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登録販売者は本当にきつい?乗り越え方やそれでもめざすべき理由を解説

登録販売者の仕事内容について「きつい」「つらい」と書かれている口コミを見かけることがありますが、実際にはどうなのでしょうか。
この記事では、登録販売者の仕事について、きついといわれる理由や、具体的な大変さとその乗り越え方、やりがい、活躍できる場所などについて解説していきます。

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登録販売者はきつい?大変だと感じる瞬間とは

登録販売者はきつい?大変だと感じる瞬間とは

医薬品のプロとして、さまざまな現場で活躍する登録販売者ですが、口コミサイトなどには「仕事がきつい」「大変」といった書き込みも多く寄せられます。
具体的なきつさとして多く挙げられていたのは以下のようなものです。

  • 売上ノルマが課されることがある
  • お客様から直接クレームを言われる
  • 品出しなどは体力仕事
  • 資格合格後も毎年研修がある

ここでは上記の4点に着目し、登録販売者の大変さについて見ていきましょう。

売上ノルマが課されることがある

ドラッグストアや、スーパーの医薬品コーナーなど、接客をともなう職場に務めている登録販売者には、医薬品の知識だけではなく、販売能力も求められます。

多くのドラッグストアでは推奨される商品が定められており、売上ノルマが課せられる場合もあります。

常に推奨されている商品もあれば、期間内に売上を達成したい商品もあるため、たとえ売りたくなくても販売しなければなりません。

また、一般医薬品は利益率が高く、ドラッグストアはその利益で日用品や食品を低価格で販売しています。
そのため、医薬品を売ることを重要視するケースが多いです。

自分から商品をおすすめするのが苦手な人にはきつい仕事になるかもしれません。

お客様から直接クレームを言われる

こちらもドラッグストアをはじめとする、接客をともなう職場における悩みです。
登録販売者は直接お客様と関わることが多いため、クレームを言われることがあります。
特に医薬品は健康につながることなので、お客様からのクレームも大きくなりがちです。

クレームのなかには、店舗や登録販売者に落ち度のあるものもありますが、理不尽なものも少なくありません。
また、医薬品以外の商品を扱う店では、医薬品に関係のないクレームに対応する場面もあります。

品出しなどは体力仕事

ドラッグストアに勤める登録販売者ならではの苦労をもう一つ紹介します。

ドラッグストアは医薬品以外の商品も多く取り扱っているので、登録販売者であっても、日用品や食材などの品出しを毎日行います。
ペットボトルの飲み物や米などはかなり重いため、体力に自信がない人にはきついかもしれせん。

資格合格後も毎年研修がある

登録販売者の資格は、いちど資格を取れば終わり、というものではありません。
資格を維持するために、毎年研修を受ける必要があるのです。
医薬品は常に新しく発売されるため、最新の情報を覚えておかなければならないからです。

働きながら勉強しなければならないので、勉強時間が確保しにくい人は大変だと感じるでしょう。

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登録販売者をやめてしまう前に!仕事がきついときの乗り越え方と対処法

登録販売者をやめてしまう前に!仕事がきついときの乗り越え方と対処法

ここでは、登録販売者の仕事がきついときの対処方法や乗り越え方を紹介していきます。
「もう登録販売者は辞めよう」と思ったときの参考にしてください。

上司や他の登録販売者に相談する

悩みごとや、わからないことがあるときには、自分だけで抱え込まず、上司や薬剤師、他の登録販売者などに相談してみましょう。

特に医薬品にまつわることは、わからないことをわからないままにしておくと、あとでトラブルに発展する危険があります。
自分で調べても解決しない場合は、積極的に周囲の人を頼るようにしてください。

また、クレーム対応や働き方など、医薬品とは直接関係のない悩みについては、店舗管理者などに相談すると良いでしょう。

残業時間が多い時は作業効率化を図り自分の時間を確保する

医薬品を販売するためには、店舗に薬剤師か登録販売者が常駐していなければなりません。
そのため人員不足の店では、登録販売者の残業が増えることがあります。

少しでも残業時間を減らしたい場合は、作業の効率化を試みましょう。
例えば自分が正社員であれば、抱えている仕事のうち、パート・アルバイトに任せられる仕事は任せてしまうことで、自分がやらなければいけない仕事に集中でき、残業時間を減らすことができます。

登録販売者として働く先を変えてみる

登録販売者の資格を活かせる職場は、ドラッグストアだけではありません。

特に令和3年8月の規制緩和以降、ドラッグストア以外でも医薬品を販売する店舗が増えていることから、登録販売者の需要は高まっていく見通しです。
また、調剤薬局や漢方薬局、エステサロンなどでも、一般医薬品を販売している店舗であれば登録販売者の資格を活かすことができます。
登録販売者は自分の店舗を開業することができるので、自分で店を開くのも選択肢の一つでしょう。

ドラッグストア以外で登録販売者が活躍できる職場には、以下のようなものがあります。

  • コンビニエンスストア
  • ホームセンター
  • スーパーマーケット
  • 家電量販店
  • 調剤薬局
  • 漢方薬局
  • 製薬会社
  • 接骨院
  • エステサロン
  • 通信販売
  • 開業

登録販売者として働く先が変わるだけで変化も大きく、やりがいや魅力を再発見できるかもしれません。

登録販売者で得た経験や知識を別の職種で活かしてみる

登録販売者として得た知識や経験は、他の職種に転職しても活かすこともできます。
例えば、製薬会社で働けば、医薬品の知識は大いに役立つでしょう。
また、健康食品やサプリメントを販売する際にも、登録販売者のスキルはプラスになります。
介護職についた場合も、医薬品を服用している高齢者が多いため、登録販売者の知識は重宝されるはずです。

これから登録販売者をめざす人が知っておきたいこと

これから登録販売者をめざす人が知っておきたいこと

ここまで、登録販売者がきついといわれる理由を説明してきました。
一方で登録販売者は、やりがいやメリットが多い仕事でもあります。

働くにはつらいと言われているがメリットも多い

登録販売者にはさまざまなメリットがありますが、なかでも代表的なものは以下のとおりです。

  • 資格手当などで収入アップが期待できる
  • お客様の健康の助けになれる

登録販売者になると資格手当がつく場合があります。
企業によって異なりますが、なかには毎月の手当が1.5万円の会社もあります。
なお、登録販売者試験の受験には年齢や実務経験、学歴が必要ありません。

また、医薬品のプロとして、お客様の健康に貢献できる点も大きなやりがいです。

勤務場所が多いことも魅力なので多方面の選択肢を持つ

登録販売者は、全国どこにいても働く場所があります。
全国に2万以上の店舗があるドラッグストアをはじめ、調剤薬局やコンビニなど、活躍の場に事欠くことはありません。

ライフステージの変化にともない引越しが必要な場合や、職場環境が合わずに転職したいときに、選択肢が多いのは大きなメリットです。

登録販売者はきつい側面もあるが魅力もたくさんある

登録販売者がきついといわれる理由や、つらいときの乗り越え方、やりがいなどを解説しました。
登録販売者には、たしかにきつい側面もありますが、同時にやりがいや魅力も多い仕事です。

本記事を参考に、ぜひ登録販売者をめざしてみてください。

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執筆者について

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