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【登録販売者の給料】年収・時給の平均はどのくらい?年収アップの方法も解説

登録販売者は2009年に新設された国家資格です。
2015年に学歴や実務経験などの受験制限が撤廃され、誰でも受験できるようになりました。
そのこともあり、年々受験者が増え続けています。
原則、年1回実施される登録販売者試験を受験しようと検討されている方も多いのではないでしょうか。

今回は、働き方や勤務先による違いを踏まえて、登録販売者の給料事情を詳しく紹介していきます。
登録販売者の資格取得を検討している方は参考にしてください。

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登録販売者の給料・年収はどのくらい?

登録販売者の給料・年収はどのくらい?

登録販売者の給料・年収

登録販売者の給料は勤務する都道府県により大きく異なります。
厚生労働省の職業情報提供サイトで、就業者統計データとハローワーク求人統計データを知ることができます。

就業者数 約344万人
労働時間 164時間
賃金(年収) 347.3万円
・最も高い神奈川県:416.4万円
・最も低い秋田県:253.6万円
年齢 41.7歳
求人賃金(月額) 21.8万円
有効求人倍率 1.65

出典元:医薬品販売_登録販売者 – 職業詳細 _ 職業情報提供サイト(日本版O-NET)

この数字は全国平均です。
都市部では最低賃金が高いため、年収も多くなりますが、地方では薬剤師や登録販売者の需要が少なく求人倍率も低いため、年収は低くなります。

上記データからもわかるように、平均年収で最も高い神奈川県と最も低い秋田県では、約163万円の差があり、平均月収にすると約13.6万円の差になります。
このように給料は地域差が大きくなっていますが、目安として参考にしてください。

薬剤師との比較

参考のために、薬剤師の給料と比較してみます。
厚生労働省の職業情報提供サイトにある就業者統計データとハローワーク求人統計データは、次のようになっています。

就業者数 約219万人
労働時間 162時間
賃金(年収) 565.1万円
年齢 41.2歳
求人賃金(月額) 34.9万円
有効求人倍率 3.35

出典元:薬剤師 – 職業詳細 _ 職業情報提供サイト(日本版O-NET)

薬剤師の平均年収は約565.1万円で、登録販売者との差は約218万円です。

薬剤師になるためには大学の薬学系学部・学科に進学し、6年間薬学を学ばなければなりません。
大学を卒業すると国家試験の受験資格が与えられ、試験に合格してはじめて薬剤師資格を取得できます。
薬学系の学部・学科は大学受験のなかでも偏差値が高く、学部卒業が受験資格となっているだけでも、難関資格といえるでしょう。

薬剤師は、登録販売者が扱えない第1類医薬品や処方箋が必要な医療用医薬品を取り扱える薬品のエキスパートです。
このような資格取得の難易度と業務内容の専門性の違いが給与に現れています。

雇用形態による登録販売者の給料の違い

雇用形態による登録販売者の給料の違い

登録販売者の主な勤務先となるドラッグストアや薬局は全国各地にあり、正社員・パートなどの雇用形態に関係なく求人は安定しています。
仮に育児や介護などで一度離職したとしても、そのときの自分にあわせた職場や雇用形態を選んで復帰できるでしょう。

正社員の平均年収

国税庁の「令和2年分民間給与実態統計調査結果について」によると、給与所得者の平均年収は433万円です。
登録販売者の給与は430万円~480万円程度といわれている、正社員全体の平均年収とほぼ同じです。

また、登録販売者資格手当もパートや契約社員と比較すると優遇されることが多いようです。

さらに企業によっては、一般の登録販売者から店舗管理者へ、店舗管理者から店長へのキャリアアップを推奨している場合もあります。
一般の登録販売者に満足せず、店舗管理者や店長・エリアマネージャーなどへのキャリアアップに努力する姿勢が求められます。

パート・アルバイトの平均時給

勤務する地域や勤務時間の長短、勤務先の業態などによって異なりますが、パート・アルバイトの時給相場は1,120円~1,400円です。

パート・アルバイトは基本的には異動がなく、残業も少ない労働環境です。
そのため、同じ場所で長く働きたい方、子育てや介護と仕事の両立を目指している方には働きやすい雇用形態といえるでしょう。

最近では、勤務時間を長くして社会保険に加入できるようにするなど待遇面を改善し、知識と経験が豊富で優秀な人材を確保しようとする企業も見られるようになってきました。
長期の雇用関係を継続し、一定の要件を満たせば正社員に登用する企業も増えてきています。

派遣社員・契約社員の平均時給

派遣社員・契約社員は期間限定で働くことが多いため、さまざまな業態の職場で多彩なキャリアを積むことができるという特徴があります。

平均時給は1,200円~1,500円とパート・アルバイトより高めです。
本人のスキルによっては、月給換算で正社員より高くなることもあります。
経験や知識などの専門性が高い場合は、高収入を得られる可能性があることになります。

短期間に高収入を得たい方や家庭の事情で転勤が多い方には向いている働き方ですが、最近の傾向として登録販売者の派遣求人は減少傾向です。
直接雇用をし、長期間働いてもらってスキルアップしてほしいと望む企業側の方針によるものでしょう。

なお、年収に換算すると266万円~288万円前後になり、正社員の年収の6割程度となっています。

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働く場所による登録販売者の給料の違い

働く場所による登録販売者の給料の違い

登録販売者が正社員やパートとして働く場合の給料の違いを業態別に紹介していきます。
ただし、ここで示すデータはあくまで目安であり、地域や勤務先などにより数値が大きく変動する可能性があることをご了承ください。

