で仕事を見つけ、応募し、自身で面接を受けて条件などを折り合わせる必要があるのです。

自分の要望やキャリアプランなどが決まっていれば、それをもとに相談できます。
しかし、何も決まっていない場合、まずは何をすれば良いのかまったくわからないというケースもありえます。
自分で積極的に動くのが苦手な人は、他の転職サイトも併用するのが良いでしょう。

開庁時間が限られている

ハローワークは役所と同じ時間帯に開庁していることが多いです。
平日のみ9時前後〜17時前後まで、場所によっては19時程度までが一般的で、定期的に土曜日に開庁しているところもあります。
日曜や祝日、年末年始は閉庁しているところが多いでしょう。

現時点で働いておらず転職活動に専念できる人はともかく、平日の昼間に働きながら転職活動を行う場合、開庁時間が限られていることは大きなデメリットです。

転職でハローワークの利用が向いている人・向いていない人

転職でハローワークの利用が向いている人・向いていない人

ハローワークで活動をしても、なかなか仕事が見つからない場合は、ハローワークの利用が向いていない可能性があります。

ここでは、ハローワークの利用が向いている人と向いていない人の特徴をわかりやすく解説します。

向いている人の特徴

まずは向いている人の特徴から見ていきましょう。
以下のような人はハローワークの利用が向いているため、積極的に活用すると良いでしょう。

  • 地元企業に転職したい人
  • 正社員以外の雇用形態で転職活動している人
  • 未経験の業種で働きたい人

前述したように、ハローワークの求人は地元密着型が多数なので、地元で働いていきたい人に向いているでしょう。
また、ハローワークには正社員以外に契約社員やパート・アルバイトの求人もあるため、正社員以外の仕事を探している人にもおすすめです。

さらに、ハローワークには未経験歓迎の仕事も多数用意されているため、心機一転して違う職業に就いてみたい人にも向いています。

向いていない人の特徴

次に、向いていない人の特徴を見ていきましょう。
以下のような人には、ハローワークの利用が向いていません。

  • 大手企業に転職したい人
  • 手厚いサポートを受けたい人
  • 平日の時間帯に通えない人

前述したように、ハローワークでは大手企業の求人が少ないため、そうした転職先を探すことは困難です。
また、ハローワークではさまざまなサポートを用意していますが、何もしなくても仕事を持ってきてくれるわけではなく、サポートに物足りなさを感じる可能性もあります。

転職活動でハローワークを利用するときの流れ

転職活動でハローワークを利用するときの流れ

ここからは、転職活動でハローワークを利用する際の流れを紹介します。

  1. 最寄りのハローワークに行く
  2. ハローワークのパソコンで求職情報を入力する
  3. 2が難しい場合は求職申込書に条件を細かく記入する
  4. 窓口で求職申し込み手続きを行う
  5. 気になる求人があれば、職員に採用試験をセッティングしてもらう

なお、ハローワークに行かず、自宅のパソコンから求職申し込みをする方法は以下のとおりです。

  1. 自宅のパソコンなどからハローワークのインターネットサービスにアクセスし、アカウント登録を行う
  2. アカウント登録後、14日以内に求職情報を入力して求職者マイページを開設する
  3. 求職者マイページを通じて求職活動を行う

オンラインで求職活動を行う場合は一部機能の利用に制限がありますが、求人情報の検索やオンラインによる自主応募などの活動は可能です。
オンライン登録者から来所登録者に変更すれば、求人情報の提供や職業の紹介、書類の作成、面接のアドバイスなどのサポートが利用できます。

転職でハローワークを利用する際のポイントや注意点

転職でハローワークを利用する際のポイントや注意点

転職でハローワークを利用する際のポイントや注意点は、以下の3つです。

  • 相談内容を事前に整理しておく
  • 開庁時間を事前に確認しておく
  • 在職中の人は利用できない求人がある

相談内容を事前に整理しておく

就職に関する相談をする際には、事前に内容を明確にしておくことが大切です。

支離滅裂な内容では、職員も適切なアドバイスができません。
窓口の混み具合によっては相談時間をあまり取れないケースもあるでしょう。
時間が足りず十分な支援を受けられなかったとならないためにも、事前に内容を整理しておくことが必要です。

相談の前に具体的な質問を用意しておくと安心です。
また、ある程度自分で調べられることは調べておくと、無駄な時間を費やさずに済むでしょう。

開庁時間を事前に確認しておく

前述しましたが、ハローワークの開庁時間が限られており、基本的に平日の日中のみ稼働しているところが多いです。
ハローワークに行ったら閉庁していた……ということにならないためにも、あらかじめ開庁時間を調べておくようにしましょう。

ハローワークの開庁時間はホームページなどに掲載されています。
施設ごとに異なっており、近くの街の施設だからといって同じ開庁時間であるとは限らないので注意しましょう。

在職中の人は利用できない求人がある

ハローワークは在職中でも利用可能ですが、退職している人もしくは退職日が明確に決まっている人しか応募できない求人もあるので注意しましょう。
例えば、すぐに働き手がほしい企業が当てはまります。

ハローワークの特徴を把握したうえで転職活動に役立てよう

ハローワークには地域密着型の求人が数多く掲載されており、利用できるサービスも豊富に用意されています。
地元企業に転職したい人や未経験の業種で働きたい人、自分で積極的に行動できる人はぜひ利用してみましょう。

ただし、人によってはハローワークよりも転職サイトなどの活用が向いている場合もあります。
この記事を参考にしてハローワークの特徴を把握し、転職活動にぜひお役立てください。

執筆者について

情報かる・けるは、医療・介護従事者として働いている方や、これから目指す方の「知りたい」に応えるメディア。 全国61,000件以上の求人を扱う弊社スタッフが、編集部として情報発信! “いい仕事が見つかる・いい仕事を見つける”ための、有益なコンテンツをお届けします。 https://twitter.com/karu_keru

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