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柔道整復師になるには費用はどれくらいかかる?支援制度も解説

柔道整復師になるには、柔道整復師養成施設(専門学校・短大・大学)にて必要なカリキュラムを3年以上修学し、国家試験に合格する必要があります。
そのため柔道整復師の資格を取得する費用は、養成施設での学費が大半です。

そこでこの記事では、養成施設にかかる学費を解説します。
また、支払いの負担を減らしてくれる支援制度にも触れているので、これから柔道整復師をめざす方はぜひ参考にしてください。

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柔道整復師になるにはどれくらい費用が必要?

柔道整復師になるにはどれくらい費用が必要?

柔道整復師になるために必要な費用を解説するうえで外せないのが、養成学校の学費です。
養成学校は大きく分けて、3年制の専門学校と短大、4年制の大学になります。
それぞれにかかる費用を解説するので、参考にしてください。

柔道整復師を養成する専門学校の学費

全国各地にある専門学校を5校ピックアップして、卒業までにかかる費用を表にまとめました。

A校 398万円
B校 448万円
C校 447万円
D校 415万円
E校 440万円

5校分の学費を見てみると、約400〜450万円が費用の相場です。

柔道整復師を養成する大学の学費

全国各地にある大学を5校ピックアップして、卒業までにかかる費用を表にまとめました。

F校 640万円
G校 705万円
H校 653万円
I校 667万円
J校 709万円

5校分の学費を見てみると、約640〜710万円が費用の相場です。
専門学校よりも通学期間が1年長いため、総費用は高くなっています。

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柔道整復師の学費を安くする支援制度

柔道整復師になるための費用は、専門学校で約400〜450万円、大学で約640〜710万円が学費の相場です。
各年の前期・後期で分割払いできるとはいえ、大きな金額になります。

全額をすぐに準備できない場合は、支援制度の利用を検討してみましょう。
学びたい意欲がある優秀な方が、学費を払えないために柔道整復師の道を諦めることのないよう、国や学校などから学費を支援する制度が誕生しています。
代表的な支援制度は次のとおりです。

給付金制度の紹介

厚生労働省が支援する制度の一つに、専門実践教育訓練給付金があります。

労働者の中長期的なキャリア形成が可能な教育訓練が対象で、柔道整復師も指定を受けています。
支援の内容は以下のとおりです。

  • 学費の50%(年間上限40万円)が半年ごとに支給
  • 資格取得後1年以内に雇用保険の被保険者として雇用された場合は、学費の20%(年間上限16万円)が追加で支給

支給申請はハローワークが行っているため、給付についての詳細はハローワークで確認してください。

 

奨学金制度の紹介

奨学金制度には、民間のものから地方公共団体のものまで、複数の種類があります。
そのなかでも利用者が多く一般的な奨学金制度である、日本学生支援機構(旧 日本育英会)の奨学金を紹介します。

給付奨学金(返済不要)

給付奨学金は返済不要の給付が受けられる、2020年4月より開始した新しい奨学金制度です。
対象者の基準は以下の2つです。

  • 世帯収入の基準を満たしていること
  • 成績だけでなく、レポートなどで学ぶ意欲を確認できる学生

※勉強がおろそかになった場合、支援が打ち切られることがあります。

給付型奨学金の対象になれば、返済不要で授業料が免除・減額されます。
金額は最大で年間約70万円 です。

貸与奨学金(返済必要)

貸付奨学金には、返済時に利子が付かない第一種奨学金、利子の付く第二種奨学金などがあります。
それぞれの学力と家計の基準のなかには、以下のようなものがあります。

学力基準 家計基準
第一種奨学金 高等学校などの全履修科目評定平均値が、5段階評価で3.5以上 世帯人数3人の場合の所得上限額
給与所得657万円
給与所得以外286万円
第二種奨学金 高等学校または専修学校(高等課程)での学業成績が平均水準以上 世帯人数3人の場合の所得上限額
給与所得1,009万円
給与所得以外601万円

学校独自の支援制度

上記で紹介した公的機関の支援制度だけでなく、学校側が独自に支援制度を設けているところもあります。
各学校で独自に設けているため、内容はさまざまです。
ここでは、実際に行われている制度を3つ紹介します。

K校
特待生支援
特待生試験を実施し、成績優秀者には初年度の学費(入学金・授業料)の一部を免除。
免除になる金額は、50万円、20万円、5万円の3段階。
L校
ダブルライセンス取得支援
柔道整復師と鍼灸師の2つの資格をめざす方へ向けての支援制度。
入学金や授業料など3年間の総額で210万円免除。
M校
夜間部支援
社会人の学び直しを支援する制度。
3年間で総額100万円の学費を減免。

特に、特待生支援を実施している学校はほかにもありますので、気になる学校がある方は調べておきましょう。

柔道整復師になるためかかる費用を理解してめざそう

柔道整復師になるための費用は、養成学校の学費が大部分を占めています。
専門学校で約400〜450万円、大学で約640〜710万円です。

また、学びたい意欲がある優秀な方が、学費を払えないばかりに柔道整復師の道を諦めることのないよう、学費の支払いを支援してくれる制度もあります。
学校独自のユニークな支援制度も用意されている場合もあるので、気になる学校がある方は、学費や支援制度のチェックも忘れずにしてください。
費用の相場や支援制度を理解し、柔道整復師になるための学校を見つける手がかりにしましょう。

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