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看護助手と介護士の違いは?それぞれの仕事内容や給料を比較

看護助手あるいは介護士になりたいと考えている方に向け、その違いを解説します。
それぞれの特徴が理解できれば、どちらがより自分にあっているかわかるでしょう。

看護助手と介護士の仕事内容や平均的な給与、それぞれに向いている人の特徴も解説しますので、ぜひ参考にしてください。

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看護助手と介護士の違いとは

看護助手と介護士の違いとは
看護助手と介護士は、誰かをサポートするという点は共通していますが、サポートする対象や就業場所などに違いがあります。
ここからは看護助手と介護士、それぞれの特徴を詳しくみていきましょう。

看護助手とはどのような仕事?

看護助手とは、医療現場で医師や看護師をサポートする仕事です。
ここでは、看護助手の仕事内容や必要な資格、平均給料を紹介します。
看護師に向いている人も紹介しますので、自分に当てはまるかをチェックしてみてください。

看護助手に必要な資格はある?

看護助手に必須の国家資格はありません。
関連する民間資格として、メディカルケアワーカーと看護助手実務能力認定試験の2つがあります。
実務に役立つことに加え、採用や手当などの面で優遇が期待できるため、看護助手として働くなら取得を目指すと良いでしょう。

メディカルケアワーカーは、看護助手として求められる能力を証明する資格で、合格率は2級が72.7%、1級が75.8%です(2020年)。
2級を受けるには、看護助手または介護職員として1年以上の実務経験または、医療福祉情報実務能力協会指定の教育機関の講座を修了する必要があります。

看護助手実務能力認定試験は、看護助手として医療機関で即戦力となって働ける能力を判断する試験です。
実務経験などの条件がないため、誰でも試験を受けられます。
合格率はおおむね60%~80%です。

看護助手の主な仕事内容

看護助手の主な仕事内容は、看護師の補助や患者さんのサポート、病室などの清掃作業です。
看護師の補助業務としては、医療器具の用意や消毒、片付け、医師に検査結果を渡すなど、検査や診察のサポートも含まれます。

患者さんのサポート業務としては、介助が必要な患者さんの身の回りのお世話をします。
具体的には、患者さんの着替えや入浴、食事介助などです。
身体が不自由で動けない方の場合は、車いすによる移動の介助も含まれます。

また、病室や診察室の清掃やゴミ回収、シーツ交換など、環境整備も看護助手の仕事です。

看護助手の平均給料

看護助手の平均年収は約280万円です。
男女で比較してみると、男性が約330万円、女性が約260万円となっています。
また年齢別では、20代が230~250万円、30代が240~250万円、40代が280~330万円です。

ただし、勤めている地域や病院の規模、勤続年数、役職などによっても異なります。

看護助手に向いている方の特徴

看護助手に向いているのは、以下のような方です。

  • 体力がある
  • 人と接することが好き
  • 何事にも臨機応変に対応できる
  • 人の世話が好き
  • 向上心がある

看護助手に向いている人の特徴について、詳しくは下記をご覧ください。

看護助手がやりがいと感じる場面

看護助手は、人の役に立つことでやりがいを感じやすい仕事です。

自分の仕事に対して、医師や看護師、患者さんから「ありがとう」と言われたときには、大きなやりがいを感じられるでしょう。

看護助手が患者さんと接する機会は、医師や看護師以上に多いです。
患者さんの身の回りのお世話もするため、感謝される機会も多くなります。
長くお世話をしていた患者さんが元気になり、退院していく姿にもやりがいを感じられるでしょう。

患者さんのなかには、病気に不安を抱えている方も多くいます。
そのような方の気持ちに寄り添い、精神的な支えとなれることに喜びを感じる方もいるでしょう。

介護士とはどのような仕事?

介護士とは、介護施設などで介護に携わる方の総称です。
自宅に訪問して介護を行う介護ヘルパーも介護士に該当します。
ここでは、介護士の業務内容や必要な資格を紹介しましょう。

介護士に必要な資格

資格がなくても介護士として働けますが、介護の補助しかできません。
介護職員初任者研修や介護福祉士実務者研修の修了、介護福祉士資格の取得により、業務の幅が広がります。

そのため、介護士は実務経験を積みながら、これらの資格を取得していくのが一般的です。

介護職員初任者研修は、介護の基礎的な知識と技術が身についていることを証明する基礎資格です。
初任者研修講座修了後に筆記試験を受け、合格すれば取得できます。
受講条件はありません。

