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高校生の就職活動は自己紹介が重要!面接で良い印象を与える方法を解説

面接では、自己紹介で良い印象を与えることが重要です。
これはどの年代でもいえることですが、社会人経験のない高校生の場合は、よりその傾向が強くなります。

そこでこの記事では、高校生の就職面接における自己紹介について、押さえておくべきポイントや、例文などを見ていきましょう。

高校生の就職面接は自己紹介が大事

高校生の就職面接は自己紹介が大事

高校生の就職活動では、スキルやキャリアなどを問われることがほとんどないため、書類審査よりも面接が重要です。
面接をとおして、面接官は候補者のコミュニケーションスキルや協調性、基本的な生活態度などを評価します。

面接で良い第一印象を与えるには、はじめに話す自己紹介が大事になります。
自分の基本情報(名前・学校名など)や、特技、趣味など簡単に紹介し、受け答えがしっかりできることをアピールしましょう。

ここで注意するべきなのが、自己紹介と自己PRを同じ内容にしないことです。
自己紹介と自己PRには次のような違いがあります。

自己紹介 自己PR
自分のことを良く知ってもらい、人柄をアピールする 自分の長所やできることを活かして、会社にどのように貢献できるかをアピールする

自己紹介の場で長々と自己PRをしてしまうと、質問の意図に反してしまいます。
コミュニケーション能力を試されている場で、質問の意図と異なる受け答えをしてしまうと、マイナス評価につながりかねません。

また、自己紹介の時間は指定がない限り1分程度(250〜300字程度)にまとめると良いでしょう。

会場に到着する時間や、入室時のノックの回数など、面接でのマナーについて詳しくしりたい方は、次の記事も参照してください。

面接で印象を良くする高校生の自己紹介ポイント

面接で印象が良くなる自己紹介のポイントを3つ紹介します。

  • 笑顔を忘れず明るく大きな声で話す
  • 簡潔にまとめ1分程度の長さにする
  • 早口にならないように注意する

それぞれ見ていきましょう。

笑顔を忘れず明るく大きな声で話す

緊張すると、無意識のうちに猫背になったり、声が小さくなったりすることがあります。
姿勢を正し、ハキハキと大きな声で話すよう心がけましょう。
口を大きく開けて話すことを心がけるだけでも、聞きやすさに違いがでます。
鏡の前で口角を上げながら話す練習をするのも良いかもしれません。

また、近年はWeb面接も多くなってきました。
画面越しでは、表情や雰囲気も伝わりにくい特徴があります。
明るさに自信のない方は、日頃よりも明るさ、笑顔を意識しましょう。。

簡潔にまとめ1分程度の長さにする

自己紹介の時間は、指定がない場合は1分間(文字数にして250〜300文字程度)が適切です。

会社により「学校名とお名前を教えてください」など内容を指定される場合や、「30秒程度でお願いします」のように時間を指定されることもありますが、そういった場合も、1分間で自己紹介できるように準備をしていれば、慌てずに対応できます。
要点をスムーズに伝え、準備不足と思われないようにしましょう。

早口にならないように注意する

初めての面接では、誰でも緊張するものです。
緊張すると焦って早口になりやすいので、自分が考えているよりもゆっくり話すのがポイントです。

当日自分のペースを守りやすくするためにも、自己紹介の定型文を用意し、繰り返し練習しておくと落ち着いて面接に臨めるでしょう。

高校生の自己紹介の構成・例文

高校生の自己紹介の構成・例文

自己紹介の構成の解説と、型を作る際の参考となる例文を4例紹介します。
ぜひ参考にしてください。

自己紹介の構成

面接官が話を聞きやすく、学生側も伝えたい情報をまとめやすい構成は、「冒頭」「中盤」「結び」3つのパートに分けると組み立てやすくなります。
それぞれ解説していきます。

【冒頭】学校名・名前を伝える

はじめに、通学している高校名と、自分の名前を伝えてください。
身分を明かすことはコミュニケーションの基本のため、はじめに行いましょう。

また、話し始める部分でもありますので、口を大きくあけて聞き取りやすくなるように意識してください。

【中盤】アピールすることを話す

自分らしさをアピールできることを盛り込んでください。

  • 趣味
  • 学生生活で力を入れて取り組んだこと(通称ガクチカ)
  • 特技
  • 性格  など

自己PRではないので、深く掘り下げて話す必要はありません。
また、あとで話す自己PRのときのために、内容を小出しにしておくのも良いでしょう。

【結び】面接への意気込みなどを話す

面接を受けるにあたっての意気込みや熱意、感謝を伝えると良いでしょう。
緊張しやすい方は、ここで緊張していることを伝えても良いかもしれません。

例)

