
本記事では、歯科医師の年収中央値や、最も多い年収分布を解説します。
年収中央値とは、年収を昇降順に並べた真ん中の値のことです。
年収中央値は平均年収と異なり、極端に低い年収や高い年収の影響を受けないため、特定の職業の年収目安を知る際の参考にできます。
歯科医師をめざそうと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
歯科医師の年収中央値はいくら?
2022年の賃金構造基本統計調査によると、企業規模が10人以上の職場で働く歯科医師の年収中央値は791万円(ボーナスを含む)でした。
ここでは、厚生労働省の2020年〜2022年の賃金構造基本統計調査を参考に、歯科医師の年収中央値を紹介します。
合わせて、最も多い年収分布を解説します。
【企業規模別】年収中央値
企業規模別の歯科医師の年収中央値は、次のとおりです。(ボーナスは含まれない)
企業規模 10人以上 |
企業規模 10人〜99人 |
企業規模 100人〜999人 |
企業規模 1,000人以上 |
|
2022年 | 705万円 | 701万円 | 985万円 | 576万円 |
2021年 | 609万円 | 602万円 | 703万円 | 537万円 |
2020年 | 604万円 | 603万円 | 518万円 | 771万円 |
歯科医師の年収中央値に平均ボーナスを加えると、次の年収になります。
企業規模 10人以上 |
企業規模 10人〜99人 |
企業規模 100人〜999人 |
企業規模 1,000人以上 |
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2022年 | 791万円 | 780万円 | 1,031万円 | 685万円 |
2021年 | 695万円 | 681万円 | 749万円 | 646万円 |
2020年 | 690万円 | 682万円 | 564万円 | 880万円 |
参考賞与(2021年) | 86万円 | 79万円 | 46万円 | 109万円 |
出典:賃金構造基本統計調査 / 令和4年賃金構造基本統計調査(順次掲載予定) 一般労働者 職種|厚生労働省
出典:賃金構造基本統計調査 / 令和3年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種|厚生労働省
出典:賃金構造基本統計調査 / 令和2年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種|厚生労働省
歯科医師の平均年収を知りたい方は、次の記事を参考にしてください。

最も多い年収分布
歯科医師の年収中央値で最も分布人数が多い年収帯は、次のとおりです。
企業規模 10人以上 |
企業規模 1,000人以上 |
企業規模 100人〜999人 |
企業規模 10人〜99人 |
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2022年 | 960万円〜1,080万円(150人) | 264万円〜288万円(69人) | 960万円〜1,080万円(45人) | 540万円〜600万円(93人) |
2021年 | 480万円〜540万円(179人) | 720万円〜840万円(103人) | 660万円〜720万円(56人) | 480万円〜540万円(130人) |
2020年 | 600万円〜660万円(135人) | 720万円〜840万円(37人) | 660万円〜720万円(43人) | 600万円〜660万円(121人) |
出典:賃金構造基本統計調査 / 令和4年賃金構造基本統計調査(順次掲載予定) 一般労働者 職種|厚生労働省
出典:賃金構造基本統計調査 / 令和3年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種|厚生労働省
出典:賃金構造基本統計調査 / 令和2年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種|厚生労働省
歯科医師の年齢別の年収を知りたい方は、次の記事を参考にしてください。

歯科医師の中央値年収は791万円
従業員が10人以上の職場で働く歯科医師の年収中央値は、2022年の時点で791万円(ボーナスを含む)でした。
また、本記事で紹介したとおり、歯科医師の年収は病院や医院の規模により大きく異なります。