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歯科衛生士の資格は最短で何年かかる?取得までに必要な費用も紹介

歯科衛生士の資格を取得するためには最短で3年間通学する必要があります。
養成校は、大学、短大、専門学校の3種類があり、3年で卒業できるのは短大と専門学校です。

1年でも早く卒業し、歯科衛生士として働きたい方は、短大か専門学校がおすすめです。
しかし、短大と専門学校の違いがわからない方や学費が気になる方もいるでしょう。

この記事では、最短で歯科衛生士の資格を取得できる専門学校と短大の違いや学費について紹介しています。
まだ進学先を決めていない方は、最後まで読めば自分が通うべき学校がわかります。

歯科衛生士になりたい学生の方や、退職して養成校に通おうと考えている方は参考にしてください。

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歯科衛生士の資格を最短で取得するには3年必要

歯科衛生士の資格を最短で取得するには3年必要

歯科衛生士として働くためには、最短で3年間の通学が必要です。
歯科衛生士になるためには歯科衛生士国家試験に合格する必要があり、受験資格を満たすためには養成校を卒業しなければいけません。

2023年現在、3年で卒業できる養成学校は専門学校と短大です。
養成校として大学もありますが、4年間の通学が必要で、1年でも早く卒業し働きたい方には向いていません。

専門学校で取得する場合

専門学校は、歯科衛生士に特化したカリキュラムを組んでいるため、効率的に勉強できます。
専門学校は短大に比べ学校数が多く、2023年時点で約150校あり、自宅の近くや県内など、自分にとって都合の良い条件の学校を探しやすいでしょう。

専門学校は、国家試験合格率や就職率が高いことが強みです。
下表にいくつかの専門学校の2022年度国家試験合格率と就職率を紹介します。

学校名 国家試験合格率 就職率
日本医歯薬専門学校 99.2% 100%
新宿医療専門学校 97.1% 100%
大阪歯科衛生学院専門学校(2021年度実績) 96.3% 100%
宇都宮歯科衛生士専門学校 100% 100%
三条看護・医療・歯科衛生専門学校 100% 100%

なかには「職業実践専門課程」に認定されている、より質の高い技術と知識を身につけられる専門学校も存在します。
職業実践専門課程は短大にはない制度なので、専門学校を選ぶ強みの一つです。

歯科衛生士の専門学校について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

短大で取得する場合

短大は歯科衛生士国家試験に関わるカリキュラム以外も学べるのが特徴で
一部を例に挙げ紹介します。

  • 一般教養
  • 医療手話
  • IT関連

歯科衛生士国家試験以外の分野のカリキュラムは学校により異なります。

しかし短大は数が少なく、全国に20校以下です。
短大に進学するためには、自宅から通学できずに他県への引越しが必要なケースが多いでしょう。
短大は歯科衛生士に興味があり、就職先に他の選択肢も残しておきたい方におすすめです。

歯科衛生士の資格を最短で取得したい場合のよくある質問

歯科衛生士の資格を最短で取得したいと考えている方からの、よくある質問について紹介します。
働きながらでも取得できるのか、通信制でも取得できるのか、費用はどれくらいかかるのかなど、具体的な質問について回答していきます。

社会人や主婦でも最短3年で歯科衛生士の資格を取得できますか?

社会人や主婦の方でも最短3年で資格を取得できます。
なかでも、>専門学校には夜間に通学可能なコースが設けられており、昼間は家事や仕事で通学できない方にもおすすめです。 </b

夜間コースは昼間通学と比較し、学費が安いため費用を抑えたい方にも向いています。
昼間と夜間の3年間の学費を比較した一例を以下に紹介します。

学校名 昼間 夜間
太陽歯科衛生士専門学校 約3,450,000円 約3,200,000円
日本医歯薬専門学校 約3,805,000円 約3,175,000円

上記の2校では、昼間と夜間で比較すると3年間で25万円〜60万円安いです。
学費が安い分、学習内容に差があるわけではありません。
昼間コースと同等のカリキュラム内容なので、夜間コースはお得といえます。

過去に雇用保険に加入していた方や現在加入しており、指定講座が受けられる専門学校に入学しようと考えている方は、専門実践教育訓練給付金を利用できます。
専門実践教育訓練給付金は、支払った学費の50%(年間上限40万円)を最大3年間受け取れ、返還する必要がありません。
社会人の方や過去に雇用保険に加入していた主婦の方は、上記制度を利用し夜間コースで勉強すれば費用を抑えて歯科衛生士の資格を取得できます。

通信制の学校で歯科衛生士の資格を取得できますか?

通信制の学校では歯科衛生士の資格を取得できません。

理由は、歯科衛生士になるには歯科衛生士の国家試験に合格する必要があり、国家試験は文部科学大臣や都道府県知事が指定した学校を卒業しなければならないからです。

2023年12月時点で、文部科学大臣や都道府県知事が指定した学校には通信制が含まれていません。
通信制では歯科衛生士の資格を取得できないため、資格取得のためには通学する必要があります。

歯科衛生士の資格を最短で取得するために必要な費用は?

歯科衛生士の資格を最短で取得するために必要な費用を紹介します。
最短で取得するためには専門学校か短大を卒業しなければならず、3年間で必要な費用は以下のとおりです。

専門学校 約300~400万円
短大 約300~450万円

学校により多少違いはありますが、専門学校も短大も300~400万円程度必要です。
学費を抑えたいと思う方は専門学校の夜間コースを利用したり、褒賞制度や専門実践教育訓練給付金制度を利用したりしましょう。

歯科衛生士の資格を最短で取得するには3年必要で昼間と夜間が選べる

歯科衛生士の資格を最短で取得するには3年必要です。
3年間で卒業できる養成校は専門学校と短大があり、特徴は次の表にまとめました。

養成校 特徴 向いている方
専門学校 ・歯科衛生士に特化したカリキュラム

・昼間もしくは夜間に通学するコースがある

・絶対に歯科衛生士になると決めている方

・社会人や主婦で昼間通学できない方

短大 ・歯科以外にも一般教養やIT分野などが学べる

・卒業後の進路が限定されない

・歯科衛生士関連の一般企業や介護業界への進路も残しておきたい方

専門学校も短大も卒業までに300~400万円程度必要ですが、学費を抑える制度も充実しています。
自分に適しているのは専門学校か短大か判断し、1年でも早く歯科衛生士の資格を取得しましょう。

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