
臨床検査技師は医師や看護師と連携し、採血や心電図などさまざまな検査を行う専門家です。
就職先は病院のほか、健診センターや検体の外注先である臨床検査センターなどがあります。
職種のイメージも良く、安定した収入を得られる魅力的な職業です。
しかし、女性の多い職種であり、恋人ができにくく結婚が遅れてしまうのではと気になる方もいるようです。
実際はどうなのでしょうか。
調査しました。
目次
臨床検査技師がモテるかどうかは就業場所にも左右される
臨床検査技師養成学校の男女比は、およそ男1:女5です。
臨床検査技師同士での出会いを考えると、男性のほうが有利といえます。
臨床検査技師の就職先として多い病院も、看護師を含めて女性がとても多い職場です。
医療現場だけで考えると、男性のほうが出会いの機会は多くなります。
医療機器メーカーや検査会社、規模が大きい病院では男性の比率が高くなるため、より出会いの機会は多くなるでしょう。
このように、臨床検査技師同士の出会いの機会は就業場所によっても左右されます。
もちろん相手を臨床検査技師に限る必要はありません。他の医療職や職場外に視野を広げたほうが出会いの機会は増えるでしょう。むしろ臨床検査技師である優位性は、医療関係者以外との出会いで発揮されます。
臨床検査技師がモテる理由とは
臨床検査技師がモテる要素として、以下のことが挙げられます。
- 医療職のなかでもイメージが良い
- 安定した一定以上の収入がある
それぞれ考察していきます。
医療職のなかでもイメージが良い
健康で若い人が病院で臨床検査技師のお世話になることは多くありません。そのため、医療業界以外の人はイメージが先行します。例えば、次のようなものです。
- 労働環境がブラックではなさそう。(家庭と仕事の両立がしやすそう)
- 安定していて、収入が高そう
- いろいろな検査ができるなんて賢そう
- 柔軟に職場を選べそう
このような臨床検査技師の良いイメージが、モテる要素の一つになります。
安定した一定以上の収入がある
臨床検査技師の収入が安定している理由は以下のとおりです。
- 職場は病院やクリニックのため、全国どこでも働ける
- 季節や天気、売上などに収入が左右されない
- 国家資格者であり、収入の相場は平均かそれ以上
医療職である臨床検査技師は、医師や看護師と同様に安定した仕事で高収入の印象があります。
令和5年度の厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると、臨床検査技師の平均年収は475.5万円です。
労働者全体の平均年収458万円を上回り、比較的収入の高い職種といえます。
男女別や年齢別など、臨床検査技師の年収を詳しく知りたい方は、こちらの記事も参照してください。
臨床検査技師に出会いはあるのか
臨床検査技師の病院における人数は、医師の数よりも少なく、看護師の1/10以下です。
職種 | 人数 |
医師 | 128,730人 |
看護師 | 850,840人 |
臨床検査技師 | 61,360人 |
診療放射線技師 | 47,360人 |
病院内で臨床検査技師同士が出会う機会は限られるでしょう。
また、小規模病院やクリニックでは、在籍している臨床検査技師の人数がさらに少なく、出会いはさらに限定的です。
女性の患者さんへの心電図検査などをする都合上、女性技師が優先的に求められている職場もあります。
健診施設の募集も同様の理由で女性が多くなっています。
小規模の施設で働く女性技師の場合、職場外へ出会いを求めて動いたほうがよいといえるでしょう。
男性技師の場合、臨床検査技師同士で出会う機会は少ないものの、職場内でも出会いが望めます。医療施設には看護師をはじめ、女性が多く在籍しており、出会いの機会が比較的多いからです。
臨床検査技師の大学生活はモテる?
臨床検査技師をめざす大学生の男女比はおよそ1:5です。
男女比だけで考えると男子学生のほうが圧倒的に出会いの機会は多いといえます。
しかし臨床検査技師養成課程のある大学には、その他の医療従事者の養成講座もあります。看護師養成講座には女性が多いですが、理学療法士養成講座などは男性が多いです。
男女共学の大学であれば、学部や学科を超えた出会いも期待できるでしょう。
臨床検査技師になれる大学を詳しく知りたい方は以下を参考にしてください。
臨床検査技師と放射線技師はどちらがモテるのか
臨床検査技師と放射線技師のどちらがモテるのかは一概にはいえません。
ここでは、モテるモテないを結婚相手に求める条件から考察していきます。
内閣府による、20歳から29歳の男女7,000人を対象に実施した家庭形成と結婚に関する意識調査より、「結婚相手に求めること」を複数回答にて聞いた結果を表にまとめました。
男性 | 女性 | |
1 | 価値観が近いこと | 一緒にいて楽しいこと 一緒にいて気を使わないこと |
2 | 一緒にいて楽しいこと | |
3 | 一緒にいて気を使わないこと | 価値観が近いこと |
4 | 金銭感覚 容姿が好みであること |
金銭感覚 |
経済力があること |
この結果から、男性は女性に人柄や容姿を求める傾向がわかります。
一方、女性は人柄のほかに経済力があることを挙げています。
人柄や容姿は個人的な要素であり、臨床検査技師や放射線技師といった職業で変わるものではありません。
しかし、経済力は比べることができます。
令和5年度の厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると、診療放射線技師のほうが臨床検査技師より年収が高くなっています。
- 臨床検査技師 475.5万円
- 診療放射線技師 495.3万円
ただし、診療放射線技師と臨床検査技師では、男女比が違うことも考慮しなければなりません。
診療放射線技師では男性が女性より多いのに対し、臨床検査技師では女性のほうが多くなっています。
男性のほうが年収は高い傾向があり、それが反映された結果ともいえるでしょう。
医師など、社会的地位や収入が特に高くモテやすい職種はあります。
しかし、実際にモテるかどうかはその人の人柄や容姿、相性などによるところが大きいといえるでしょう。
出会いの場を作れば臨床検査技師もモテる
臨床検査技師は医療職としてイメージも良く、収入も平均より高いことから、男性、女性ともにモテる要素はあるといえます。
職場に出会いが少ないのであれば、積極的に出会いの機会を求めて動くことがモテるための第一歩です。