医療事務で働きたいと考える人にとって、資格や経験のないことが気になる人もいるでしょう。
資格や経験がなくても採用してもらうためには、どのような要件が必要なのか、医療事務で採用される人の傾向や面接時の対策方法などをみていきましょう。
目次
医療事務で採用される人の特徴とは?
医療事務で採用される人にはどのような共通点があるのでしょうか。
採用されやすい人の特徴を3つ解説します。
医療事務経験者
医療事務で採用されやすい人の特徴として、まずは経験者かどうかが大きく影響します。
ほとんどの職種で共通している事項ですが、医療事務は特に丁寧で正確な処理が求められるので実務経験は大切です。
そのため、実務経験がある場合、年齢に限らず経験値を評価されることも少なくありません。
医療事務の資格を持っている
未経験の場合、資格を取得していても転職時にはあまり意味がないといわれることもありますが、実情を見ると効果的に働くことは少なくありません。
応募先の職種にあった資格を持っていると、他の応募者に比べて有利になります。
また、医療事務は知識さえあれば年齢問わず働きやすい職種です。
40歳以上でも資格を持っていて知識さえあれば十分に働き口はあるといえます。
前職との共通点を挙げられる
医療事務の経験がなくても、アピール方法次第ではまったく関係のない前職の経験を有利な要素に使うことができます。
例えば、接客業の経験は医療事務にあまり関係ないように思えますが、飲食店で培われたコミュニケーション能力は大きな強みになります。
医療事務は受付をする場合も多く、病院の顔となる存在です。
面接時に高いコミュニケーション能力を発揮することで、面接官への印象はぐんと良くなります。
このように、前職の経験で医療事務の仕事に活かせるポイントを見つけ出せば、自身の強みやアピールポイントにできるでしょう。
未経験でも医療事務で採用された理由は?
未経験で医療事務で働き始めた人は、なぜ医療機関側から採用されたのでしょうか。
その理由や条件を知り、自分を磨くことで、未経験でも採用の可能性は高まります。
医療事務に対する理解が深い(意欲がある)
医療事務の仕事は、病気の治療や薬のことなど覚えるべき内容が多いです。
定期的に改定される診療報酬体系のことも、常に最新情報を理解しておく必要があります。
そのため、医療や医療事務に関する知識の更新への強い意欲のある人材は、たとえ医療事務の仕事の経験がなくても採用されやすいです。
パソコンスキルや資格を持っている
医療事務はパソコンを使うことも多く、パソコンに対して苦手意識がないことは重要です。
レセプト業務は専用のレセプトコンピューターで行うので、特別なスキルは必要ありません。
しかし、医療事務以外の一般事務を行う可能性もあります。
基本的なパソコンスキルを持っていると幅広い業務ができるとみなされ、就職活動にも有利です。
対人とのコミュニケーションスキルがある
医療事務は、患者さんとコミュニケーションを取る機会が多い仕事です。
人と関わるのが好き、高齢者の方と話す機会が得意などはアピールポイントになります。
またコミュニケーションスキルの高さは職場内でも活きます。
たとえば、周りの同僚への気配りや何気ない会話で良好な人間関係を築くことは大事です。
採用担当者に仕事でもスムーズに連携がとれる人という印象を与えられると、採用を前向きに検討してもらえます。
未経験でもコミュニケーションスキルの高さは好印象になりやすいため、ぜひ積極的にアピールしましょう。
転職時に覚えておきたい!医療事務の面接対策
医療事務への転職活動をするときに、面接で気をつけておきたいポイントを紹介します。
せっかくの面接で後悔することのないよう、医療事務の面接時にはしっかり準備しましょう。
質問に対する事前準備を怠らない
面接で何を聞かれてもすぐに答えられるよう、聞かれそうな質問をインターネットで調べるなどして、いろいろな質問に対する答えを考えておきましょう。
面接で急に聞かれて答えが見つからずにオロオロしてしまうよりも、即座に質問に答えたほうが面接官に説得力を与えることができます。
最低でもその医療機関に応募した志望動機や自分のアピールポイント、将来のビジョンなど、あらかじめ回答を考えておくようにしましょう。
自分のアピールポイントを整理しておく
面接は、自分の魅力をどれだけ面接官にアピールできるかが勝負です。
自分を強くアピールすることに対して気が引ける人もいるかもしれませんが、欲しい人材だと思ってもらえなければ採用してもらえません。
自分のこれまでの経験を振り返り、強みは何か、何をアピールできるのか、しっかり整理しておくようにしましょう。
髪型や服装に気をつける
髪型や服装は基本的なマナーですが、転職活動では意外と見落とされがちな点でもあります。
服装は柄物を避け、髪型も落ち着いたカラーリングにし、髪が長い人は束ねておくといいでしょう。
新卒の面接時ほど見た目に厳しくなくなりますが、どんなに厳しい面接官が見ても納得してもらえるような身だしなみにしておくことが大切です。
医療事務で採用された人から学ぼう
医療事務で採用される人の特徴や面接対策について紹介しました。
共通して言えるのは自分をどれだけアピールすることができるのかということです。
医療事務の経験があればもちろん有利ですが、それだけがすべてではありません。
まったく違う職種からの転職でもアピールの方法次第で有利にすることができます。
まずは自分自身をよく理解し、採用する側から見たときにあなたがどんな強みを持っているか伝えられるように心掛けましょう。