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鍼灸師は50代からめざせる?資格取得の方法やめざすメリットを解説

この記事の監修者
さっとん
【資格】
鍼灸師

【プロフィール】
ライター、ブロガー、鍼灸師、医療系専門学校教員、FPの5足のわらじを履き、1児のパパとして子育てにも奮闘中。
ライフスタイルのことから医療の専門分野まで多彩な分野で活動している。

鍼灸師は、東洋医学の知識と技術を活かして患者さんの健康をサポートする仕事です。
高校を卒業する学生はもちろんのこと、社会人や主婦の方でも、はり師・きゅう師の国家資格を取得すれば、鍼灸師として活躍できます。
国家資格の受験要件に年齢の上限はないため、子育てなど私生活が落ち着いた50代以降の方が、セカンドキャリアで鍼灸師の道に進むことも可能です。

本記事では、50代から鍼灸師をめざす方法や資格取得のメリットを解説します。
年齢を理由に鍼灸師の資格取得を迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

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鍼灸師の資格取得は50代からでもめざせる?

鍼灸師の資格取得は50代からでもめざせる?

鍼灸師の資格取得は、50代からでも十分にめざせます。
鍼灸師となるために必要なはり師・きゅう師の国家資格の受験要件に、年齢の上限は設けられておらず、視力障害の方は中学校卒業以上、それ以外の方は高校を卒業し18歳以上であれば、何歳からでも学び始めることが可能です。

公益社団法人東洋療法学校協会は「免許取得者の進路状況 アンケート調査報告書」で、2017〜2021年にはり師・きゅう師の資格を取得した方の年齢構成を明らかにしています。
調査対象の5年間ではり師・きゅう師の国家資格を取得した方のうち、50代は15%ほどを占めています。

このデータからもわかるとおり、50代から鍼灸師の道に進むことは十分に達成可能な挑戦です。

50代から鍼灸師になるために学校に通う必要がある

50代から鍼灸師をめざすには、鍼灸師を養成している学校に入学をし、国家試験の受験資格を得て、はり師・きゅう師に合格する必要があります。

はり師・きゅう師の国家試験の受験資格を得るための学校は、主に以下の3つです。

  • 国や自治体が認定する鍼灸学科のある4年制大学または3年制の短期大学で必要な知識・技術を身につける
  • 国や自治体が認定する鍼灸学科のある専門学校で必要な知識・技術を身につける
  • 国が認定する教育機関で5年間学ぶ ※視覚障害のある方のみ

最短ルートで学ぶとしても3年はかかるため、仕事や家庭の事情がある方などは、平日の昼間に通い続けられるか不安に感じるかもしれません。
しかし、専門学校のなかには、夜間部を設けているところもあります。
夜間部は夕方から授業がスタートするため、現在のライフスタイルと両立しながら鍼灸師をめざしたい方にはおすすめです。
また、学校によっても学びの特色があるので、自分に合った学び方ができる学校を選んでみましょう。

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50代から鍼灸師になるメリット

50代から鍼灸師になる第一のメリットは、自分自身の人生経験を活かして患者さんの気持ちに寄り添いやすいことです。
鍼灸師の施術は、基本的に患者さんと一対一で進めていきます。
この際、患者さんの悩みや不安をより深く理解し、適切なアドバイスを行うために、社会人として培ってきたコミュニケーション能力や経験が活きてくるでしょう。

同年代の患者さんが多い場合、年齢が近いことで共感しやすく、患者さんの生活背景や身体の変化をより的確に把握できます。
相手の目線に立って気持ちに寄り添えるスキルは、患者さんと信頼関係を構築するうえでの大きな強みです。

50代から鍼灸師をめざすことは、これまでの人生経験で身につけた豊かな人間性と視野の広さを最大限に活かせるチャンスといえるでしょう。

50代から鍼灸師をめざすなら専門学校に通おう

50代から鍼灸師をめざす場合、国家試験の受験資格を得るため、教育機関で専門的な知識と技術を学ぶ必要があります。
仕事や家庭との両立を考えるのであれば、3年制の専門学校が主な選択肢となるでしょう。

専門学校のなかには、社会人が学びやすい夜間部を設けているところもあります。
夜間部の授業時間は夕方以降となるため、現在のライフスタイルを大幅に変えずとも、鍼灸師の資格取得に向けて学習が可能です。
また、夜間部には同じように年齢を重ねてから鍼灸師を志す生徒も集まっており、交流するなかで切磋琢磨していけるでしょう。

50代からの挑戦は、豊富な人生経験を活かせるという点で強みになります。
向上心を持って必要な知識と技術を習得し、鍼灸師としての新たなキャリアを築いてみてください。

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執筆者について

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