【2021年度】臨床検査技師・国家試験の合格率の推移

「臨床検査技師国家試験の合格率はどれくらい?」「臨床検査技師の国家試験に向けて効果的な学習方法はある?」と悩んでいませんか。

学校生活が後半になると、国家試験の学習に向けて本腰を入れる必要があります。
しかし合格率を上げるには、試験の難易度を把握し、効果的な方法で学習することが重要です。

そこで本記事では、臨床検査技師の国家試験情報を4つの項目に分けて解説します。

1. 【2021年度】臨床検査技師・国家試験の合格率
2. 過去5年間の臨床検査技師・国家試験の合格率の推移
3. 学校別｜2021年度 臨床検査技師の国家試験の合格率
4. 合格率アップのために！臨床検査技師 国家試験の対策について

試験の難易度や対策をきちんと把握して、国家試験の合格率を高めましょう。

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【2021年度】臨床検査技師・国家試験の合格率

まずは、2021年度の臨床検査技師・国家資格の合格率をご紹介します。
下の表を参考に、臨床検査技師の全体・新卒・既卒の合格率を確認しましょう。

【2021年度：臨床検査技師 国家試験】

2021年度：臨床検査技師 国家試験	受験者数（人数）	合格者数（人数）	合格率
全体	5,115人	4,101人	80.2%
新卒	3,947人	3,614人	91.6%
既卒	1,168人	487人	41.7%

また、データをもとに受験者数÷合格者数で計算した合格倍率は、以下になります。

• 全体の合格倍率：1.2倍（1.2人の内1人合格）
• 新卒の合格倍率：1.1倍（1.1人の内1人合格）
• 既卒の合格倍率：2.4倍（2.4人の内1人合格）

過去5年間の臨床検査技師・国家試験の合格率の推移

次に、臨床検査技師の国家試験合格率を年度別に解説します。
下の表によると、2019〜2020年度にかけて合格率はやや減少傾向です。
しかし2021年度は、過去5年間で比較しても最も高い合格率となりました。

なお受験者数は、年度を重ねるごとに増加する傾向にあります。
臨床検査技師は、職業として人気が高まっていると考えられるでしょう。

【臨床検査技師 国家試験 年度別推移】

	受験者数（人数）	合格者数（人数）	合格率
2017年度	4,739人	3,729人	78.7%
2018年度	4,829人	3,828人	79.3%
2019年度	4,816人	3,620人	75.2%
2020年度	4,854人	3,472人	71.5%
2021年度	5,115人	4,101人	80.2%

【臨床検査技師国家試験の受験者数・合格者・合格率の推移】

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学校別｜2021年度 臨床検査技師の国家試験の合格率

ここからは4つの項目に分けて、学校別の臨床検査技師国家試験の合格率をご紹介します。

1. 専門学校｜2021年度 臨床検査技師 国家試験 合格率
2. 短期大学｜2021年度 臨床検査技師 国家試験 合格率
3. 4年制大学｜2021年度 臨床検査技師 国家試験 合格率

なお、短期・専門学校は出願者数が90人以上、4年制大学は出願者数が100人以上の学校を選定しました。

専門学校｜2021年度 臨床検査技師 国家試験 合格率

新卒で最も合格率が高いのは、湘央医学技術専門学校 臨床検査技術学科の100％でした。
既卒で最も合格率が高いのは、大阪医療技術学園専門学校 臨床検査技術科の73.9%です。

【2021年度：臨床検査技師 国家試験】

大学名	出願者	受験者数（人数）	合格者数（人数）	合格率
①東京医学技術専門学校 臨床検査技師科	新卒	40人	32人	80％
	既卒	54人	16人	29.6％
②湘央医学技術専門学校 臨床検査技術学科（日本衛生科学技術学院）	新卒	48人	48人	100％
	既卒	30人	13人	43.3％
③大阪医療技術学園専門学校 臨床検査技師科	新卒	66人	63人	95.5％
	既卒	23人	17人	73.9％