ドラッグストアで働く場合

ドラッグストアで働く場合の給料は、正社員で月収19万円~25万円、年収にすると290万円~380万円、パート・アルバイトなら時給1,300円~2,000円が相場です。

登録販売者の就職先としては最もポピュラーな職場です。
取扱商品が多く、医薬品を求める人への接客・販売だけでなく、食品や日用品なども扱います。
また、品出しやレジ業務、在庫管理から発注業務まで幅広い業務を担当することになります。

調剤薬局と比較すると営業時間が長く、年中無休の店舗もあるでしょう。
スタッフに余裕のある店舗であれば別ですが、最小限の人数でシフトを組むこともあるようです。
早朝や夜間、土曜・日曜・祝日も交代で勤務する場合が多く、平日にしか休みが取れない状況の店舗も多くなっています。

調剤薬局で働く場合

調剤薬局の場合、正社員では月収20万円~27万円、年収にして300万円~410万円程度、パート・アルバイトでは、時給1,100円~2,000円が相場です。

調剤薬局は、主に処方箋の必要な医療用医薬品を扱う場所ですが、一般用医薬品を販売する店舗もあります。
この場合、登録販売者は一般用医薬品に関する相談や販売を担当する貴重な戦力となります。

調剤薬局はドラッグストアなどとは違い、原則として医薬品に限った品揃えをしているので、医薬品に関する知識が身につく職場となるでしょう。
多忙ではあるものの身近に薬剤師が勤務していることもあり、第一線のプロの活きた知識を吸収できる最高の環境です。

コンビニで働く場合

コンビニエンスストアの場合、正社員では月収20万円~30万円、年収にすると300万円~450万円、パート・アルバイトでは、時給1,200円~1,400円が相場です。

近年は、一般用医薬品を販売するコンビニが大半となりました。
その場合は登録販売者を一定数確保する必要があり、高待遇で採用される可能性が高まってきています。
通常のコンビニ業務に従事しながら、消費者が一般用医薬品を購入する際には、相談対応・接客業務をすることになるでしょう。

コンビニ業務には公共料金支払、宅配便の受付、たばこや郵便切手の販売など特殊な業務が多くあります。
24時間営業にともなう深夜勤務もあるため、登録販売者の位置づけを責任者がどう考えているか、などを十分に確認したうえで就職する必要があります。

スーパーやホームセンターで働く場合

スーパーやホームセンターの給料は、正社員で月収18万円~26万円、年収にすると270万円~390万円、パート・アルバイトでは時給1,000円~1,500円が相場です。

スーパー、ホームセンターに限らず、家電量販店、ディスカウントストアなどでも、一般医薬品コーナーを設ける店舗、ドラッグストアを併設した店舗が増えています。
スーパーなどに併設される小さな薬品売場は、1~2人の登録販売者で運営しているケースが多いでしょう。

その場合、シフトの融通が利かない、代わりがいないので休めない、キャリアアップがしづらいといった問題に直面する可能性もあります。
反面、営業時間が短いため、パート・アルバイトには働きやすい環境となることも多くなっています。

それ以外で活躍できる場所

これまで調剤薬局やドラッグストアなど、小売業界の状況を紹介してきました。
近年では、それ以外の業種・業態でも登録販売者の活躍の場が拡大しています。
例えば、製薬会社の営業職、介護サービスのスタッフ、一般用医薬品をインターネット販売する企業のオペレーターなどの職種です。

こうした職種は、登録販売者の知識を業務に役立てられる職種です。
積極的にチャレンジしてみることをおすすめします。

仕事内容や待遇は企業により大きく異なるため、事前に十分確認しましょう。
自分の将来のキャリアプランを立てることも必要です。

登録販売者で年収をアップさせる方法は?

登録販売者で年収をアップさせる方法は?

年収をアップさせる近道は、正社員になることです。
パートやアルバイトでスタートしても、一定の条件をクリアすれば、店舗管理者要件を満たす登録販売者にキャリアアップし、収入アップにもつながります。
店舗管理者要件を満たせば正社員登用の道も開けるでしょう。

さらに、キャリアを積んでいけば、マネジメント業務を任されることもあります。
将来的に店長、エリアマネージャー、本部スタッフなどの管理職を目指すときは、キャリアパスが整っているかどうかを確認しておきましょう。

契約社員はどれだけスキルが高く、待遇が良くても、契約の継続が保証されているわけではなく、原則として正社員への道は閉ざされています。
正社員になりたいのかどうかをよく考えて就職先を選びましょう。

登録販売者は将来性がある!給料を知って適した職場で活躍しよう

登録販売者は一般用医薬品の大部分を占める第2類・第3類医薬品を取り扱えます。
薬剤師がいなくても、こうした医薬品を販売できる登録販売者は、ドラッグストアなどの小売業界にとって欠かせない存在です。
登録販売者の需要はこれからも拡大していくことでしょう。

登録販売者の活躍の場は、小売業界だけでなく薬品会社や介護サービスなどの関連事業にまで拡大しています。
登録販売者が求められる業種を調べて、理想の職場環境を見つけましょう。

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執筆者について

情報かる・けるは、医療・介護従事者として働いている方や、これから目指す方の「知りたい」に応えるメディア。 全国54,000件以上の求人を扱う弊社スタッフが、編集部として情報発信! “いい仕事が見つかる・いい仕事を見つける”ための、有益なコンテンツをお届けします。 https://twitter.com/karu_keru

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