鍼灸師をめざす人のなかには、手に職をつけたい主婦やキャリアチェンジをしたい社会人など、さまざまな方がいるでしょう。
この記事では、主婦や社会人が鍼灸師をめざす方法を解説します。
最短で取れる年数、受験資格、年齢制限の有無などについても触れているのでぜひ参考にしてください。
目次
主婦・社会人でも鍼灸師になれる?
主婦や社会人でも鍼灸師になれます。
鍼灸師になるには、国が指定した専門学校や大学、短大に通ったあと、はり師試験ときゅう師試験の国家試験を受けて合格する必要があります。
主婦業と通学を両立させたい場合、たとえば午前のみ、あるいは午後のみのカリキュラムを取り入れている学校を選ぶと良いでしょう。
子どもが学校へ通っている間のみ通学するなど、主婦業に専念する時間を確保できる学校を選ぶことで、両立が実現できます。
また、夜間部の学校もあるため、社会人の方でも学校に通うことが可能です。
夜間部がある学校の一例として、以下のような学校があります。
ただし、夜間の学校でも、残業が多い社会人の場合は、働きながら通学するのは難しいでしょう。
通信教育ならできるかもしれないと考えるかもしれませんが、鍼灸師の資格は通信教育では取得できません。
鍼灸師の資格を取得するには、通学する必要があります。
1年・2年で資格取得は可能?最短で鍼灸師になるには
鍼灸師になるために必要な期間は、最短で3年です。
はり師ときゅう師の国家試験の受験資格は、文部科学大臣または厚生労働省が認定する専門学校や大学などの養成機関を卒業することで得られます。
指定された鍼灸師の養成校の養成課程は3年以上なので、最短で3年必要となります。
学校の場所や日程の都合もあるかもしれませんが、最短で鍼灸師の資格を取得したい方は、4年制の大学ではなく3年制の専門学校を選ぶのが良いでしょう。
鍼灸師の資格を最短で取得したい方は、以下で詳しく解説しているので、参考にしてください。
鍼灸師の受験資格には年齢制限がある?
鍼灸師になるのに、年齢制限はありません。
そのため主婦や社会人のキャリアチェンジでも、資格取得は可能です。
鍼灸師は、鍼灸院や鍼灸整骨院だけでなく、病院やクリニック、エステサロン、スポーツ施設など、さまざまな就職先があります。
自身の得意な領域や、経験したことがある業務と関係した就職先を選ぶことで、これまでのキャリアや経験を活かすことも可能です。
開業すれば自宅で仕事ができたり、都合の良い時間帯に働けたり、自由な働き方ができるので、家族や自分の予定に合わせて仕事をしたい方は、開業も一つの選択肢になります。
主婦や社会人でも鍼灸師をめざせる
主婦でも、キャリアチェンジをしたい社会人でも鍼灸師をめざせます。
ただし、鍼灸師になるには、最低3年間学校に通う必要があります。
午後から通える学校や夜間通学が可能な学校などさまざまな学校があるので、ご自身の都合に合う学校を選びましょう。