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看護師の免許申請はどうやって行う?申請の流れや必要書類について

この記事の監修者
ゆみさと
【資格】
看護師

【プロフィール】
岩手県立大学看護学部を卒業後、血液内科・乳腺外科混合病棟にて勤務し、その後、透析クリニックに転職。
現在、看護師として働きながら、医療関係を中心にライターとしても活動中。

看護師として業務を行うためには、国家試験に合格したのちに免許申請をし、看護師の籍が登録されなければなりません。
これを怠って看護師業務をした場合、看護師免許がないまま業務に当たったと見なされ、行政処分の対象となります。

また、看護師免許を申請するためには、申請書の他にもいくつかの書類が必要です。
この記事では、看護師免許を申請する流れ、必要書類などを紹介していきます。

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看護師の免許申請はなぜ必要?

看護師の免許申請はなぜ必要?

看護師の国家試験に合格したからといって、すぐに看護師業務ができるわけではありません。
まずは、看護師免許を申請しなければならない理由を解説します。

国家試験に合格しただけでは看護師業務は行えない

看護師は、国家試験に合格しても、すぐに看護師業務に従事できるわけではありません。
看護師業務をするためには、保健所に看護師免許の申請を行い、厚生労働省に備える籍に看護師として登録される必要があります。

免許申請を忘れていて行わなかった場合、看護師として登録されていないため、看護師業務にあたることは行政処分の対象となります。
「看護師保健師助産師法」で決められていることなので、必ず申請しましょう。

なお、免許申請を行い、自身が看護師として登録されたかどうかを書面にて確認したい場合は、「登録済証明書」の発行を依頼できます。

免許申請はいつまでに行えば良いか?

結論からいえば、看護師免許の申請期限は決められていません。
ただし、国家試験に合格して1年が経過すると、免許申請をする際に申立書が必要となるので、1年以内に手続きをしたほうが良いでしょう。

看護師の登録が完了していても、免許証が届くまでにはおおむね2〜3ヵ月かかります。
免許証が届く前に、勤務先の病院などで看護師免許の登録完了の確認が必要な場合は、「登録済証明書」の発行を受けて提出しましょう。
登録証明書の発行方法は記事後半で解説しています。

いずれにせよ、すぐに看護師として働きたいと考えているのであれば、国家試験に合格後、速やかに免許申請を行ってください。

看護師免許を申請する流れ

次は、免許申請のやり方・手順を見ていきましょう。
看護師免許を申請するための必要書類、書類の入手方法、提出したのちに受け取る方法などについて解説していきます。

また、看護師国家試験に加えて、保健師や助産師の国家試験に合格し、複数の免許申請を行う方もいるでしょう。
保健師や助産師の免許申請手順も、今回解説する看護師免許の申請方法と同様です。
「免許申請書」はそれぞれの資格のものを使用してください。

ただし、看護師国家試験に合格していないと、保健師や助産師の登録はできないので注意しましょう。

看護師免許を申請する流れ

【1】免許申請書を準備する

まずは、保健所に提出する免許申請書を準備しましょう。
免許申請書の入手方法と作成方法について説明していきます。

免許申請書の入手方法

看護師免許の申請書は下記の3箇所のいずれかで手に入れることができます。

  • 厚生労働省のホームページ
    厚生労働省の「資格申請案内」のページの中の免許申請(看)をダウンロードし、印刷します。
  • 各都道府県の保健所や県庁
  • 各養成学校で配布
    看護学生の場合、各養成学校で申請書が配布されることがあります。先生に確認してみると良いでしょう。

免許申請書の書き方・記入例

免許申請書は、以下の記入例を参考にして記入しましょう。

免許申請書の書き方・記入例

引用:厚生労働省|(記入例)免許申請書

記載する際には、以下のポイントに注意します。

  • 受験番号や生年月日の数字は右側につめる。
  • 結婚などにより氏名の変更があった場合、戸籍抄(謄)本によって氏名の変更が証明できれば、旧姓の併記が可能。
    旧姓欄に記載する。
  • 申請年月日は、元号の記載を忘れないようにする。

免許申請書の裏には、書き方が記載されています。
記載漏れや誤りがあると免許の登録が遅れてしまったり、受験地コードや受験番号に誤りがあると登録ができません。
申請書の提出前に、今一度確認するようにしましょう。

【2】免許申請のための必要書類を準備する

免許申請のためには申請書以外にも、健康診断書、住民票、収入印紙、そして就職先によっては登録済証明書が必要となります。
取得に時間を要することもあるので、なるべく早く準備をするようにしましょう。

ここでは、それぞれの取得方法や注意する点も併せて解説していきます。

健康診断書

事前に健康診断を受け、所定の診断書に記入してもらう必要があります。
厚生労働省のホームページ内にある看護師の免許申請に使用する所定の用紙を印刷するか、保健所でも用意されています。
書式が異なると申請が受理されないこともあるため、規定された書式をあらかじめ用意して健康診断を受ける医療機関に提出しましょう。

また、診断書は発行日(記入日)から1ヵ月以内のものしか使用できません。
事前に健康診断を受けておきたい気持ちもあるかもしれませんが、免許申請する日にちを考慮して、受診するようにしましょう。

住民票

住民票の写しは、本籍の記載があり、かつ個人番号が記載されていないものが必要です。
コピーは不可であるため必ず原本を用意してください。
発行から6ヵ月以内のものが有効となります。

また、出願後に本籍や氏名の変更がある場合、もしくは、免許証に旧姓の併記を希望する場合は、「住民票の写し」ではなく、本籍・氏名の変更が確認できる戸籍抄(謄)本を用意しましょう。