介護福祉士は介護の専門的な知識と技術を習得していることを証明する国家資格です。

試験を受けるには、以下のいずれかの要件を満たさなければなりません。

  • 3年以上の実務経験があり、実務者研修を修了している
  • 福祉系の高校で介護に関する所定の科目を修了し、卒業している(実技試験免除)
  • 介護福祉士養成施設を卒業(修了)している(実技試験免除)

介護福祉系の学校を卒業していれば、卒業後に国家資格の受験資格が得られます。
それ以外の場合は、介護施設などで3年以上勤務し、実務者研修を修了しなければなりません。

なお、介護福祉士の2020年度合格率は71.0%です。

介護士の主な仕事内容

介護士の主な仕事内容は、介護を必要とする方の身の回りのお世話や精神面のケアです。
食事補助や入浴、排泄の補助など、要介護者が一人でできないことをサポートします。

要介護者には悩みを抱えている人もいるため、相談に乗ったり、アドバイスをしたりすることも介護士の仕事の一環です。

介護福祉士は、通常の介護業務に加え、介護相談や現場指導、医師の指導のもとであれば、喀痰吸引や経管栄養法の処置もできます。
現場責任者を担うケースも多いです。

資格を持っていない介護士は、介護の補助業務しかできないため、長く介護の仕事を続けていくのであれば、介護福祉士資格取得を目指しましょう。

介護福祉士の具体的な仕事内容を知りたい方は、以下の記事を読んでみてください。

介護士の平均給料

介護士の平均月収は約15~27万円、平均年収は約380万円です。
また年代別でみると、20代は290~340万円、30代は380~420万円、40代は430~450万円となっています。
看護助手同様、地域や施設の規模、勤続年数、役職などによって異なります。

なお、介護福祉士の平均給料は、約19~27万円です。
介護における全般業務を担えるため、資格を持っていない介護士よりも給与額が高くなっています。

介護士に向いている人の特徴

介護士に向いている人の特徴は、以下です。

  • 思いやりがある
  • 人の世話が好き
  • 体力がある
  • 高齢者を敬える
  • 気持ちをすぐに切り替えられる

介護士は要介護者に対して、思いやりのある行動を心がけなければなりません。
高齢者を敬い、真心をもって身の回りのお世話ができる人に向いています。

また、体の不自由な要介護者の補助には力が必要です。
体力的にきつい仕事であり、体力に自信がある人に向いているでしょう。

ときには要介護者から暴言を吐かれたり、親族からクレームをつけられたりすることもあります。
気持ちをうまく切り替えられず、ストレスがたまったり、精神的に傷ついたりして仕事を続けられなくなる方もいます。
介護士には、気持ちをすぐに切り替えられること、メンタルの強さも求められるのです。

介護士がやりがいと感じる場面

介護士は要介護者と毎日接し、身の回りのお世話をします。
「ありがとう」と言ってもらえる機会も多く、やりがいを感じるでしょう。

思いやりを持って仕事をしていると、要介護者やそのご家族から「この施設を利用して良かった」などの声もいただけます。

また、介護士は女性がキャリアアップしやすい職種です。
責任ある地位に就ければ、向上心が強い方も、介護現場でやりがいを感じられるでしょう。

看護助手と介護士の違い

看護助手と介護士の違いをまとめると以下になります。

主な仕事内容 主な就業場所 主な資格 給与
看護助手 医師・看護師・患者さんのサポート業務 医療機関 ・看護助手実務能力認定試験
(誰でも受験可能)
・メディカルケアワーカー
(実務経験または講座修了が必要)
年収:約280万円
介護士 要介護者の身の回りの世話
(資格の有無によって携われる業務内容が異なる)
高齢者施設
介護施設
・介護職員初任者研修
(誰でも受講可能)
・介護福祉士
(養成施設卒業や実務経験が必要となる国家資格)
年収:約380万円

看護助手と介護士はどちらも人を支える重要な仕事!

看護助手と介護士は、どちらのほうが大変?と気になっている方もいるかもしれませんが、それぞれ大変と感じる場面は異なります。
ただ、看護助手も介護士も人を支える仕事であり、やりがいのある仕事であることは間違いありません。
患者さんや要介護者の方と接し、直接感謝を伝えてくれる方もいる現場であり、人の役に立ちたい人にはぴったりでしょう。

また、どちらの仕事も資格がなくても就け、実務経験を積みながらスキルアップして、業務の幅を広げていけます。

どちらを目指すか迷っている方は、仕事内容を比較し、自身が将来どうなりたいのかをあらためてイメージすることが大事です。
医療現場で働き、病気やケガの人をサポートしたい人、将来看護師を目指したい人は看護助手、介護施設などで高齢者をサポートしたい人は介護士、介護福祉士を目指すと良いでしょう。

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