
歯科助手の求人に応募する際、履歴書や面接の自己PRに悩む方は少なくないでしょう。
自己PRは、選考の結果を左右する重要な要素なので、要点を押さえて効果的なアピールをしたいところです。
そこで本記事では、歯科助手の自己PRを書くポイントを解説します。
例文も紹介しているので、ぜひ作成時の参考にしてください。
目次
歯科助手の自己PRを書くポイント
それでは歯科助手の履歴書に自己PRを書く際のポイントを紹介します。
歯科医院が求める人物像に合わせる
歯科助手の自己PRでは、応募先の歯科医院が求めている人物像に合致するポイントをアピールしましょう。
応募先の需要と異なるポイントをアピールしても、評価の対象にはなりません。
応募先が求める人物像は、公式サイトの採用ページなどに記載されていることが一般的です。
求める人物像に「コミュニケーション能力が高い方」や「向上心がある方」などの文言がある場合は、自己PR文を通してそれらの能力があることをアピールしましょう。
経験から得られた実績や資格を書く
自己PRで自分のスキルや経験をアピールする際には、その根拠となる数値や資格を併せて書くことで、内容に説得力が生まれます。
特に、過去に歯科助手として働いた経験がある場合や、日本歯科医師会による認定、歯科助手技能認定など、歯科助手の業務と直接関係する資格を持っている場合は、積極的にアピールしましょう。
また、未経験であっても、アピールしたい能力を裏付けるエピソードを記載することが大切です。
例えばコミュニケーション能力をアピールする際に「私にはコミュニケーション能力があります。」とだけ書いても、裏付けがないため説得力をもたせることは難しいでしょう。
応募先の歯科医院に貢献できるアピールポイントを強調する
最後に、歯科医師として自分を採用することで、歯科医院にどのようなメリットがあるのかを強調します。
過去の経験や自身の強みを、就業後にどのように活かしていくのかを伝えましょう。
歯科助手の自己PRの例文
続いて、歯科助手の自己PRの例文を紹介します。
未経験の場合と経験者の場合を、それぞれ記載するので参考にしてください。
未経験の場合
異業種からの転職など、歯科助手未経験の場合は、過去の経験のなかから、歯科助手の仕事に活かせそうなものを自己PRの材料にしましょう。
私は人とコミュニケーションを取ることが得意です。
大学生時代は3年ほど結婚式場でアルバイトをしていました。
在職中は結婚式に訪れるさまざまな立場のゲストをお迎えし、幸せな時間を過ごしてもらうために丁寧な接客や声かけを心がけておりました。
特に親族の方は緊張されている場合も多いため、「一緒に楽しい時間を過ごしましょう」「何かあればスタッフが一緒に対応させていただきますね」など一声かけ、ゲストとの信頼関係を築きました。
またゲストの皆様の情報を他スタッフにも共有し、会場全体の緊張がほぐれるよう声かけするなど対応も行いました。
私は歯科助手になってからも、コミュニケーション能力を活かして患者さんが安心して過ごせる空間を作っていきたいと考えております。
上記のように、過去の経験から得たスキルや強みを、応募先で活かせることをアピールするのが大切です。
経験者の場合
歯科助手として働いた経験がある場合は、その経験をどのように活かすかを伝えると良いでしょう。
私は前職でも歯科助手として勤務しており、受付業務をはじめ、レセプトやアシスタント業務も担当しておりました。
特にレセプト業務は間違いがあると病院の経営にも関わる大きな問題なため、人一倍慎重に作業を進めました。
入力内容とカルテが一致しているかを毎回入力時に指差し確認し、自分なりのチェックシートを作成して進めるなどの工夫をして、入力ミスを大幅に減らすことができました。
前職の経験をもとに丁寧なレセプト業務を心がけ、貴院の業務効率化に貢献したいと考えています。
また、育児などを理由にブランクがある場合は、育児経験などにも触れると、特に小児歯科などでは良いアピールポイントになります。
私は小児歯科の歯科助手として、子どもの気持ちに寄り添った対応ができると自負しています。
出産を機に3年ほど実務からは離れていましたが、子育てをするなかで子どもが不安に感じやすいことや、子どもを安心させてあげられる声かけを学びました。
歯科医院に来るお子さんは不安を抱えているケースも多いため、笑顔であいさつしたり、「怖くないから安心してね」と一声かけたりして不安解消に努めたいと考えております。
治療に対する子どもの気持ちを前向きにしてあげて、スムーズに診察を行えるよう貴院に貢献したいです。
ブランクの期間中に学んだことや、業務のなかで活かす方法をアピールしましょう。
歯科助手の自己PRを面接で伝えるポイント
面接での自己PRも、履歴書に記載するときと基本的な流れは同じです。
以下を基本として面接の練習を行い、本番でも落ち着いて受け答えできるようにしておきましょう。
- 結論を先に述べる
- 根拠のエピソードを話す
- 学んだことや得た経験を述べる
- 採用されたらどう活かしたいかを伝えて締める
私は向上心があると、自負しています。
前職では、未経験から一般事務を担当していました。
最初はわからないことだらけでしたが、先輩のサポートを受けつつ自分でも勉強を続け、簿記検定やMOSなどの資格を取得しました。
また地域医療に貢献したいという理由から歯科助手を志す際も、独学で歯科助手の資格を取得しています。
私はこの向上心を活かして、歯科助手における専門的な業務も効率よくこなし、貴院の業務効率化に貢献したいと考えております。
歯科助手になるための効果的な自己PRを準備しよう
歯科助手の自己PRでは、志望先が求める人物像と合致するポイントをアピールすることが大切です。
そのとき、具体的な経験や、客観的な数値、資格などを併せて述べることで、説得力のある内容になります。
効果的な自己PRを行い、内定に近づきましょう。