「看護師として転職を考えているけれど、どのように職務経歴書を書けば良いのかわからない」「就活に有利な職務経歴書の書き方を知りたい」という方もいるのではないでしょうか？
本記事では、看護師として他の病院などに転職をめざす人のための職務経歴書の書き方をご紹介します。
どのように書類を書いたら良いかわからない方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
看護師の職務経歴書を書くときのポイント
看護師として転職を検討している方のなかには、職務経歴書にどのような項目があるのかわからない、どのように書くと転職活動に有利なのかわからないという方もいるでしょう。
この章では、看護師の職務経歴書を書くときのポイントを説明します。
①経験した業務内容を詳しく書く
職務履歴書に決まった書式はなく、書く内容も自由です。
しかし、どういった形式でも良いわけではありません。
自分の経歴やスキルなどをアピールするために、以下3つの項目を押さえておきましょう。
- 経歴概略
自身の職歴に関して2～3行にまとめます。
職務経歴書の上部にあり、最初に目につく部分のため、わかりやすく簡潔に記載しましょう。 - 職務経歴
勤務した病院や施設、企業を時系列順に書きます。
在籍した期間や自身が担当した役職や業務を記載しましょう。 - 経験した業務内容
職務経歴の欄よりもさらに詳しく、後輩育成や看護研究、委員会などの実績も記載しましょう。
例えば、経験したことについて「看護師間のチーム連携に貢献した」「後輩育成を経験した」など、実績や成果を付け足すことで職務経歴書に説得力を持たせることができます。
②業務経験から学んだことを書く
さらに業務内容から深掘りし、自身が学んだことや得たことを書くと良いでしょう。
例えば、看護師間の連携に貢献した場合、どのように自身が工夫して協力できるチームづくりをしたのか、またその結果、どのような成果があげられたのかを記載します。
後輩育成の場合、勉強会やマニュアルの作成を担当し、指導経験を積むことができたなどと記載します。
このように、業務内容だけでなく、業務のなかで学んだことや得られたことを付け足すと、採用する際のポイントになったり、雇用するメリットの判断材料にされたりするでしょう。
③保有資格は漏れなく書く
職務経歴書には、保有している資格を記入する欄もあります。
専門看護師や認定看護師などの資格はもちろん、現在の職場では看護師の免許しか使っていない場合でも、保健師やその他の民間の医療系資格は必ず書くようにしましょう。
希望する病院では必要ないと思う資格も積極的に記入しておくと、今後の仕事の幅を広げることができたり、仕事に対して勉強熱心で、意欲的であるとのアピールにつながったりします。
資格は正式名称で、取得年月日は受験日や合格日でなく、証書に記載されている日を書きます。
また、資格は取得年月日順に記載するよう注意してください。
④自身を雇うメリット・将来の目標を書いてアピールする
職務経歴書を書く場合には、今までの経験や実績、成果を述べるだけでなく、志望する病院のどのようなところに貢献できるか、経験やスキルがどの部分に通用するのかをアピールします。
例えば、以下のような場合です。
- 病棟リーダーの経験がある
「患者の受け持ちだけでなく、チーム全体にも目を配り、スムーズに業務を遂行できるようにしました。このような経験を貴院にも活かし、責任感を持って業務に取り組みたいです。」 - 後輩育成に携わった経験がある
「○名の後輩指導を担当し、教育計画からマニュアル作成、メンターとしての役割を遂行しました。後輩を育成して人材育成の側面からチームに携わる経験ができ、貴院でもそのような役割を担えるように貢献していきたいです。」
看護師の職務経歴書を作成する前に注意すること
ここまで、看護師の職務経歴書を書くときのポイントをお伝えしました。
では、職務経歴書を書く際にどのような点に注意すれば良いでしょうか？
詳しくまとめたのでぜひ参考にしてみてください。
誤字脱字がないか確認する
職務経歴書は、入学・卒業年、入社年など年号や学歴、免許の誤字が起きがちです。
もし、数字や資格の正式名称などが間違っていたり、年号の表記が統一されていなかったりすると、採用担当者に不信感を与えることがあります。
そのため、職務経歴書を書く前に、これらを必ず確認し、誤字や脱字のないように準備しておきましょう。
また、記入後は時間をあけて確認したり、第三者にチェックしてもらったりなどして、提出時には誤字脱字がないようにします。
職務経歴書で自身の経歴や実績を見てもらい、面接や採用につなげるためには、誤字・脱字がなく、丁寧な職務経歴書であることが重要です。
履歴書と職務経歴書の内容に矛盾・重複がないように注意する
履歴書と職務経歴書に矛盾や重複がないようにするには、履歴書と職務経歴書の役割の違いを知っておくことが必要です。
履歴書は、自身の学歴や職歴、志望動機などの基本情報を伝える書類のことを指します。
職務経歴書は、履歴書の内容をさらに深掘りし、経験やスキル、実績を詳しく述べ、希望する病院に適した人材であることをアピールする書類のことを指します。
履歴書と職務経歴書を確認し、志望動機や経歴など書いていることが一貫しているか、繰り返し同じ説明をしていないか、最後に確認しましょう。
看護師経験や実績をしっかりアピールできる職務経歴書を作成しよう
今回の記事では、看護師の職務経歴書を書くときのポイントと注意する点を説明しました。
初めて転職活動をする方は、不安も多いかもしれません。
しっかり事前に準備をして、自身の経歴や経験した内容、実績を記載してアピールし、良い結果につなげましょう。
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