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言語聴覚士は夜間でも取得できる?社会人でも通える学校やカリキュラムを紹介

言語聴覚士に興味を持つ人のなかには、社会人として働きながら資格を取得したいと考える人もいるでしょう。
そこで今回は、働きながら言語聴覚士をめざせる、夜間部での学習について解説します。

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言語聴覚士を夜間教育で取得できる?

言語聴覚士を夜間教育で取得できる?

言語聴覚士の受験資格は、夜間部での学習でも満たすことができます。
そのため、社会人として働きながら仕事と勉強を両立させることも可能です。

言語聴覚士の国家試験を受験するためには、文部科学大臣指定の学校または都道府県知事が指定する養成施設に通うことが必要です。
養成施設のなかには夜間部を設けている学校もあるため、そこに通うことで言語聴覚士をめざせます。

なお、言語聴覚士の養成課程を設けている通信制学校はなく、通信教育での取得はできません。
働きながら資格取得をめざす場合であっても、通学は必須です。

言語聴覚士の夜間部がある学校

言語聴覚士の夜間部がある学校

言語聴覚士の養成校で、かつ夜間部がある学校は、以下の3校です。

  • 埼玉福祉保育医療製菓調理専門学校(埼玉県)
  • 大阪医療技術学園専門学校(大阪府)
  • 専門学校麻生リハビリテーション大学校(福岡県)

このうち、大阪医療技術学園専門学校と専門学校麻生リハビリテーション大学校の2校は昼夜間部となっており、平日は夜間、土曜日は昼間のカリキュラムです。
埼玉福祉保育医療製菓調理専門学校は夜間のみとなっています。

いずれの学校も平日の昼間が空いていることで、仕事など自身のライフスタイルと資格取得に向けた勉強の両立が可能です。

学校の選び方

社会人として働きながら資格取得をめざして通学する場合は、仕事と学びの両立が本当に可能なのか、事前にしっかりと検討する必要があります。
ですから、学校を選ぶ際にはオープンキャンパスに足を運び、入学後の生活をイメージしてみてください。

オープンキャンパスでは、仕事後に通える距離なのか、日常生活に支障をきたさないかなどを確認してください。

また、夜間部のある学校は多くないため、引越しが必要な場合もあります。
その場合、金銭面に問題がないかなども併せてチェックしておきましょう。

パンフレットやホームページだけでは学校の雰囲気をつかみきれません。
実際に足を運び、学校の雰囲気を体感することで、自分の生活スタイルに適しているかを判断しやすくなります。

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言語聴覚士夜間部の学費・年数・カリキュラム

言語聴覚士夜間部の学費・年数・カリキュラム

ここでは、言語聴覚士の夜間部について、学費・年数・カリキュラムの3点を解説します。

学費

学費は学校ごとに異なりますが、入学金なども含め平均して1年で150万円前後、2年間の合計は300万円程度です。
夜間部は基本的に2年制ですから、この金額を目安にしておきましょう。

言語聴覚士は資格の特性上実習が行われるため、授業料、教材費、施設費や設備費だけでなく、実習費も学費に含まれます。

また、働きながら通学する場合、カリキュラムに合わせて仕事を時短にし、収入が減ることがあるかもしれません。
金銭的に不安がある場合、事前に学費と収入を照らし合わせておくと安心です。

学費支援制度を受けられる場合もあるので、そちらも併せてチェックしておきましょう。

最短2年制で取得可能

夜間部・昼夜間部ともに、2年制となっています。
大学や社会人生活で身につけた経験を活かしながら、最短2年で資格の取得が可能です。

1年次は大学で学んできたことを土台とし、言語聴覚士の専門知識を身につけます。
2年次は、それをもとにより実践的な技術を習得する段階です。
臨床実習を通して言語聴覚士の仕事を理解していきます。

カリキュラム

1年次で基礎を身につけ、2年次から実習で現場を体験していくといった大枠は、夜間部・昼夜間部ともに変わりません。
しかし、具体的な時間割には違いがあります。

まず、夜間部の時間割を見ていきましょう。

基本的に平日週5日の授業で、1限開始が16時30分、最終の3限終了が21時20分となっています。
そのため、平日の昼間や土日は自由な時間となっており、そこで仕事をするという生活スタイルです。

それに対して、昼夜間部の場合は曜日と時間が異なります。
平日は1限と2限のみとなっており18時頃から21時過ぎまで、土曜日は1限開始が9時頃、最終の4限終了が16時過ぎです。
夜間部と比較して平日の授業開始が遅いため、昼間に長時間働くことができます。

言語聴覚士夜間部の特徴

言語聴覚士夜間部の特徴

自分が夜間部で資格を取得できるか考えるにあたって、夜間部の特徴を知っておくことが大切です。
昼間部との違い、働きながら取得できるといった特徴2点を見ていきましょう。

昼間部との違い

昼間部と夜間部は、まず入学条件が異なります。

一般的に昼間部は高卒または高校卒業見込みが条件です。
それに対して、夜間ではどの学校においても、4年制大学卒業または卒業見込みという条件があります。

短大は含まれないなどの条件があるため、夜間をめざす場合は自分が条件に合致するか募集要項を確認しておきましょう。

加えて、授業数や学費にも違いがあります。

昼間部の場合は基礎から専門分野まで3~4年制で学びますが、夜間の場合は大学で学んできたことを土台として専門分野を集中的に学習するため、年数と授業数の少ない点が特徴です。

それに応じて、学費も夜間のほうが安くなっています。
例えば、ある学校の3年制昼間部では学費が約470万円、2年制夜間部では約320万円となっており、約150万円の違いがあります。

働きながら取得できる

働きながら資格取得をめざせる点が、夜間の大きな特徴です。

昼間学校に通う場合は働くとしても夜間になってしまうため、働き方が限定されてしまいます。
しかし、夜間であれば、日中の仕事を続けながら通学が可能です。
時間帯や金銭面で不安がある人は、夜間を選択肢に入れて考えてみましょう。

ただし実習に関しては、夜間部であっても昼間に実施されます。
学校によっては実習が1ヵ月程度続くため、仕事を調整しなければなりません。
入学前に実習期間を確認し、両立可能かを考えておくことが大切です。

なお、社会人から言語聴覚士になるための詳細に関しては以下の記事をご参照ください。

言語聴覚士は夜間でも取得できる

言語聴覚士は夜間部を設けている学校があるため、夜間部で取得をめざせる資格です。
そのため、昼間は社会人として働きながら、平日の夜や土曜日の昼間に通学するなどの生活スタイルも可能となります。
ただし、大卒であることが入学条件になる点には留意しておきましょう。

また、学校を選ぶ際には学費やカリキュラムなどの面で無理がないかを確認し、オープンキャンパスに行って実際の雰囲気を感じてみると良いでしょう。

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