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看護助手の面接のポイントは?事前対策や面接で聞かれること

看護助手の面接に受かるにはどのような点に気を付ければ良いのでしょうか。

この記事では、看護助手の面接に受かるためのポイントやよく聞かれる質問、看護助手に求められる資質について解説します。
あわせて、面接に落ちる原因から、受かるための対策を考えます。
これから看護助手の面接に臨む方は、ぜひ参考にしてください。

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看護助手の面接に合格するコツ

看護助手の面接に合格するコツ

看護助手の面接に合格するには、採用担当者にあなたが看護助手としてふさわしいと思ってもらわなければなりません。
そのためには、次の5つのポイントを押さえて面接に臨みましょう。

  • 経験やスキルをアピールする
  • 適性をアピールする
  • 熱意を伝える
  • ハキハキと受け答えする
  • 志望動機をうまくまとめる

経験やスキルをアピールする

看護助手の仕事は忙しく、肉体的にもハードです。
実際に働いてみると思っていた仕事内容と違い、続かない方もいます。

看護助手の経験があれば仕事内容を知っているので、このような理由で辞めてしまうことは少なくなります。
また、一から教えなくても良いので、即戦力が求められる職場では重宝されるでしょう。

看護助手に限らず、医療や介護の現場で働いてきた経験は大きなアピールポイントになります。

医療や介護の現場以外の経験でも、看護助手の仕事に活かせる経験であれば構いません。
例えば、接客経験があればコミュニケーション能力、事務経験があればパソコンスキルなどをアピールしましょう。

適性をアピールする

看護助手の適性とは、

  • コミュニケーション力がある
  • 人の世話や人の役に立つことが好き
  • 臨機応変に対応できる

などです。

看護助手は患者さんと接する機会が多く、看護師と協力して仕事をする必要があるため、コミュニケーション力は欠かせません。

また、患者さんに寄り添い、サポートをするには、人の世話をすることが好き、人の役に立ちたいという思いがあることが重要です。

いつ何が起こるかわからない医療現場では、臨機応変に対応できる能力も求められます。

熱意を伝える

どのような仕事の面接でもいえることですが、熱意を伝えることは大切です。
医療業界は常に人手不足で離職率も高いため、長く続けられる人材を求めています。
しっかりと熱意を伝え、長く働けることをアピールしましょう。
看護師を目指している場合には、今後のビジョンを伝えると効果的です。

ハキハキと受け答えする

看護助手の仕事は看護師や患者さんとのやり取りが多く、しっかりとした受け答えができないと業務に支障をきたします。

面接ではそのような点も見られているので、質問には明るくハキハキと受け答えしましょう。

志望動機をうまくまとめる

自分がなぜ看護助手になりたいのか、どうしてこの職場で働きたいのかをしっかり伝えましょう。

志望動機がうまくまとまらない方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

看護助手の面接で多い質問とは

看護助手の面接で多い質問とは

看護助手の面接で多い質問は、次の6つです。

  • 看護助手になりたい理由
  • 体力があるか
  • 土日祝や年末年始に働けるか
  • なぜこの病院を選んだのか
  • 介護業務ができるか
  • 将来のビジョン

看護助手になりたい理由

看護助手は資格なし未経験でも働けるため、やる気が重視されます。
人の役に立つ仕事がしたい、医療現場で働きたい、患者さんをサポートしたいなど、抽象的な理由ではなかなか熱意が伝わりません。
質問にはっきり答えられるように、あなた自身の言葉で具体的な回答を準備しておくことが大切です。
自分が病院に通って経験したことや、志望先のホームページから情報収集して感じたことなど、自分が看護助手になりたい理由を具体的に言葉にしておきましょう。

体力があるか

看護助手には体力が欠かせません
看護助手は1日中院内を動き回る仕事だからです。
患者さんの介助や夜勤など、体力がないと続きません。

体力がある人は、それがアピールポイントになります。
スポーツ経験があるなど、体力がある理由をより具体的に伝えることが大切です。

土日祝や年末年始に働けるか

入院施設のある病院などは24時間365日稼働しています。
そのため、土日祝や年末年始に働ける人は採用されやすいです。
シフト制の勤務体系であれば、シフトに柔軟に対応できる人が重宝されます。

採用されるために、実際は働けないのに働けると答えてはいけません。
募集要項などで勤務条件をよく確認してから応募しましょう。

なぜこの病院を選んだのか

なぜうちの病院で働きたいのかはよく聞かれる質問です。
家から近いといった理由もあるでしょう。
しかしそれだけでなく、理念や特徴など、その病院のどこに魅力を感じたのかを具体的に伝えることが大切です。

介護業務ができるか

看護助手は患者さんのサポートも仕事であり、排泄介助やおむつ交換などを任せられることもあります。
このような介護業務が苦手な方は要注意です。
どうしても抵抗がある方は、看護助手として働くこと自体を考え直したほうが良いでしょう。

