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薬剤師として大切なことは?能力や知識、将来に必要な力も紹介

これから薬剤師をめざそうとしていても、自分が薬剤師に向いているのか気になる人は多いのではないでしょうか。

薬剤師として働くために大切な能力や知識、将来必要になることを解説します。
この記事を読んで、自分は薬剤師に向いているのか、薬剤師免許を取得するべきかの参考にしてみてください。

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薬剤師に求められる大切なこと

薬剤師に求められる大切なこと

薬剤師が現場で仕事をするために求められる大切なことは、以下の5点です。

  • コミュニケーション能力
  • イライラしない穏やかさ
  • 薬に関する深い知識
  • 作業の正確さ
  • 冷静な判断力

具体的に解説していきます。

コミュニケーション能力

薬剤師は、医師や患者さん、看護師、ケアマネジャー、ヘルパーなど多くの方とコミュニケーションをとりながら仕事をします。
そのため、コミュニケーション能力は重要なスキルです

医師とのコミュニケーションでは、治療方針を把握したうえで、必要であれば疑義照会や処方提案をします。
患者さんとのコミュニケーションでは、症状や困っていることなどを正確に聞き取って不安を取り除き、患者さんが安心して治療を受けられるよう配慮します。

また、在宅医療が進んでいる現在は、ケアマネジャーやヘルパーなど今まで接点が少なかったスタッフとの連携も重要です。

イライラしない穏やかさ

薬剤師の仕事は、患者さんへの応対や同僚の薬剤師とのやりとり、他職種との連携などがあり、さまざまな人との関わりが必須です。
そのため、もしイライラしたり、不機嫌そうな態度をとったりすると、周囲を不快にさせるだけでなく、業務にも支障をきたします。

イライラしない穏やかな人は、関わる人に好印象を与えることができます。
穏やかに、前向きに仕事をする姿勢は、薬剤師の仕事を円滑に進めやすくするための重要な要素です。

薬に関する深い知識

医師は専門領域に分かれていますが、薬剤師はさまざまな診療科の薬に関わるため、幅広くかつ深い知識が求められます。
また、2021年に新たに承認された医薬品は100種類を超えており、今後も新しい医薬品は増え続けるでしょう。
薬剤師の業務中に新薬を扱う機会もあり、新薬に関する勉強の継続は重要です。

科学は日々進歩しており、診断方法や治療方法、薬の作用機序、副作用情報など常に情報がアップデートされています。
薬剤師は、情報変化を確実にとらえるためにも、科学に関する広い知識が必要です。

作業の正確さ

作業の正確さや手先の器用さも、薬剤師に求められる能力の一つです。
調剤する際には、処方箋を読み正確に調剤しなければ、患者さんに重大な被害をもたらすリスクがあります。

また、粉薬や液剤、シロップ剤はミリ単位で調剤する必要があり、これらを調剤するのは手先が器用な人に向いています。
調剤や監査という薬剤師の基本的業務は、作業の正確さが重要です。

冷静な判断力

薬剤師の業務には、処方箋の不備やアレルギーなどの副作用の発現、薬物相互作用など、チェックしなければならない項目が多く、冷静な判断力が求められます。
薬とその情報は薬剤師を通じて患者さんに届けられるため、薬剤師が判断を間違うと患者さんにリスクがおよびます。

複数の医療機関から処方されている。
そのために、患者さんに服用薬を確認したり、お薬手帳を確認したりと冷静な判断が求められます。

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薬剤師の将来のために大切なこと

薬剤師の将来のために大切なこと

次に、薬剤師の仕事を継続していくために大切なことを2点、ご紹介します。

  • 高度な専門知識
  • 語学力

薬剤師の将来の展望とともに具体的に解説します。

高度な専門知識

活躍の場を広げるためには、高い専門知識を身につけることが大切です。
具体的には、認定薬剤師や専門薬剤師などの資格取得が該当します。
高齢化社会に対応する地域包括ケアシステムにおいて、役割が大きいかかりつけ薬剤師として働くには、「研修認定薬剤師(認定薬剤師)」の取得が必要です。

また、がん領域や感染制御領域、精神科領域などより高い専門分野で活躍するためには、専門薬剤師の資格を取得すると良いでしょう。
高度な専門知識を有すると、薬剤師として活躍する場の選択の幅が広がります。

語学力

日本に移住する外国人が増加しており、薬剤師が外国人に対応する機会も増えています。
外国人の患者さんにとって、調剤薬局にコミュニケーションがとれる薬剤師がいると安心でしょう。
語学力があれば、薬剤師は活躍の場を広げられる可能性が高いです。

また英語論文は、医薬品情報などの最新情報を収集する方法の一つです。
英語の読解力があれば、スムーズに情報収集ができます。

これからの薬剤師には、外国語でのコミュニケーション力や英語の読解力などのスキルが求められています。

薬剤師にとって大切なことを理解して、進むべき道を考えよう

病院の薬剤部や調剤薬局、ドラッグストアなど働く環境によって求められる能力は異なりますが、基本的には薬剤師にとって大切なことは同じです。

ただし、将来どのような薬剤師をめざすのかによって、大切なことの優先順位が異なる可能性があります。
薬に関する深い知識は必須ですが、薬剤師として大切なことを理解して、進むべき道を考えていきましょう。

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執筆者について

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