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介護福祉士国家試験の申し込み方法!必要書類やよくある疑問についても解説 

介護福祉士の国家試験の申し込み方法を解説します。
過去の受験歴や受験ルートなどによって、申し込み方法や必要書類が異なります。
介護福祉士の受験を控えている方や、介護福祉士の資格取得を検討している方は、参考にしてください。

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介護福祉士国家試験の申し込みのスケジュール

介護福祉士国家試験の申し込みのスケジュール

介護福祉士国家試験の申し込みから合格発表までのスケジュールと、目安となる時期は以下のとおりです。

スケジュール 目安となる時期
受験の手引を受け取る
(郵送の場合)
例年7月上旬に請求受付開始
国家試験の申し込みを行う 例年8月の中旬までに受付開始~遅くとも9月の下旬
受験票が届く 例年12月の初旬~中旬頃に届く
筆記試験を受ける 例年1月末筆記試験のみの場合:例年3月下旬
実技試験も受ける場合:例年2月中旬
筆記試験受験者の合格発表
実技試験を受ける 例年3月上旬
実技試験受験者の合格発表 例年3月上旬

7月上旬になると、公益財団法人社会福祉振興・試験センターのサイトで「受験の手引」が請求できます。
初めてまたは郵送で受験申し込みする方は、受験の手引をもとに必要書類の準備をします。

8月中旬に国家試験の申し込み受付が始まり、遅くとも9月末頃が締め切りです。
一日でも締切日を過ぎると受理されません。

受験票は12月頃に届きます。
12月中旬になっても受験票が手元に届かない場合は、公益財団法人社会福祉振興・試験センターに問い合わせましょう。

【介護福祉士国家試験】受験申し込み方法・手順

【介護福祉士国家試験】受験申し込み方法・手順

介護福祉士国家試験の申し込み方法と手順を解説します。
申し込み方法は以下の2パターンです。

  • 郵送で申し込みを行う場合
  • インターネットで申し込みを行う場合

初めて受験する方は郵送でのみ申し込みが可能です。
2回目以降の方は郵送とインターネットのどちらでも申し込みできます。
順番に説明していきます。

郵送で申し込みを行う場合

初めて介護福祉士国家試験を受験する場合や、インターネットでの申し込みが難しい場合は郵送で受験申込の手続きをします。

郵送での受験申込方法について解説します。

1.「受験の手引」を請求する

初めて介護福祉士国家試験を受験する場合、まずは「受験の手引」を取り寄せます。
公益財団法人 社会福祉振興・試験センターのホームページにアクセスして受験の手引き請求ページに移り、必要事項を記載して受付完了です。

インターネットでの請求が難しい方は、ハガキで取り寄せを依頼することも可能です。
ハガキに必要事項を記載して郵送すると、後日「受験の手引」が宅配便で送られてきます。

取り寄せの申請をしてから実際に送られてくるまでに日数がかかるので、早めに取り寄せるようにしましょう。

2.受験料を支払う

受験の手引が手元に届いたら、受験料を払い込みます。
払込用紙は受験の手引のなかに入っています。
受験料は令和5年度に実施される第36回の介護福祉士国家試験で、18,380円です。

手数料は払込者負担です。
ゆうちょ銀行や金融機関での払い込みはできません。
コンビニエンスストア等で支払いをしてください。
支払いを忘れて期限が過ぎてしまうと受験できなくなるので、期日に余裕を持って行動しましょう。

3.必要書類を郵送する

受験料の払い込みが終わったら必要書類を郵送します。
必要な書類と受験ルートに応じて必要なものは以下のとおりです。

必要なもの ● 受験申込書
● 受験用写真等確認票
● 受験手数料振替払い受付証明書添付用紙
受験ルートに応じて必要なもの ● 実務経験(見込み)証明書
● 従事日数内訳証明書
● 実務者研修修了(見込)証明書
● 卒業証明書

実務経験(見込み)証明書や従事日数内訳証明書は、勤務している施設の施設長等に記入してもらう必要があります。
期限ギリギリで慌てて記入を依頼するようなことにならないよう、余裕を持ってお願いしましょう。

必要な書類が準備できたら簡易書留で送ります。
受験の申し込みのような重要な書類は簡易書留で送付し、確実に送り先に届いたか確認できるようにしておきます。
送料は基本料金+320円ですが、年に一度の国家試験の申し込みなので必要経費と考え簡易書留で送ってください。

インターネットで申し込みを行う場合

過去に試験の受験申し込みをしたことがある方は、インターネットから申し込むことが可能です。
受験の手引が不要なため、手続きにかかる手間を減らせます。
ただし、以下に当てはまる方はインターネットでの申し込みはできないため、注意しましょう。

