
保育士は人前に立つ機会が多いため、メイクをするほうが好ましいとされています。
ただし、保育士のメイクで気をつけたいのは、子どもへの安全性です。
子どもに付着が懸念されるような濃いメイクや、汗や水で崩れやすく実務に支障がでるようなメイクでは、保護者や子どもからの評価が下がりかねません。
保育士に適したメイクをするには、どのようなポイントに気をつければ良いのでしょうか。
本記事では、保育士メイクで押さえておきたいポイントや注意点も解説します。
目次
保育士には安全性の高いナチュラルメイクがおすすめ
保育士は安全性の高いナチュラルメイクで、保護者や子どもからの印象アップを目指しましょう。
子どもへの安全性を考えるならば、すっぴんが最も適していると考える方もいるかもしれません。
実際に、すっぴんだと子どもに顔を触られてもファンデーションが付着しないうえに、化粧崩れでだらしない印象になることもないでしょう。
しかし、ナチュラルメイクによって自分のイメージを朗らかに見せることは、子どもたちのみならず保護者にも明るい印象を与えるために重要なポイントです。
保育士として好印象を持ってもらうことは、子どもや保護者との良好な関係構築につながります。
子どもや保護者と接する機会が多いからこそ、他者目線で見た目に気を配ることも大切です。
以上のことから、保育士はすっぴんではなく、安全性に配慮したナチュラルメイクをしたほうが良いといえます。
保育士がメイクしたほうが良い理由
保育士がメイクしたほうが良い2つの理由は、以下のとおりです。
- 人に見られる機会が多い
- ノーメイクだと疲れているように見える
具体的にどういうことなのかを解説していきます。
人に見られる機会が多い
保育士は、子どもたち以外にも保護者など人と接する機会が多い仕事です。
大人目線で社会人である保育士がノーメイクだと、マナー違反ととらえられる可能性があります。
ノーメイクで人前に立つことは、だらしないという価値観を持つ方もいるからです。
ひとたび保護者からの印象が悪くなると、イメージを変えることは困難です。
場合によっては、仕事のやりにくさにつながる恐れもあるでしょう。
保護者からの第一印象を悪くするきっかけを作らないためにも、清潔感や丁寧な印象が伝わるナチュラルメイクを心がけるのがおすすめです。
ノーメイクだと疲れているように見える
すっぴんは、目の下のくまや顔色の補正がされず、暗さや疲れのある印象を与えることがあります。
ナチュラルメイクは清潔感を出すだけでなく、健康的な雰囲気にしてくれる点でとても効果的です。メイクには、きちんとした印象を作るだけでなく、健康的に見せる効果も期待できます。
しかし、メイクの濃さによっては印象が悪くなることもあるため、注意が必要です。
顔色が気になるからといって、ファンデーションを塗りすぎると不自然な印象になります。
あくまでも仕事用として、自然な印象を与えるメイクを心がけましょう。
保育士の印象アップメイクのポイント
ここからは、保育士としての安全性を確保しながら、印象をアップさせるメイクのポイントを解説します。
安全性を備えたメイクで、印象アップをめざしましょう。
ファンデーション
ファンデーションは、崩れにくさと健康的な印象づくりを両立できるものを選びます。
自然な印象に仕上げるためにも、薄塗りを心がけましょう。
薄塗りで優しい印象
化粧下地はしっかりと塗りますが、ファンデーションは薄く塗ります。
下地をしっかり塗ることで、ファンデーションの密着度が増すためです。
ファンデーションを薄く塗ることで、メイク崩れが目立たない仕上がりになります。
ファンデーションを選ぶ際には、自分の肌色に近いカラーを選びましょう。
肌よりも極端に明るいカラーを選ぶと、たとえ薄塗りでも不自然な印象になる恐れがあります。
トーンアップ下地なら化粧崩れと付着の不安が少ない
トーンアップ下地を使えば、付着のリスクを抑えられ、メイク時間も短縮できます。
トーンアップ下地とは、メイク下地でありながらトーンアップ効果が期待できるアイテムです。
地肌に直接トーンアップ下地を塗るだけで、簡単なベースメイクが完了します。
さまざまなアイテムを重ねないため、化粧崩れのリスクを低減できるでしょう。
商品によっては、UVカット効果が高いトーンアップ下地もあります。
日焼け止め効果が高いトーンアップ下地であれば、日焼け止めを重ねる手間まで減らせるので、簡単にベースメイクを済ませてみましょう。
アイブロウ