将来のビジョン

長く勤めてほしいと思っている病院は、将来のビジョンに関する質問をし、どのように考えているか確認する可能性があります。
看護助手としてスキルアップしていきたい、看護師になりたい、介護のスペシャリストになりたいなど、自分の将来のビジョンを具体的に答えられるようにしておきましょう
しっかりとしたビジョンがあれば仕事への熱意も伝わり、採用される可能性は高くなります。

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看護助手に求められる資質とは

看護助手に求められる資質とは

看護助手に求められる主な資質は以下の3つです。

  • コミュニケーション力
  • 協調性
  • 臨機応変な対応力

コミュニケーション力

看護助手は患者さんと接する機会の多い仕事です。
不安を抱えている患者さんも多く、一人ひとりの状況に気を配りながら対応しなければなりません。

また、看護師の指示で動くことが多いため、指示を正確に理解し、自分で判断がつかないことやわからないことをすぐに確認できるコミュニケーション力が求められます。

協調性

看護助手の仕事は、看護師や他の看護助手と協力して行うチームプレーであり、協調性が欠かせません
とはいえ、なんでも同調するのではなく、ときには意見を述べ、チームのメンバー全員が納得したうえで仕事を進めていくことが大切です。

臨機応変な対応力

いつトラブルが起こるかわからない医療現場では、臨機応変に対応できる力が求められます。
トラブルが起こったときにも、落ち着いて冷静な判断ができる人が向いているでしょう。

看護助手の面接に落ちた!原因と対策を考えよう

看護助手の面接に落ちた!原因と対策を考えよう

看護助手として働きたいと思っても、面接で落ちてしまう場合もあります。
そんなときは面接に落ちてしまった原因を考え、前向きに次を目指しましょう。
面接に落ちてしまう主な原因は以下のような点が考えられます。

  • 協調性をアピールできなかった
  • 精神的に耐えられないと判断された
  • 体力がないと判断された
  • 適性がないと判断された
  • 経験と能力が不足していた

協調性をアピールできなかった

医療現場ではチームワークが求められるため、協調性が低いと判断されると不採用になりやすいです。
次の面接では協調性があることをアピールしましょう。

協調性とは、他の人と協力しながら同じ目標に向かってスムーズに物事を進められる性質のことをいいます。
これまでの仕事などで協調性を発揮したエピソードを伝えるのも効果的ですが、面接官の話をよく聞き、適切に応対するといった基本も重要です。

精神的に耐えられないと判断された

看護助手として働くうえで、人間関係のトラブルもあるかもしれません。
また、患者さんにもさまざまな人がおり、きつい言葉をかけられることもあるでしょう。
それらに対応するためには、強い精神力が必要になります。

面接で精神的に耐えられないと判断されると不採用になる可能性があります。

体力がないと判断された

看護助手の仕事は、患者さんの介助やベッドメイキングなど体力がいります。

体力がないと続かないケースが多く、不採用になりやすいです。
体力不足を実感している方は、まず体力づくりのために行動し、それを面接でアピールしましょう。

適性がないと判断された

医療現場では、臨機応変に対応できる力が求められます。
トラブルが起きるとパニックになってしまう、指示がないと動けないなど、適性がないと判断されると落ちてしまことも。
このような能力はすぐに身につくものではありませんが、それを補うために努力していることを伝えるだけでも印象は変わります。

経験と能力が不足していた

即戦力を求めている場合は、経験と能力が重視されるため、適性があっても未経験者は採用されにくいです。
どのような人材を募集しているのか募集要項などでよく確認し、自分の条件にあった求人に応募しましょう。

看護助手の面接にふさわしい服装

看護助手の面接にふさわしい服装
看護助手の面接時の基本はスーツです。
パートやアルバイトの場合、カジュアルになりすぎないようにジャケットを羽織るなど、TPOを考えて選びましょう。
服装に指定がある場合は従ってください。

また、清潔感のある身だしなみを意識しましょう。
派手すぎるメイクや明るすぎる髪色、長すぎる爪はマイナスポイントです。

看護助手の面接に有利な資格は

看護助手の仕事に必須の資格はありませんが、医療関連の資格があると就職や転職が有利になる場合もあります。
看護助手の面接でアピールしやすいのは、次のような資格です。

  • メディカルケアワーカー
  • 看護助手認定実務者試験
  • 介護福祉士
  • 介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)

メディカルケアワーカーは、医療福祉情報実務能力協会が運営している看護助手能力の民間資格です。
協会規定の実務経験が1年以上あるか、協会指定の教育機関で講座を修了している人が受験できます。

看護助手認定実務者試験は、看護助手として即戦力となる知識や能力を判断する民間試験です。
こちらは受験資格が必要ないのが特徴です。

また、看護助手の仕事は介護業務も多いため、介護系の資格は特に有利です。

資格を持っている場合は、面接の際にしっかりアピールしましょう。

看護助手の面接は事前準備で乗り切ろう

この記事では看護助手の面接のコツやよく聞かれる質問、看護助手に求められる資質などを紹介しました。

未経験から挑戦できる看護助手ですが、誰でも簡単になれるわけではありません。
面接で採用されるためには、事前準備をしっかりして面接に臨みましょう。
応募先との相性もあるため、一度不採用になったとしても、諦めずにチャレンジすることが大切です。

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