  • 「このような貴重なお時間をいただき、ありがとうございます」
  • 「本日は緊張していますが、よろしくお願いいたします」など

自己紹介の例文

高校生の就職面接における自己紹介の例文を紹介します。
今回は、多くの高校生が経験している部活動経験をアピールする内容と、趣味から得たものをアピールする内容を、それぞれ2例ずつ用意しました。

部活動経験をアピールする例文

【例文:サッカー部の場合】〇〇高校から参りました、◇◇◇◇と申します。
高校時代はサッカー部に所属しており、ポジションはゴールキーパーでした。
声の大きさで抜擢されたようなもので、フィールドの一番後ろから声でチームメイトに指示を出したり励ましたりしていました。
元気の良さも取り柄の一つですが、サッカーを通じ、仲間と協力し合いながら作戦を遂行するために取り組む経験が学べたのも私の強みです。
これらの経験を活かして、御社の〜〜〜分野で力を発揮したいと考えております。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。
【例文:吹奏楽部の場合】〇〇高校から参りました、◇◇◇◇と申します。
高校時代は吹奏楽部に所属していました。
吹奏楽の演奏では、他のパートが際立つように演奏する場面も多く、裏方としてチームに貢献する必要があります。
私は、自分が目立つためだけでなく、チームの成果に喜びを見出しながら、チーム全体を盛り上げるために活動してきました。
自分だけでなく、誰かのために努力を惜しまず行動できることが私の強みです。
御社の〜〜〜の一員として貢献したいと考えております。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。

趣味から得たことをアピールする例文

【例文:ピアノを習っていた場合】〇〇高校から参りました、◇◇◇◇と申します。
小学生1年生の頃から13年間ピアノを続けています。
演奏の上達には日頃の反復練習が非常に重要ですが、嫌になることなく続けることができました。
この、コツコツと継続して物事に取り組むことができることが私の強みです。
また、発表会などで演奏する機会もあり、人前に出ることにあまり緊張しないのも取り柄の一つになります。
この強みを活かして、御社の〜〜〜に貢献したいと考えております。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。
【例文:読書が趣味の場合】〇〇高校から参りました、◇◇◇◇と申します。
私の趣味は読書です。
月に2度図書館で借りるのが習慣で、1週間に1〜2冊のペースで本を読みます。
小説から実用書までジャンルは特に問わず、いろいろな本を読むのが好きです。
読書をするようになってから、さまざまな価値観に触れることができて、人の話も良く聞けるようになりました。
また、読んだ本の感想などを文字で残すようにしており、文章を書くのも得意になりました。
この強みを活かして、御社の〜〜〜分野で活躍できると考えております。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。

就職面接の自己紹介で緊張しない方法

面接で強く緊張してしまうと、準備していたことがアピールできなくなってしまいます。
ですが高校生にとって、面と向かって大人と話す就職面接では、緊張するのが当たり前かもしれません。

そこで、過度な緊張をしなくて済むように、緊張感を和らげるコツを紹介します。

失敗を恐れない

緊張は「失敗したらどうしよう」と考えていると起こるものです。
面接官も高校生に完璧を求めていないかもしれませんし、自分の失敗と、面接官が残念に思うことが同じとも限りません。

失敗を恐れずめげない姿勢が評価されることもありますので、ポジティブな思考で面接に臨みましょう。

当日は余裕を持って行動できるようにする

余裕のなさは、過度の緊張を生み出してしまいます。
面接会場は通学と違い、初めて行く場所なので、当日は早めの到着を心がけ、余裕を持って行動できるように前日から準備をしましょう。

自己紹介の重要性や組み立て方を理解し就職面接を成功させよう

高校生の就職活動は、学歴や社会経験で差がつきにくいため、書類審査よりも人柄がよくわかる面接が重要視されます。

面接で良い印象を与えるには、はじめに話す自己紹介で与える印象がとても重要です。
1分程度(250字〜300字程度)にまとめられるように、本文中の例文を参考に準備してください。
また話すときは、笑顔を忘れず失敗を恐れない気持ちで臨むことが大切です。

高校生の就職活動における自己紹介の重要性や組み立て方をしっかり理解し、面接を成功させましょう。

執筆者について

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