
医療機器の営業職は、きついと感じる人も多い仕事です。
本記事では、医療機器の営業職として働いている人や、これから働きたいと考えている方に向けて、よく挙げられるきつさの理由や、きつい場合の対処法、向いている人の特徴などを紹介します。
目次
医療機器営業がきつい理由
医療機器営業がきつい理由として、よく挙げられるのは以下の3つです。
- 厳しいノルマがある
- 常に勉強が必要
- 不規則なスケジュールで忙しい
それぞれ見ていきましょう。
厳しいノルマがある
医療機器の営業がきつい理由として、ノルマの厳しさが挙げられます。
営業職はどの業界でもノルマを課せられるケースがありますが、医療機器の営業の場合、取り扱う商品の多くが高額なので、営業の際にはお客様に対してより大きな決断を促すことになります。
促す決断の大きさは、そのまま営業の難しさにつながるものです。
このことから、医療機器の営業職に課せられるノルマは、達成が難しく、きついと言われる要因になっています。
常に勉強が必要で大変
医療機器の営業職は、常に勉強を続ける必要があります。
医学は常に進歩しています。
そして、医療機器の営業職が営業する相手は、最先端の医療現場に従事する人たちです。
そのため、医療機器の営業職は常に勉強し、最新の医療に関する知識を身につけておく必要があります。
加えて、医療機器そのものの知識も、常にアップデートしなければなりません。
医療機器の営業職として働き続ける限り、そのような勉強に終わりはありません。
終わりのない勉強が苦痛な人であれば、医療機器の営業はきついと感じやすいでしょう。
スケジュールが不規則で忙しい
医療機器の営業は、訪問先の医師に合わせてスケジュールを組まなければいけないため、一般的な営業職よりもさらに不規則な生活になりがちです。
医師自身が多忙な職業なので、その都合に合わせて行動する医療機器の営業職も、必然的にハードな日程のなかで動くことになります。
加えて、販売した医療機器に不具合が出た場合は、病院から呼び出し がかかることもあり、これも不規則な生活の一因です。
医療機器の不具合は、そのまま患者さんの健康に直結しかねないため、昼夜を問わず対応しなければなりません。
医療営業がきつい場合の対処法
ここでは、医療機器の営業がきついと感じた場合の対処法として、以下の3つを紹介していきます。
- 達成しやすい目標を設定する
- 現状ときちんと向き合う
- 転職する
達成しやすい目標を設定する
営業ノルマに追われることをきついと感じた場合は、会社から課せられたノルマの他に、頑張れば達成できるレベルの目標を設定してみましょう。
到底達成できそうにないノルマだけを追っていくと、自信を失い、仕事を苦痛に感じやすくなります。
頑張れば手が届く目標を作り、達成することで自分の成長を実感でき、自信にもつながります。
そうして小さな目標達成を積み重ねていけば、ずっと遠くに見えていたノルマに手が届く可能性も生まれてくるかもしれません。
現状ときちんと向き合う
医療機器の営業がきついと思ったときには、現状を冷静に分析してみるのも良いでしょう。
今のきつさは、自分の努力で乗り越えられる種類のものなのか。
乗り越えられた場合、その先で得られるのは、自分の努力に見合ったものなのか。
いったん立ち止まってじっくりと考えることで、普段は考慮しない選択肢も含め、解決策が見えてくるかもしれません。
転職する
現在感じているきつさが、転職で解消される場合もあります。
たとえ同業種であっても、会社が変われば環境も大きく変わるものです。
あるいは、これまでに培ったスキルを携え、未経験の業種にチャレンジしてみるのも良いでしょう。
転職するかどうか決めていなくても、転職サイトや転職エージェントに登録することで、他の選択肢を見つめてみるきっかけになります。
医療機器営業に向いている人
ここでは、医療機器の営業職に向いている人の特徴として、以下の2点を紹介していきます。
- 新しい知識を知ることが好きな人
- 人助けできる仕事をしたい人
新しい知識を知ることが好きな人
医療機器の営業は、知識を得ることが好きな人に向いている仕事です。
最新の医療機器を取り扱うためには、最新の医療に関わる知識が必要です。
医学の進歩に寄り添い、新しい知識を楽しんで習得できる人は、医療機器の営業にやりがいを感じやすいでしょう。
人助けできる仕事をしたい人
医療機器の営業職は、患者さんの健康を守る仕事の一つです。
患者さんと直接関わることはあまりありませんが、医療機器を通して、多くの患者さんの助けになることができます。
営業や医療機器の説明などで病院を訪ねた際には、感謝の言葉を向けられることもあるでしょう。
営業を通して、多くの人を助けたいと考えている人には、医療機器の営業職はおすすめの仕事です。
医療機器営業は大変だがやりがいのある仕事
医療機器の営業職は、不規則なスケジュールのなかで、厳しいノルマや終わりのない勉強と向き合う必要があり、きついと感じる人の多い職業です。
一方で、営業を通して患者さんの健康に貢献できる、意義のある仕事でもあります。
きつい面とやりがいの両方を理解したうえで、医療機器の営業職をめざすことを検討してみてください。