アイブロウには眉ティントやアイブロウコートを利用して、汗をかいたりや水遊びで濡れたりしても眉毛がなくならないように対策しましょう。
眉ティントとは地肌の角質層に着色することで、アイブロウをキープしてくれるアイテムです。
肌のターンオーバーで色が薄れるため、色素沈着の心配もありません。
一度使用すると、洗顔やクレンジングをしても数日はキープでき、朝のメイク時間を短縮する効果も期待できます。
マスカラ
保育士メイクには、控えめなマスカラかまつげパーマがおすすめです。
特にまつげパーマは、マスカラの使用を控えられるうえにメイクの時短につながります。
まつ毛メイクで絶対に使ってはいけないアイテムはありませんが、自然な印象かつ付着のリスクが低いものを選びましょう。
例えば、まつ毛エクステは必ずしもNGではありませんが、自然なデザインを選ぶ必要があります。
また、濃いめのマスカラは汗や摩擦で落ちやすく、子どもの肌や衣服に付着することがあるので注意が必要です。
リップ・チーク
リップやチークを選ぶ際は、控えめで健康的な印象を重視します。
派手な色はなるべく避けて、自分の肌に近いカラーを選びましょう。
ラメ入りのメイクアイテムは手軽に華やかな印象を演出できますが、保育士メイクには避けたほうが無難です。
好奇心旺盛な子どもが触れて付着する恐れがあるうえに、崩れると不衛生な印象になります。
アイシャドウ
アイシャドウには、ベージュや薄いピンクなどの肌馴染みの良い色を控えめに使用しましょう。
派手なカラーを避けると、落ち着いた印象を演出できます。
また、アイシャドウはあくまで自然なポイントメイクに留めましょう。
なぜなら、保育士はメイクが崩れやすい環境で働くうえに、メイクが崩れてもメイク直しをする余裕が基本的にはないためです。
最初から控えめなメイクにしておくと、もし崩れたとしてもあまり目立ちません。
保育士のメイクの注意点
保育士メイクの注意点は、以下のとおりです。
- 濃いメイクは子どもに付着する恐れがある
- 崩れやすいメイクは不衛生な印象になる
次の項目からは、保育士メイクの注意点を紹介します。
濃いメイクは子どもに付着する恐れがある
保育士メイクで特に気をつけたいのは、子どもへの安全性です。
特に濃いメイクは崩れやすく、子どもに付着する恐れがあるので控えましょう。
ここでは、保育士として控えたいメイクに当てはまるものを具体的に紹介します。
ラメ入りのグロス
ラメ入りのグロスは、子どもが触れてしまうと手や衣服にグロスが付着する可能性が高いです。
保育園にいる年齢の子どもだと、誤って口や目に入ってしまう恐れもあります。
保育士が使用している化粧品によって子どもがアレルギーを発症したとなれば、多方面に迷惑をかける可能性が高いです。
また、ラメ入りのグロスは保育士メイクに用いるには華美な印象となります。
保護者や同僚から不快感を持たれる恐れもあるため、ラメ入りのグロスは保育士メイクでは避けるべきでしょう。
ボリュームのあるマスカラやつけまつげ
ボリュームのあるマスカラのあるマスカラとつけまつげは、保育士メイクでは控えましょう。
つけまつげは落下のリスクがあり、子どもの誤飲につながる恐れがあるためです。
気をつけていたとしてもリスクはゼロではないため、つけまつげは保育士メイクでは使用してはいけません。
また、マスカラの化学物質は、身体が未発達な子どもには刺激になり得る場合があります。
ボリュームのあるマスカラは汗や水遊びで崩れやすく、子どもの肌や服に付着してアレルギーの要因になれば大きな問題となるでしょう。
それでもマスカラを使用したい場合は、水に強いウォータープルーフのものを控えめに使用しましょう。
崩れやすいメイクは不衛生な印象になる
朝にはしっかりメイクをできていたとしても、崩れてしまうと不衛生な印象になります。
保護者に不衛生な印象を持たれてしまうと、「だらしない保育士さん」と思われる可能性があります。
保育士としての勤務中に濃いメイクは避け、しっかりメイクはプライベートでのみ楽しむようにしましょう。
保育士はナチュラルメイクだと保護者や子どもからの印象がアップ
この記事では、保育士メイクのポイントと注意点を解説しました。
保育士は、子どもに配慮した安全性の高いメイクで、ナチュラルな印象を演出することが大切になります。
そのために、崩れやすいメイクや派手な印象となるメイクは避けたほうが無難です。
安全性に配慮したナチュラルメイクを心がけて、子どもや保護者からの印象アップをめざしましょう。