  • 第1回~9回の試験で受験票を受け取った人
  • 第10回~35回の試験で受験票を受け取った人で、受験資格が確定しなかった人
  • 第28回以前の試験かつ実務経験3年以上の区分で受験票を受け取った人のうち、今回の試験で実務者研修修了証明書の提出が必要な人
  • 過去の試験で福祉系高校※、またはEPAの区分で受験票を受け取った人のうち、今回の試験で実技試験免除の申請をして申し込みをする人

※平成20年度以前の入学者および特例高校

インターネットによる受験申込が認められなかった場合は、初めて申し込む場合と同じく「受験の手引」を請求し、郵送で受験申込をしましょう。

1.申し込みに必要なものを準備する

インターネットで受験申込をする際に必要なものを準備します。
受験者全員が準備する物品は以下の3つです。

  • メールアドレス
  • 過去の受験情報(試験回・受験番号)
  • 顔写真のデータ

以下は該当する方のみ準備してください。

  • クレジットカード
  • 在留カード、その他(国籍の記載があるもの)
  • EPA候補者番号(JICWELS管理番号)
  • 配慮決定通知書

過去の試験回や受験番号がわからない場合は、遅くとも8月下旬までに試験センターに問い合わせてください。
問い合わせ先はこちらです。

2.必要事項の入力・受験料の支払い

申し込みに必要な物品が準備できたら必要事項の入力を行います。
インターネットでの受験申し込み受付サイトは、令和5年度であれば8月9日~9月8日の1ヵ月間開設されています。
「公益財団法人 社会福祉振興・試験センター」のサイトから、必要事項を入力しましょう。

入力が完了したら受験料の支払いを行います。
インターネットでの受験申し込みでは、コンビニエンスストア決済かクレジットカード決済を選択できます。
クレジットカード決済であれば外出する必要がなく、即時に受験料の支払いができるので便利です。

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介護福祉士国家試験の受験申し込みに関してよくある質問

介護福祉士国家試験の受験申し込みに関するよくある質問を3つ紹介します。

  • 受験票に見込みが記載されている場合の対応は?
  • 実務経験証明書を作成してもらえない場合はどうすれば良い?
  • 過去に発行された実務経験証明書に記載された氏名と住所が変わっている場合は?

対応を誤ると受験資格を喪失する場合もあるので、しっかり確認して正しい対応を取りましょう。

受験票に見込みが記載されている場合の対応は?

届いた受験票に「見込み」と記載がある場合は、必要な書類を揃えて提出する必要があります。
提出期限は毎年変わるので、必ず確認のうえ期限前に郵送しましょう。

令和4年度での必要提出書類と提出期限は下表のとおりです。

提出期限 提出書類
令和5年3月31日 卒業証明書
従事日数内訳証明書
認定特定行為業務従事者認定証
委託訓練修了証明書
令和5年4月7日 喀痰吸引等研修取了証明書
実務者研修終了証明書(原本)
実務経験証明書

書類は資格に関わる重要なものであるため、簡易書留で送りましょう。

実務経験証明書を作成してもらえない場合はどうしたら良い?

勤めていた施設や事業所の廃業・閉鎖などにより提出が困難な場合は、以下の2点の書類を受験申し込み時に提出します。

  • 以下の1~4の項目が確認できる書類
    1. 施設・事業種類が確認できる書類(いずれか1点、原本を提出)
    a.閉鎖事項全部証明書(閉鎖手続未済の場合、履歴事項全部証明書)
    b.その他「施設・事業」が確認できる書類

    2. 職種が確認できる書類(いずれか1点、コピーを提出)
    例:雇用契約書、雇用通知書、辞令、労働契約書、給与明細、勤務表など

    3. 従業期間が確認できる書類(いずれか1点、コピーを提出)
    例:勤務表、出勤表、給与明細、源泉徴収票、雇用保険や年金の記録など

    4. 業務従事日数が確認できる確認できる書類(いずれか1点、コピーを提出)
    例:勤務表、出勤表、給与明細など

  • 廃業した施設・事業所等の実務経験について(自己申告)

「廃業した施設・事業所等の実務経験について(自己申告)」は受験の手引に様式があります。
申請期間内に上記を漏れなく用意して提出しましょう。

過去に発行された実務経験証明書に記載された氏名と住所が変わっている場合は?

住所が現在のものと違っていても問題ありませんが、氏名が変わった場合は実務経験証明書が自分のものであると証明するために、戸籍抄本を同封して送付してください。

戸籍抄本は現住所と本籍地が異なる場合やマイナンバーカードを持っていない場合、交付に時間がかかる場合があります。
必要書類の準備は時間に余裕をもって取りかかりましょう。

介護福祉士国家試験の受験申込は余裕をもって行おう

介護福祉士国家試験の申し込みは、初めての受験と2回目以降の受験で、申込方法が異なります。
必要書類も受験ルートや申込方法によって異なるので、不備や不足がないように募集要項をしっかりと確認しておきましょう。

受験料の支払いや必要書類の発送が指定の期日を過ぎてしまった場合、受験申込ができません。
確実に申し込めるように、余裕を持って申込手続きをすることが大切です。

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