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栄養士が仕事を辞めたい理由とは?栄養士が活躍できる転職先も紹介

人間が生きていくうえで欠かせない「食」に携わる栄養士ですが、辞めていく方がいるのも事実です。

栄養士の離職率の情報は開示されていませんが、栄養士の主な働き場所の離職率を見ると以下のとおりで、飲食サービス業は比較的高めの傾向にあります。

  • 宿泊業,飲食サービス業:15.0%
  • 教育,学習支援業:12.2%
  • 医療・福祉施設:9.9%

参考:令和4年 産業別の入職と離職

では、なぜ栄養士を辞めたいと思うのでしょうか?
今回は、栄養士を辞めたいと思う理由や、辞めたほうがよい職場の特徴について解説します。
栄養士の経験やスキルを活かせる転職先も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

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栄養士を辞めたいと思う理由は?

栄養士を辞めたいと思う理由は?

栄養士の仕事を辞めたいと思うのは、どういった理由があるのでしょうか?
もちろん、結婚や出産といったライフステージの変化によるものもありますが、それ以外に以下のような理由があります。

仕事量が多い

栄養士を辞める最大の理由は、仕事量の多さといわれています。
栄養士の業務内容は、献立の作成やメニューの開発、栄養指導、調理など多岐にわたります。
しかし、職場は人手不足のケースも少なくなく、結果的に一人当たりの仕事量や業務の幅が増えてしまうのです。

こうした仕事量の多さに耐え切れず、辛くなって辞めてしまう方は多いようです。

労働時間が長く給料が安い

労働時間の長さも、理由の一つとしてあげられます。
栄養士の職場は人手不足に陥りがちな業界であり、人員配置や勤務シフトに無理が生じる場合も多いです。
その結果、長時間勤務が常態化しています。

また、労働時間や仕事量に対して給料が安すぎるといった声もあります。
令和5年賃金構造基本統計調査によると、栄養士の平均年収は約375.9万円(月収約25万9,200円、年間ボーナス約64万8,500円)です。
仕事に対して賃金が見合っていないと感じて辞めてしまう方もいるようです。

人間関係でストレスを感じる

栄養士の仕事は、人間関係のストレスが多いといわれています。

栄養士が働く病院や介護施設で人間関係のギスギスが起こることもあるようです。
また、栄養士の仕事に限ったことではありませんが、陰湿な嫌がらせを受け、精神的に耐えられず辞めてしまうといったケースもあります。

思っていた仕事内容と違った

先述したように、栄養士の業務内容は多岐にわたります。
栄養計算や献立作成といったデスクワークよりも、調理や片付けなど肉体労働のほうが多い職場も珍しくありません。
そのため、当初思い描いていた仕事とのギャップを感じて辞めてしまう方もいます。

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こんな職場は辞めて正解?栄養士が転職したほうがよいケース

栄養士の労働条件は職場によっても異なります。
どのような職場だったら転職を考えたほうがいいのでしょうか?
その特徴を解説していきます。

昇給がない

長年働いていても昇給がない、貢献しても給与に反映されない職場では、仕事へのモチベーションを保ちにくく、将来も不安です。
転職による年収アップが見込めるなら、早めに転職活動を始めたほうがよいでしょう。

スキルアップにつながらない

栄養士は、食や栄養に関する知識を持つ専門職です。
しかし、実際には調理や片付けなど、肉体労働や単純作業のほうが多い職場も少なくありません。

調理や片付けも大切な仕事ですが、専門知識をあまり活かせず、なかなかスキルアップできないことに不満を感じる方もいるでしょう。
同じ作業の繰り返しで得るものが少ないと感じた場合は、転職を考えてもよいでしょう。

栄養士としての経験や知識を活かし、高めていける職場が見つかれば、さらなる活躍も期待できます。

労働環境が悪い

栄養士は慢性的な人手不足のため、労働環境がよいとはいえません。
長時間労働や不規則な勤務などで、生活リズムを崩してしまう方もいます。

仕事に苦労はつきものですが、無理をして体を壊してしまったら元も子もありません。
健康に働けないような職場であれば、転職を考えるべきでしょう。

栄養士が活躍できる転職先

今の職場を辞めるなら、転職先を考えなければなりません。
どのような業界・職種なら栄養士の経験を活かして働けるのでしょうか。

事務職

事務職は勤務時間が固定されているケースが多く、ワークライフバランスを取りやすいのが特徴です。

一般事務は比較的ワークライフバランスがとりやすい傾向にありますが、営業事務は営業職の業務と連動している部分もあります。
また管理事務の業務も月末月初は激務になることもあります。

栄養士の業務である栄養計算や発注経験が活かせる、となると営業事務になるかもしれません。

食品業界

栄養士の資格を活かして働きたいなら、食品業界という選択肢があります。

食や栄養のスペシャリストとして、知識や経験を活かして働きたいと考えている方は、食品業界への転職も検討してみましょう。

辞めたほうがよいケースにあてはまったら転職を検討しよう

栄養士は人が生きるために欠かせない「食」に関わる仕事であり、やりがいも感じられますが、労働環境の悪い職場が多いのも事実です。

栄養士の経験を活かせる仕事、職場はあります。
このままずっとこの仕事を続けるのは厳しいと思ったら、転職も考えてみてください。

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