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ケアマネジャー試験の合格率はどのくらい?合格ラインや他資格との難易度比較

「ケアマネジャー資格の合格率はどのくらいなんだろう?」「ケアマネジャーの合格率は他の資格と比べて難しいの?」など、ケアマネジャーの資格に挑戦しようと考えている方は、合格率がどの程度なのか興味があるでしょう。

実はケアマネジャー試験の合格率は20%前後とかなり低く、合格するのは簡単ではありません。
なぜケアマネジャー試験の合格率は低いのか、また、他の介護系資格の合格率はどのようなものなのかを調べました。

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ケアマネジャー試験の合格率は20%前後

ケアマネジャー試験の合格率は20%前後

ケアマネジャー試験は介護支援専門員実務研修受講試験 とも表現され、ここ数年は毎年10月の第2日曜日に実施されています。
令和3年度に第24回が行われ、合格率はおおむね20%前後です。
ケアマネジャーの過去10年の合格率と試験の合格ラインについて解説していきます。

過去10年のケアマネジャー合格率推移

過去10年のケアマネジャー試験の合格率は以下のとおりです。

試験回数 合格率
第15回 19.0%
第16回 15.5%
第17回 19.2%
第18回 15.6%
第19回 13.1%
第20回 21.5%
第21回 10.1%
第22回 19.5%
第23回 17.7%
第24回 23.3%

過去最も合格率が低かったのは第21回の10.1%です。
第24回の合格率は23.3%で、過去10年間のなかでは高い数値になっています。
しかし、高くても23.3%しか合格できていないことから、ケアマネジャー試験は合格するのが難しい試験といえます

ケアマネジャーの合格ライン

ケアマネジャー試験の合格ラインは毎年変動します。
試験の問題は全60問あり、以下の2分野に分かれます。

  1. 介護支援分野:25問
  2. 保健医療福祉サービス分野:35問

1問につき1点が配点され、 基本の合格ラインは分野ごとに正答率70%を基準としていますが、難易度により調整されます 。
第24回の東京都の合格ラインはこちらです。

分野 合格ライン 正答率
介護支援分野 14点/25点中 56%
保健医療福祉サービス分野 25点/35点中 71%

合格ラインを見ると、基準である正答率70%はあくまでも目安だとわかります。
ケアマネジャーの試験に合格するためには、両方の分野で合格ライン以上の点数を取らなければなりません。

そのため、仮に両分野で70%ちょうどの正答率を出していても、保健医療福祉サービス分野ではあと1%届かず、合格ライン以下となるため不合格となります。
合格ラインは毎年変動するため、基準である70%は参考程度にとどめ、より高い正答率をめざして試験に臨むのが良いでしょう。

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ケアマネジャー試験の難易度は高い

ケアマネジャー試験は難易度の高い試験といえます。
理由は回答方法が択一式ではなく、複数回答 であるからです。
正答が3つある問題の場合、3つすべて答えられて1点獲得できます。
1つでも間違っていたり、2つしか答えていなかったりすると0点です。
点数の取りにくい回答方法のため、難易度が高い試験になっています。

ケアマネジャー試験の難易度がどの程度なのか、介護・福祉職資格試験と比較してみましょう。

介護・福祉職資格試験との比較

ケアマネジャー試験と介護・福祉職資格試験との比較はこちらです。

資格名 合格率
ケアマネジャー 23.3%
介護福祉士(国家資格) 72.3 %
社会福祉士(国家資格) 31.1%
理学療法士(国家資格) 79.6%
作業療法士(国家資格) 80.5%

比較に用いた合格率は直近の試験結果の値です。
国家資格である介護福祉士・理学療法士・作業療法士の合格率は72~80%と高い合格率です。
しかし、同じ国家資格でも社会福祉士は31.1%と、低い合格率となっています。
介護福祉士の出題範囲が13科目なのに対し、 社会福祉士は19科目 と出題範囲の広さが合格率の低い理由の一つだと考えられています。

ケアマネジャー試験を受験している方は、社会人ばかりであるため、学生に比べ勉強時間の確保が難しいことが合格率の上がらない理由の一つでしょう。

資格の厳格化

ケアマネジャー試験は、2015年の介護保険制度改正にともない受験資格が大きく変更されました。
変更にともない、ホームヘルパー2級や無資格の方は、実務経験を積んでも受験できなくなりました。
2017年の試験までは、以前の受験資格で受験できるよう経過措置が取られていましたが、現在は新しい受験資格のみ対応となっています。
2018年からの試験を受験するには、以下に示す国家試験を保有していること、もしくは相談支援員の方で実務経験が5年以上であることが必要です。

受験が認められる国家資格・一般資格一覧
医師 歯科医師 薬剤師 保健師
助産師 看護師 准看護師 理学療法士
作業療法士 社会福祉士 介護福祉士 視能訓練士
義肢装具士 歯科衛生士 言語聴覚士 あん摩マッサージ指圧師
はり師、きゅう師 柔道整復師 栄養士、管理栄養士 精神保健福祉士

受験資格の条件が厳しくなり、ケアマネジャー試験の受験者は2017年(第20回)と2018(第21回)を比較すると63%減少 しました。

受験資格の条件を厳しくした理由は、ケアマネジャーの資質向上・専門性の向上です。
2025年には団塊の世代が75歳以上 となり、介護の需要がさらに増えると予想されます。
そのため、より精度の高いケアプランニングを提供できるよう、受験資格の条件が厳しくなりました。

ケアマネジャー合格に必要な勉強時間

ケアマネジャー試験の合格率を上げるためには十分な勉強時間が必要です。
ケアマネジャー試験を受験する方は、先に紹介した国家資格を保有しているか、生活相談員として働いています。
それぞれの専門性や実務内容には大きな違いがあり、また知識量にも個人差があると考えられます。

そのため、合格するには何時間勉強すれば良いのか一概には言い切れませんが、参考までにケアマネジャーの通信講座での勉強期間を紹介します。

通信講座A 半年
通信講座B 半年
通信講座C 3ヵ月
通信講座D 最大9ヵ月間

万人向けに作られた通信講座の勉強期間は3ヵ月から9ヵ月です。
独学で勉強する場合は、目安として勉強期間を半年間と設定して取り組むと良いでしょう。
多くの方が働きながらの勉強になるため、確保できる1日の勉強時間は2時間程度と仮定すると、半年間での総勉強時間はこちらです。

  • 2時間×平日5日×4週×6ヵ月=240時間

試験本番までの間に240時間を確保して勉強し、合格率を上げましょう。

ケアマネジャーは難しいが挑戦する価値のある資格

ケアマネジャー試験は受験資格を得ることの厳しさや、合格率の低さから難関な資格といえます。
しかし、難関な資格であるケアマネジャーを取得できれば、介護業界で希少価値の高い人材として重宝される可能性があります。
現在、介護福祉士として働いている方であれば、キャリアアップとして挑戦する価値はあるでしょう。
1回目での合格は厳しいかもしれませんが、行動しなければ現状は変えられません。
まずはケアマネジャーの受験資格があるかどうかを調べてみましょう。

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