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歯科衛生士の資格は働きながら取得できる?取得する方法や注意点を紹介

歯科助手や受付などとして働くなかで、歯科衛生士へのキャリアアップを考えることもあるでしょう。
しかし、歯科衛生士になるには国家資格が必要となり、現職を続けながら資格取得をめざせるのか不安に感じるかもしれません。

結論からいえば、社会人の方でも歯科衛生士の資格を取得することは可能です。
この記事では、働きながら歯科衛生士の資格取得をめざす方法を解説します。
資格を取るまでの注意点も、あわせて確認しておきましょう。

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歯科衛生士の資格を働きながら取得する方法

歯科衛生士の資格を働きながら取得する方法

働きながら歯科衛生士の資格取得をめざす場合、専門学校の夜間部で学ぶという方法があります。
歯科衛生士になるには、全国の養成機関にて3年以上学んだうえで、国家試験に合格しなければなりません。

全日制の歯科衛生士専門学校や歯科大学などに、社会人として働きながら通うこともできますが、日中に仕事がある方は授業を受けるのがなかなか難しいでしょう。
しかし、夜間部であれば授業が行われるのは夕方~夜にかけてです。
このため、現在の職場で働きながらでも歯科衛生士をめざして学べます。

歯科衛生士の資格を働きながら取得するなら夜間学校がおすすめ

働きながら歯科衛生士の資格取得をめざす方に、夜間学校をおすすめする理由として、以下4つのポイントが挙げられます。

  • 社会人でも仕事終わりに授業を受けられる
  • 学費が安い
  • カリキュラムが充実している
  • さまざまな人間関係が築ける

それぞれ詳しく見てみましょう。

社会人でも仕事終わりに授業を受けられる

夜間学校の授業は18時など夕方からスタートするため、仕事が終わってからでも開始時刻に間に合いやすいのが特徴です。
1日2~3講義ずつ受ける形が一般的で、授業が終わる時間も深夜にはなりません。
よって仕事への影響が出にくく、これまでの生活リズムを大きく崩さずに歯科衛生士の資格取得をめざせるでしょう。

学費が安い

夜間学校は、昼間部と比較して学費が安くなるケースがあります。
夜間学校には海外研修などがないことも多く、そのぶんの費用も抑えられるでしょう。

とはいえ、カリキュラムやサポート内容は昼間部と大きく変わらず、歯科衛生士になるまでの費用をできるだけ安く済ませたい方には魅力的です。
学校によっては、入学支援や授業料の分納に対応しているところもあります。

カリキュラムが充実している

歯科衛生士の夜間学校は、昼間部に劣らないカリキュラムが組まれています。
自然科学やコミュニケーション論などの基礎科目に加えて、歯科衛生士に欠かせない口腔衛生学・歯内療法学といった専門知識を授業と実習、研修などで身につけることが可能です。
短時間の集中型授業で、集中して学べるでしょう。

さまざまな人間関係が築ける

夜間学校には、10代の若い学生だけでなく、働きながら資格取得をめざす社会人や主婦など、さまざまな方がいます。
年代が幅広いため、「自分だけ年齢が上で浮いてしまうのではないか」といった心配もいりません。
普段はなかなか話す機会のない年代の方とも交流でき、お互いに良い刺激を受けながら学べるのも夜間学校のメリットです。

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歯科衛生士の資格を働きながら取得する際の注意点

歯科衛生士の資格を働きながら取得する際の注意点

働きながら歯科衛生士資格の取得のために夜間学校へ通う場合、いくつかの注意点があります。
特にフルタイムで働いている方は、通学によって勤務時間や自身の体に影響が出る可能性があることを覚えておきましょう。

職場の理解を得る

夜間学校に通う前に、まずは職場の人から理解を得ておく必要があります。
正社員としてフルタイムで働いている方は特に、授業時間との兼ね合いで時短勤務へ切り替えることになるかもしれません。

時短勤務の必要はなくとも、残業はほとんどできなくなることが予想されます。
日中に課外授業を行うケースもあるため、有給休暇を取りやすいかどうかも確認しておくと安心です。

体力面の負担を覚悟する

仕事と勉強を両立させる以上、体力面の負担が増えることは覚悟しましょう。
朝から夕方まで働き、そのまま授業を受けるため、集中力の低下や睡魔に悩まされる方もいます。

また、学校での授業だけでなく試験勉強や実習のレポート作成も必要になるため、休息時間が減るかもしれません。
心身の負担を大きくしないためにも、昼休みや通勤時などのすきま時間を活用して、予習・復習に取り組む工夫をしてみてください。

3年間の学習が必要

歯科衛生士学校養成所指定規則により、歯科衛生士養成学校は3年制以上でなければならない旨が定められています。
このため、昼間・夜間いずれの学校も2年制のカリキュラムは存在せず、歯科衛生士になるためには3年以上の修学が必要です。
4年制の大学と比べると1年短いという見方もできるため、現職で働きながら効率的に資格を取得したい方は、夜間学校を検討すると良いでしょう。

昼間の実習もある

夜間学校であっても、実習は昼間に行うケースがある点に注意が必要です。
実習の現場は、実際に歯科衛生士が働くクリニックとなるため、実習先のクリニックの時間に合わせなければなりません。
歯科衛生士になるためには臨床実習が必須であり、仕事柄どうしても日中に時間を取れない場合は、夜間実習を行っている夜間学校がおすすめです。

社会人でも働きながら歯科衛生士の資格取得に挑戦してみよう

社会人の方が歯科衛生士をめざす場合、夜間学校に通うことで働きながら資格を取得できます。
仕事が終わってからの時間を活用して授業が受けられたり、昼間部と比べて学費が安かったりと、仕事と学業を両立させやすいのは夜間学校の大きな魅力です。

ただし、職場からの理解を得なければならないほか、体の負担を減らすため時間の使い方に工夫が必要になることも覚えておきましょう。
夜間学校には自分と似た境遇の社会人も多く在籍しているため、仲間と高め合いながら歯科衛生士へのキャリアチェンジ・キャリアアップに挑戦してみてください。

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