短期大学｜2021年度 臨床検査技師 国家試験 合格率

新卒で最も合格率が高いのは、神戸常盤大学 保健科学部医療検査学科の95.8％になります。
既卒で最も合格率が高いのは、森ノ宮医療大学 保健医療学部臨床検査学科の64.5%です。

【2021年度：臨床検査技師 国家試験】

大学名	出願者	受験者数（人数）	合格者数（人数）	合格率
①新渡戸文化短期大学 臨床検査学科（東京文化短期大学 臨床検査学科）	新卒	65人	62人	95.4％
	既卒	13人	2人	15.4％
②神戸常盤大学 保健科学部医療検査学科	新卒	72人	69人	95.8％
	既卒	15人	7人	46.7％
③森ノ宮医療大学 保健医療学部臨床検査学科	新卒	54人	45人	83.3％
	既卒	31人	20人	64.5％

4年制大学｜2021年度 臨床検査技師 国家試験 合格率

新卒で最も合格率が高いのは、藤田医科大学医療科学部臨床検査学科の100％です。
既卒で最も合格率が高いのは、北里大学医療衛生学部医療検査学科の66.7％となりました。

【2021年度：臨床検査技師 国家試験】

大学名	出願者	受験者数（人数）	合格者数（人数）	合格率
①藤田医科大学 医療科学部臨床検査学科	新卒	124人	124人	100％
	既卒	1人	0人	0％
②北里大学 医療衛生学部医療検査学科	新卒	109人	108人	99.1％
	既卒	15人	10人	66.7％
③杏林大学保健学部 臨床検査技術学科・保健学科	新卒	101人	97人	96％
	既卒	20人	10人	50％
④麻布大学 生命・環境科学部臨床検査技術学科・環境保健学部衛生技術学科	新卒	76人	69人	90.8％
	既卒	28人	11人	39.3％
⑤熊本保健科学大学 保健科学部	新卒	100人	93人	93％
	既卒	37人	13人	35.1％
⑥帝京大学 医療技術学部臨床検査学科	新卒	91人	88人	96.7％
	既卒	5人	1人	20％
⑦国際医療福祉大学 福岡保健医療学部医学検査学科	新卒	84人	82人	97.6％
	既卒	10人	4人	40％
⑧九州保健福祉大学 生命医科学部生命医科学科	新卒	40人	38人	95％
	既卒	43人	12人	27.9％

合格率アップのために！臨床検査技師 国家試験の対策について

「少しでも合格率を上げるために、効果的な勉強方法を知りたい」と思いませんか？
臨床検査技師国家試験では、過去問を入手しておくことがポイントになります。
過去問をもとに試験の傾向をつかみ、最短距離での国家試験合格をめざしましょう。

過去問への対策が重要！

臨床検査技師の国家試験問題は、過去問の内容に類似した問題が出題される傾向が強いです。
過去問を使うメリットには以下が挙げられます。

1. 国家試験問題の出題傾向をつかめる
2. マークシート式の問題に慣れることができる
3. 国家試験に必要な知識を網羅的に知ることができる

過去問をしっかりと学習して、臨床検査技師の国家試験に合格しましょう。

臨床検査技師 国家試験の過去問はこちら

臨床検査技師の国家試験の過去問は、厚生労働省ホームページで公開されています。

第67回臨床検査技師国家試験問題および正答について
第66回臨床検査技師国家試験問題および正答について
第65回臨床検査技師国家試験問題および正答について
第64回臨床検査技師国家試験問題および正答について
第63回臨床検査技師国家試験問題および正答について

臨床検査技師 国家試験について正しく理解して合格率を高めよう

今回は臨床検査技師の国家試験合格率を解説しました。
試験の合格率や合格のための学習方法について、ポイントを以下にまとめます。

1. 2021年度臨床検査技師の国家試験合格率は、80.2％
2. 過去5年間の合格率推移は、71.5〜80.2％
3. 学校別で国家試験合格率を見ても、新卒の場合80〜100％であり合格率の差は小さい
4. 臨床検査技師の効果的な学習方法は、過去問を網羅的に学習して傾向をつかむこと

過去問を中心に計画的な学習を進めて、国家試験合格を手に入れましょう。

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