歯科衛生士になるためには、養成機関で3年以上学んだあと、歯科衛生士国家試験に合格する必要があります。
しかし、歯科衛生士をめざすにあたり、国家試験の勉強をどのように進めれば良いのか悩んでいる人もいるでしょう。
この記事では、歯科衛生士になるための勉強方法や必要な勉強時間を紹介します。
歯科衛生士をめざしている人は、ぜひ参考にしてください。
目次
歯科衛生士になるための勉強の仕方

ここではまず、歯科衛生士になるための勉強の仕方として以下の4つを紹介します。
- 講義と実習を理解する
- 過去問を解く
- インターネットを活用する
- 先輩たちの具体的な勉強方法を参考にする
なお、歯科衛生士の資格についてより詳しく知りたい方は、次の記事をご覧ください。

講義と実習を理解する
歯科衛生士国家試験に向けた勉強の基本は、通っている養成校(大学・短大・専門学校)での講義や実習の内容をしっかりと理解することです。
ただし、講義や実習に出席するだけでは不十分です。
習った内容は自主学習のなかで復習し、応用問題にも対応できる状態をめざしましょう。
過去問を解く
過去問を繰り返し解き、出題傾向や自分の苦手分野をつかみましょう。
歯科衛生士の試験は9科目あり範囲が広いため、出題されやすい箇所や苦手な分野に重きを置いて対策する必要があります。
過去問を解き、重きを置くべきポイントがわかれば、試験日までのスケジュールも立てやすくなるでしょう。
インターネットを活用する
近年は、試験勉強にインターネットを活用する人も増えてきました。
スマートフォンのアプリを利用すれば、隙間時間も有効に使いながら勉強を進められます。
YouTubeにも歯科衛生士国家試験を解説しているものがあり、参考書ではわからなかった部分を補える可能性もあります。
ただし、インターネットの情報は古いものや不正確なものもあるため、信頼できる情報なのかを自身で判断しながら利用しなければなりません。
先輩たちの具体的な勉強方法を参考にする
過去に歯科衛生士国家試験を受験し、合格した先輩の勉強法を参考にするのも良いでしょう。
具体的には以下のような方法があります。
- 自分なりに見やすいノートを作る
- 一見できるようにイラストを描く
- 自分の苦手分野に特化した問題集を作る
- 教科書や参考書に書き込む
- 持ち歩けるように工夫する
実際に試してみると、自分にあった勉強法が見つかるかもしれません。
歯科衛生士国家試験受験のための勉強時間
歯科衛生士の国家試験対策には、どれくらいの勉強時間が必要なのでしょうか。
ここからは、歯科衛生士国家試験受験のために必要な勉強時間について、以下の2つに分けて解説します。
- 養成所で3年以上
- 試験前の勉強時間
養成所で3年以上
以前は養成所で2年以上の修業が必要でしたが、2010年の指定規則の改正により、現在は3年間の修業が必要になりました。
3年間というのは最低年数であり、4年制大学に進学して4年間の修業を積む人もいます。
また、なかには大学卒業後に大学院に進学し研究者をめざすなど、歯科衛生士の多様性も広まっています。
試験前の勉強時間
歯科衛生士国家試験に合格するには、養成所で学ぶ時間以外に個人での試験対策が必要です。
試験勉強に費やす時間は人によって異なります。
ここでは、試験に合格した先輩たちの勉強時間を参考として紹介します。
- 平日5時間
- 休日8時間
- 1日3時間
- 1日7時間
- 試験が近くなったら1日12時間
- 睡眠時間と食事以外のほとんどの時間
時間だけを気にするのではなく、勉強内容を理解して覚えられることに重点を置くなど、自分なりの目安を見つけると良いでしょう。
歯科衛生士になるための勉強方法・時間を把握して合格をめざそう
歯科衛生士試験は講義や実習の内容を復習しつつ、過去問を繰り返し解く対策が有効です。
加えて、インターネットを活用したり、先輩たちの勉強法を取り入れてみたりすることで、自分にあった勉強法が見つかるかもしれません。
なお、歯科衛生士試験の難易度について詳しく知りたい方は、次の記事を参考にしてください。

