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保健師の資格は働きながらでも取得できる?社会人から保健師を目指す方法を徹底解説

医療の専門職である保健師は、社会人やパート・アルバイトの主婦からめざすことは可能なのでしょうか?
また、学費や学校の選び方はどうしたら良いのでしょうか?

今回の記事では、社会人やパート・アルバイトの主婦から保健師になるために必要な期間や方法、学校の選び方や学費などを解説します。
社会人や主婦から保健師を目指したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

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保健師の資格は働きながら取得できる?

保健師の資格は働きながら取得できる?

働きながら保健師をめざすことは決して不可能ではありませんが、難しいと考えたほうが良いでしょう。
保健師国家試験の試験を受けるにあたっては、文部科学大臣指定の学校(指定学校)で1年以上必要な学科を修めた者、都道府県知事指定の保健師養成所(指定養成所)を卒業した者、といった受験資格が必要なためです。
指定学校や養成所は、臨地実習(病院や保健施設などで臨床の実践を学ぶ授業)がカリキュラムに組み込まれているため、通信教育での受講ができません。

さらに、看護師資格を取得していない方が保健師をめざす場合、まずは看護専門学校や看護大学へ進学し、看護師国家試験に合格する必要もあります。

保健師になろうとする者は、保健師国家試験及び看護師国家試験に合格し、厚生労働大臣の免許を受けなければならない。

引用元:保健師助産師看護師法(◆昭和23年07月30日法律第203号)

以上の理由から、社会人として働きながら保健師をめざすのは難しいといえます。

働きながら保健師になるには?

働きながら保健師になるには?

保健師になるためには国家資格である看護師資格が必要で、かつ保健師になるための養成施設に1年通う必要があるため、働きながら資格取得をめざすのは困難と前項で述べました。
ただし、いくつかの条件をクリアできれば、働きながら資格取得をめざすことも不可能ではありません。

看護師資格を持っている方は「1年」で保健師になれる

看護師として勤務するなかで、公衆衛生や疾患予防などの分野に興味を持ち、保健師をめざしたいと考える方もいるでしょう。

すでに、看護師課程のある大学・短大・専門学校に通い、看護師国家試験に合格して看護師資格を取得している方の場合、1年間保健師養成校に通って専門科目を履修することで、保健師国家試験の受験資格が得られます。
養成校での課程修了後に保健師国家試験に合格すると、晴れて保健師として働くことができます。

令和2年度の保健師国家試験の合格率は94.3% のため、しっかりと学習すれば合格できるでしょう。
元々の医療の基礎知識や看護師として勤務しているなかで習得した知識は、保健師をめざす際の追い風になります。

ただし、養成校は通信講座ではなく通学が必要です。
昼間勤務の場合は学校に通うことは難しいため、看護師として働きながら保健師の資格取得をめざすなら、非常勤の夜勤に勤務体系を切り替えるなど、働き方を変える必要があるでしょう。

看護師資格が無い方は保健師になるまで「最短4年」かかる

保健師資格のみの取得はできず、看護師の資格を持っていない場合、看護師資格も取得する必要があります。
この場合、保健師の資格を取得する方法は大きく分けて2つあります。

  1. 看護系の大学や専門学校(4年制)に入学して、看護師過程・保健師過程の両方を修了し、国家試験に合格する
  2. 3年制の短大や看護学校に入学して看護師資格を取得後、保健師養成学校に入学し保健師資格を取得する

看護師資格が無い方は保健師になるまで「最短4年」かかる

どちらの方法を選んでも最短で4年かかることになります。

4年制の大学や専門学校に通う場合は同年に受験も可能ですが、2種類の国家試験対策を平行して行うことになるため、難易度は上がると考えたほうが良いでしょう。
また、看護師国家試験が不合格の場合、保健師国家試験に合格していたとしても保健師免許は取得できません。

3年制の学校で看護師資格取得後に保健師養成学校に入学する場合は、看護師国家試験と平行して保健師養成学校の入試対策も行う必要があります。

これらを考慮すると、看護師資格を持っていない場合、働きながら資格取得をめざすことはほぼ不可能なため、現在の職場を一度退職し、勉強に専念する必要があります。

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働きながら保健師資格を取るために大切な3つのこと

働きながら保健師資格を取るために大切な3つのこと

社会人から保健師をめざすことを検討している方は、以下の3点を事前に確認しておくことをおすすめします。

  • 必要な学費をあらかじめ計算しておく
  • 保健師養成学校に通う期間は仕事量を抑える
  • 保健師になる目的や理由を明確にする

必要な学費をあらかじめ計算しておく

学費は、授業料のほかに教材費や教科書代、制服・白衣代、学生保険料など、さまざまな費用がかかります。

看護師資格を持っていない場合は、さらに看護師資格を取得するために学費が必要です。
進学後は今までと同じように仕事を続けることが難しいため、あらかじめまとまったお金の準備をする必要があります。

保健師養成学校に通う期間は仕事量を抑える

夜間の受講を選択し、日中は働きながら養成学校に通う場合、あるいは全日制の養成学校に通いつつ夜勤で仕事をする場合、週40時間のフルタイム勤務のまま並行するのは難しいと考えましょう。

保健師養成学校では、1年間という短い期間で必要な知識の学習や、座学だけではなく実務実習のカリキュラムもあります。
隙間時間を活用して学習する工夫や、授業や実習がない休日に仕事をするなど、限られた時間のなかでどのくらい時間を捻出できるかが鍵となるでしょう。

そのため、仕事量や家事を短時間に抑え、学習や実習に力を注ぐことが、結果として保健師の資格取得への近道となります。

保健師になる目的や理由を明確にする

働きながら保健師をめざすのは、とても根気がいることです。
保健師養成学校への入試勉強から始まり、授業や実習、国家試験と保健師資格取得までの道のりは簡単ではありません。
時間が足りなくなったり、体力的に辛くなることもあるかもしれません。

途中で挫折しないためにも、なぜ保健師になりたいのか、保健師の資格取得後どのようなことをしたいのかなど、保健師になる目的や理由を明確にし、モチベーションを維持しましょう。

社会人でも諦めずに保健師をめざしてみよう

働きながら保健師をめざす方法を紹介しました。
お伝えしたとおり、今までどおり社会人として働きながら保健師をめざすのは難しいのが現実です。
しかし、看護師資格をすでに持っている方であれば、働き方・学校への通い方によっては不可能ではありません。

保健師は、保健指導を通して地域住民の健康維持や疾患の予防に貢献できる専門職です。
保健師になりたいという明確な目標や目的があり、働きながらでも資格取得をめざしたいと考えている方は、今回紹介した方法で検討してみましょう。

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