
「歯科衛生士のボーナスはいつからもらえるの?」
「新卒の歯科衛生士がボーナスを初めて支給されるのはいつ?」
歯科衛生士として働き始めたばかりの人や、将来的に歯科衛生士をめざしている人は、上記のような疑問をいだいたこともあるでしょう。
この記事では、歯科衛生士のボーナスについて、もらえる時期や金額、注意点などを解説していきます。
目次
歯科衛生士のボーナスはいつからもらえる?
ボーナスは一般的に夏と冬の年2回支給されます。
年2回の場合は、夏が6月下旬から7月上旬頃、冬が12月中旬頃の支給が一般的です。
歯科医院によっては年3回の場合もあるので就業規則を確認してください。
また、公務員として働いている歯科衛生士は、6月30日と12月10日がボーナス支給日です。
支給日が土日になる場合は、その前の金曜日に支給されます。
地方公務員の場合は各自治体の条例によって支給日が決まりますが、基本的には6月30日と12月10日の2回です。
歯科衛生士のボーナスはどれくらい?
歯科衛生士のボーナスの額は、他の医療従事者と比べると少ない金額です。
下表は、令和4年賃金構造基本統計調査の結果をもとに、歯科衛生士と、他の医療従事者の賞与の金額を一覧にしたものです。
歯科衛生士 | 約43万円 |
看護師 | 約86万円 |
薬剤師 | 約85万円 |
理学療法士 | 約69万円 |
診療放射線技師 | 約101万円 |
臨床検査技師 | 約92万円 |
新卒・入社1年目の歯科衛生士はいつボーナスをもらえる?
4月から働き始めた新卒の歯科衛生士が、満額のボーナスを受け取れるのは冬からです。
夏のボーナスは一般的に、前年の10月から当年3月までのあいだが査定期間になっています。
4月入社の新入社員は査定期間中に働いていないため、夏のボーナスは受け取れないことが多いでしょう。
多くの医療機関では下記の期間をボーナスの査定期間としています。
夏(支給月が7月の場合) | 前年10月~3月 |
冬(支給月が12月の場合) | 4月~9月 |
歯科衛生士のボーナスの注意点
歯科衛生士のボーナスには、以下の2つの注意点があります。
- 産休・育休期間中はボーナスがもらえないこともある
- パート・アルバイト勤務はボーナス支給がないことが多い
- ボーナスは「もらえるのが当たり前」ではない
順番に説明していきます。
産休・育休期間中はボーナスがもらえないこともある
ボーナスの査定期間中に産休・育休に入った場合は、ボーナスが減額、もしくは支給されない可能性があります。
査定期間中にすべて休職した場合、ボーナスは支払われないでしょう。
査定期間の一部を産休・育休で休んでいた場合は、ボーナスの支給額が減る可能性があります。
就業規則を確認しておきましょう。
パート・アルバイト勤務はボーナス支給がないことが多い
パート・アルバイト勤務の歯科衛生士には、ボーナスは支給されないことが多いです。
また、支払われる場合も、正社員より少ない傾向にあります。
近年は同一労働同一賃金の考え方により、仕事内容が同じであれば雇用形態による待遇の差をなくす動きが広がっています。
しかし一般的には、正社員の方がパート・アルバイトよりも勤務時間が長く責任も重いため、結果的には金額や支給の有無に違いが出るケースが多いでしょう。
ボーナスは「もらえるのが当たり前」ではない
ボーナスの支給に関しては、労働基準法で決められておらず、支払うかどうかは雇用側に決定権があります。
労働契約書や就業規則にボーナスの支給や支給条件が書かれているか確認しましょう。
ボーナスの支給があると書かれていれば支給されますが、書かれていなければ基本的に支給されません。
ボーナス支給の有無は年収に大きく関わるので、就活や転職の際には忘れずチェックしてください。
歯科衛生士のボーナスがいつもらえるかは就業規則を確認しよう
歯科衛生士のボーナスは、基本的には夏と冬の2回ですが、勤務先によっては年3回や一般とは異なる時期に支給される場合もあります。
新卒など1年目の歯科衛生士が、満額のボーナスを受け取れるのは冬からです。
いずれも就業規則に記載されているため、気になる人は確認してみてください。