収入印紙

登録免許税の納付に使用する9,000円分の収入印紙が必要です。
収入印紙はコンビニでも購入できますが、高額なものは取り扱っていない店舗も多いため、郵便局での購入が確実です。
もちろん合算は不可となっています。

購入した収入印紙は、免許申請書の上部にある収入印紙欄に貼り付けてください。

登録済証明書

登録済証明書とは、看護師の資格を有することを証明するものです。
免許発行までのあいだ、免許の代わりに使うことができ、就職先で提出を求められることもあります。
登録済証明書の発行の方法は、次の2つです。

  • 国家試験合格後に厚生労働省から郵送されるハガキの登録済証明書を使用登録済み証明書を発行したい場合は、看護師免許申請時に所定の「登録済証明書用はがき」も一緒に提出しましょう。
    「登録済証明書」は登録日から1〜2日以内で発行されます。「登録済証明書用はがき」は保健所で入手できます。
    あらかじめハガキの裏面にある氏名欄と、表面には確実に受け取り可能な住所と受取人氏名を記載しておきましょう。
    必ず63円分の切手を貼り、診断書裏面にクリップで留めて提出します。なお、登録済証明書の発行は、免許申請後では対応できないことがあります。
    登録済証明書の発行が必要な場合は、免許申請と同時に手続きしましょう。
  • 厚生労働省のホームページからオンラインで発行するオンライン申請サイトで申請情報の仮登録、本登録をし、本登録完了メールを受け取ったら、登録済証明書を発行できます。
    本登録には厚生労働省が登録内容を確認する審査に時間がかかるため、本登録完了メールが届くまでは一定の期間が必要です。特に多くの人が免許申請を行う3月には、2ヵ月程度の時間を要することがあるので、早めに発行申請しましょう。

【3】保健所に書類を提出し免許証を受け取る

免許申請書と必要書類が準備できたら、住所地の保健所(一部県庁)に提出します。
ただし、一部の保健所は受付窓口となっていないことがあるため、住所地の都道府県などのホームページで提出先を必ず確認しましょう。

申請から免許証交付までは、おおよそ2〜3ヵ月かかります。

免許証ができあがったら、保健所より通知はがきが届きます。
そのはがきを持って保健所窓口に向かい、免許証を受け取ってください。
なお、申請や受け取りは原則として本人が行います。

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看護師の免許申請についてよくある疑問

ここでは、看護師の免許申請でよくある疑問についてまとめています。
以下の内容や厚生労働省のホームページを確認してもわからない場合は、都道府県庁または保健所に問い合わせをしましょう。

免許更新申請が必要なケースは?

看護師免許には有効期限がないため、基本的に免許の更新は必要ありません。

しかし、以下に当てはまる場合のみ30日以内の申請が必要です。

  • 本籍地の都道府県を変更した場合
    ※引越しによる住所変更のみの場合は不要
  • 結婚や離婚により姓名を変更した場合

これらは、保健師助産師看護師法で定められています。
30日の期限を過ぎても申請は可能ですが、「遅延理由書」の提出が求められるため、なるべく早めに申請しましょう。

更新の申請先は基本的に保健所ですが、地域によって申請場所の詳細が異なります。
自身の地域を管轄する保健所のホームページを確認しておきましょう。

■更新時の主な持ち物

  • 手数料(1,000円)
  • 戸籍謄本または戸籍抄本(発行してから6ヵ月以内のもの)
  • 申請書(厚生労働省のページからダウンロード可能)
  • 看護師免許証

※管轄の保健所によって、必要な持ち物が異なりますので、事前にホームページで確認しましょう。

再交付申請が必要なケースは?

免許証の紛失や著しい損傷、汚れなどがある場合には、再交付の手続きを行えます。
再交付の期限は特にないため、必要に応じて申請しましょう。

看護師の免許証は賞状のような見た目であり、自宅で保管していると経年劣化してしまうこともあるでしょう。
看護師として就職・転職をした場合、勤務先から看護師免許証の提示やコピーの提出を求められるほか、2年に1回の業務従事者届に免許番号を記載する際にも必要になります。

再交付してから免許証が届くまで、2〜4ヵ月程度かかることがありますので、紛失や損傷があった場合は、早めに再交付の申請をしましょう。

再交付の際に必要な主な持ち物は、以下のとおりです。

■持ち物

  • 手数料(3,100円)
  • 住民票の写し(本籍地の記載があり、個人番号の記載がない、6ヵ月以内に発行されたもの)
  • 再交付申請書(厚生労働省のページからダウンロード可能)
  • 看護師免許証(またはその写し)

代理申請は可能?

看護師の免許申請は原則として本人が実施しますが、やむを得ない事情により本人による申請が困難な場合は、代理申請も可能です。
代理申請の際には、委任状と代理申請者の本人確認書類が必要です。

委任状は、申請者が作成するようにしましょう。
なお、再交付の代理申請は不可です。
代理申請の主な持ち物は以下を参考にしてください。

■持ち物

  • 前述の免許申請書
  • 前述の必要書類一式
  • 委任状
  • 本人確認書類(運転免許証やパスポート)

看護師として働くために免許申請は忘れずに正しく行おう

看護師の免許申請の方法について解説しました。

看護師は、国家試験に合格しても、免許申請を行わないと看護師業務を行うことができません。
免許申請から発行までは2〜3ヵ月ほどの時間を要するため、その間、看護師業務が可能なことを証明するための登録済証明書が必要な職場もあります。

申請が混み合うことが懸念され、2022年から登録済証明書のオンラインでの発行が可能になりました。
ぜひこのような制度を積極的に活用し、免許申請手続きを行ってみてください。

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執筆者について

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