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登録販売者として働く5つのメリット|仕事内容や将来性も解説

登録販売者の資格取得を考えている方にとって、登録販売者の資格を取る意義や資格の将来性が気になるのではないでしょうか。

そこで本記事では、下記の2つを解説します。

  • 登録販売者資格を取得する5つのメリット
  • 登録販売者になるデメリットや注意点

登録販売者の資格を取得するメリットやデメリットなどを確認して、試験勉強に励んでください。

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登録販売者資格を取得する5つのメリット

登録販売者資格を取得する5つのメリット

まず、登録販売者資格を取得すると得られるメリットを5つ紹介します。
登録販売者の資格取得に挑戦するかどうかの判断材料にしてください。

資格手当で収入アップが見込める

登録販売者資格を取得すると収入アップの可能性があります。
理由は、資格手当や昇進が狙えるためです。

例えば、ドラッグストアなどの職場で登録販売者の資格を有していると、5,000〜10,000円の資格手当が支給される場合もあります。
つまり、年間にすると60,000〜120,000円も収入が上がることになります。

また、登録販売者の資格取得が昇進の条件になっている職場もあるでしょう。
たとえば、店長になるための条件として下記を設けているケースもあります。

  • 登録販売者の資格の取得
  • 売上実績・実務経験
  • 販売ノルマの達成
  • 面接や筆記試験の合格

店長になれば、さらなる収入アップが見込めます

幅広いキャリアを選択できる可能性が高まる

登録販売者の資格を取得するメリットの一つは、働き口の選択肢が増えることです。

調剤薬局やドラッグストアに勤めるだけでなく、下記のような業種・職種で働ける可能性が広がるでしょう。

働き口 ・コンビニエンスストア
・スーパーマーケット
・ホームセンター
キャリアアップ ・エリアマネージャー
・バイヤーやブロック長
・本社勤務
独立 ドラッグストアの店長として開業
・コンビニエンスストアのオーナーとして開業

つまり、登録販売者になれば将来的に、

  • 医薬品を扱う店舗
  • 医薬品の関連業種
  • 独立開業

など、さまざまな選択肢から仕事を選べるようになります。

ライフスタイルに合わせた働き方を選べる

登録販売者は年齢制限や受験条件がなく、全国の自治体で有効な資格です。
資格があれば、結婚や出産、子育てや引越しなどでライフスタイルが変わっても仕事に活かせるでしょう。

パート・アルバイトの募集は多様で、勤務する店舗や施設によっては勤務時間や出勤日の調整など融通も利きます。
子育て中の主婦でも、柔軟に働ける可能性が高まります。

パート・アルバイトから勤め始めて社員登用となるケースもあり、仕事のほうをライフスタイルに合わせることも可能です。

子育てなどでブランクが生じた場合の手続きを知りたい方は、下記の記事を参照してください。

自分や家族の健康に役立つ知識を取得できる

登録販売者の資格取得のために学習した内容は、自分にも家族にも役立ちます。
なぜなら、自分や家族の誰かが体調を崩した際に、

  • この症状のときは、どのような成分の薬を飲めば良いのか
  • この薬にはどのような副作用があるのか

といった判断ができるからです。
特に、子育て中や介護中の方にとっては、医薬品の知識があると心強いものです。

自分や家族の健康に役立つ知識だと考えれば、学習しておいて損はありません。

就職や転職をする際に有利に働く

登録販売者の資格は、医薬品業界への就職や転職に有利な資格です。
しかも、ドラッグストアは2014年から2020年にかけて、

  • 販売額:約4兆9億円から約7兆3億円へ
  • 店舗数:約13,100店から約17,000店へ

と、増加している成長産業です。
参考:ドラッグストア業界の動向や現状、ランキング(2021年版)-業界動向サーチ

店舗数の増加にともない、登録販売者の需要が増えています。
有効求人倍率も2021年度には全国で1.69倍と、求職者よりも求人数のほうが多い状態です。

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登録販売者になるデメリットや注意点

登録販売者になるデメリットや注意点

登録販売者の資格には、複数のメリットがあることがわかりました。
しかし、登録販売者のデメリットと注意点も把握しておかないと、資格取得後に後悔する場合もあるかもしれません。
登録販売者のデメリットと注意点をしっかり把握しておきましょう。

一人前の登録販売者になるには実務経験が必要

登録販売者の資格を取得したからといって、すぐに一人で売り場に立てるわけではありません。
一人で売り場に立つには、直近5年間に通算2年分以上の実務経験が必要になります。

2年の実務経験を積むまでの間は研修中の登録販売者となり、一人で医薬品販売を行えません。

つまり、最初は必ず、未経験や実務経験が少ない研修中の登録販売者でも働ける職場で、下積み期間を過ごすことになります。

毎年研修への参加が必要

実務経験を満たしたあとは、新しい知識を取り入れるために、毎年計12時間以上の外部研修を受けなければなりません。
一人前の登録販売者になれたら終わりではなく、常に学び続けるモチベーションを維持しなければならない点も、大変だと感じる方はいるでしょう。

一日中忙しく仕事も多岐にわたる

日々の仕事にハードな面があることも理解しておきたいポイントです。
前述したように、医薬品業界の拡大にともない、登録販売者はより一層求められています。

登録販売者が足りない職場もあるため、倉庫からの品出しやレジ打ち、発注業務など多様な業務をこなさなければならない場合もあるでしょう。
加えて、立ち仕事では体力も必要です。

登録販売者の仕事には、上記のように医薬品を扱う以外の業務もあるため、登録販売者の資格は役に立たないといわれることもあります。
しかし、前述のとおり、収入アップにつながったり、昇進・転職で役に立ったりする資格といえます。

登録販売者資格があると就職が有利・年収アップなどメリットが多い

今回は、登録販売者のメリットとデメリットなどを解説しました。
医薬品業界自体が拡大し、登録販売者の活躍の場が増えています
また、資格を取得すれば資格手当やキャリアアップによる収入増も期待できます。

ただ、一人で医薬品販売ができるようになるまで一定の勤務経験が必要で、仕事内容は多様でハードな面もあることを覚悟しなければなりません。
以上を考慮したうえで、登録販売者の資格取得をめざすべきかを判断しましょう。

なお、登録販売者の給料の詳細を知りたい方は、下記の記事も参考にしてください。

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執筆者について

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