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医療事務に必要なパソコンスキルは?習得しておくべきスキルを解説

医療事務は、パソコンを用いて会計業務やレセプト作成を行うため、一定のパソコンスキルが必要です。
医療事務にパソコンスキルが必要とわかっていても「最低限必要なパソコンスキルはどれくらい?」「どのような端末を使用するの?」と、悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

本記事では、医療事務が扱うパソコンの種類や最低限必要なパソコンスキル、勉強しておきたいパソコンスキルを解説します。
医療事務をめざすにあたって、入職前にパソコンスキルを習得しようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

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医療事務はパソコン操作ができないとまずい?

医療事務はパソコン操作ができないとまずい?

医療事務は電子カルテやレセプトコンピュータを用いてレセプトの作成や会計業務を行うため、一定のパソコンスキルが必要です。

しかし、高度なパソコンスキルは必要ありません。
スムーズに文字を入力できるタイピングスキルがあれば、基本的な業務は支障なくこなせます。

ただし、資料作成を行う場合もあるため、WordやExcelなどの基本的なパソコンスキルは持っておいたほうが良いでしょう。

医療事務が扱うパソコンの種類

医療事務は、レセプトコンピュータ・電子カルテ・事務用のパソコンといった、さまざまな端末を使用します。
ここからは、医療事務が扱うパソコンの種類を解説します。

レセプトコンピュータ

レセプトコンピュータとは、診療報酬明細書(レセプト)を作成するためのパソコンです。
つまり、疾病名に対応した治療や投薬、療養にかかる診療報酬を計算し、請求に必要な明細書を作成します。

近年では、診療内容などを点数に換算して入力する作業は自動化されており、入力内容に誤りがないかを確認する業務に重点が置かれています。

その他にも、処方箋や診療明細書などの帳票の発行、予約管理システムとの連携などさまざまな機能が搭載されています。

レセプトコンピュータは医療機関ごとに異なるため、事前に具体的な操作を学習するのは難しいのが現状です。
入職したのち、実際に操作しながら覚える必要があるでしょう。

電子カルテ

電子カルテとは、診療内容や患者情報を閲覧・管理できるシステムのことです。

従来紙カルテで管理されていた診療内容や患者情報などを電子化したもので、検査数値や検査画像、処方内容など、診察や治療に必要なあらゆるデータを管理・閲覧できます。

電子化により、端末さえあれば院内のどこでもデータを管理・閲覧できるようになっています。
電子カルテを管理・閲覧できる端末は、医師だけではなく看護師や医療事務にも用意されている場合がほとんどです。

事務用のパソコン

医療事務は、院内掲示物の作成を依頼されることがあり、その際に一般的なパソコンを使用します。

依頼される内容の例は、次のようなものです。

  • 来院者に向けた院内掲示物
  • 職員への伝達用の掲示物
  • 院内会議に必要なレジュメや議事録

以上の資料を作成する際に、WordやExcelなどのソフトを使用します。
そのため、WordやExcelなどの基本的な操作方法は身につけておいたほうが良いでしょう。

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医療事務で最低限必要なパソコンスキル

医療事務で最低限必要なパソコンスキル

医療事務が特に最低限習得しておきたいのは、正確かつすばやいタイピングスキルとビジネスメールに関わる知識です。
ここでは、なぜタイピングスキルとビジネスメールの知識が必要であるかを解説します。

正確かつすばやくタイピングができる

医療事務に最も強く求められるパソコンスキルは、必要な情報を正確に、そしてすばやく入力できるタイピングスキルです。
タイピングが遅いと会計時に来院者や患者さんを待たせてしまったり、入力した情報に誤りがあるとレセプト請求の審査に通らなかったりする恐れがあります。

理想はブラインドタッチにより、正確かつすばやく入力できることです。
とはいえ、医療事務として日々業務に携われば、自然とタイピングスピードは上がります。
まずは正確さを重視して、確実に業務をこなしていきましょう。

ビジネスメールができる

ビジネスメールは医療事務が押さえておきたいパソコンスキルの一つです。
医療事務は消耗品の発注などで、ときおり院外の業者とメールでやりとりする場合があるためです。

ビジネスメールには「挨拶・名乗り・要件・結び」の基本の構成があります。

  • 挨拶:いつもお世話になっております。
  • 名乗り:〇〇病院 事務部 〇〇です。
  • 要件:ご依頼いただいた書類をお送りいたします。
  • 結び:何卒よろしくお願い申し上げます。

相手に敬意を表す謙譲語や丁寧語を正しく用いて、失礼のないビジネスメールを送る技術を習得しましょう。

医療事務をめざすなら勉強しておきたいパソコンスキル

医療事務には、資料や統計データの作成のために、WordやExcelを操作するスキルが必要です。
ここでは、WordやExcelのスキルがどのような場面で必要になるのかや、習得してほしい基本的な操作の例を解説します。

Word

医療事務は、文書作成ソフトであるWordを使用する場面があります。
掲示物や紹介状など、資料作成を依頼されることがあるためです。

習得しておきたい主な操作は次のとおりです。

  • 書式設定・文字サイズの変更
  • 写真や画像の挿入
  • 表の作成
  • 文字の左右・中央寄せ
  • 段落設定
  • 文章の切り取り・貼り付け

必須ではありませんが、募集条件にWordの基本操作が含まれている場合もあります。
転職を有利にしたいのであれば、習得しておいて損はないでしょう。

Excel

Excelは院内の患者数や診察件数の統計データを取る際などに使用します。
習得しておきたい主な操作は次のとおりです。

  • フォントの書式設定
  • 文字や数字の切り取り・貼り付け
  • 列や行の挿入・削除
  • 列の幅や行の高さの変更
  • セル結合
  • 足し算引き算などの四則演算

Excelも必須ではありませんが、募集条件にExcelの基本操作が含まれている場合があります。
Wordと一緒に習得しておくと良いでしょう。

PowerPoint

使用頻度は少ないですが、資料作成に使用する可能性があります。
ときおり、募集条件にPowerPointの基本操作が含まれていることもあるため、時間に余裕あれば習得しても良いかもしれません。

医療事務をめざすなら基本的なパソコンスキルは習得しておこう

医療事務に特別なパソコンスキルは必要ありません。
まずは、スムーズに文字入力ができるように、タイピングスキルを身につけましょう。

そして次に、WordとExcelの操作を覚えることをおすすめします。
資料作成などの際に必要であるのに加えて、求人の募集条件にWordとExcelが含まれている場合があるためです。

医療事務は病院やクリニックの経営を支える重要な職業です。
会計業務やレセプト請求という形で、医療業界に貢献してみませんか。

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執筆者について

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