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公認心理師は国家資格にあたり、保健医療や教育などの分野で心理的支援が必要な人の相談に乗り、心の健康を保つために援助する仕事です。
国家資格を取得することで、仕事の幅が広がったり、給料アップが見込めたりとメリットがあるため、公認心理師をめざす方もいると思います。
本記事では、高卒で公認心理師の受験資格を満たす方法を解説します。
公認心理師への就職や転職をお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
公認心理師の受験資格は高卒でも満たせる?
結論、高卒では公認心理師の受験資格がないため、公認心理師として働くことができません。
2022年以前では、5年の実務経験と講習の受講で公認心理師の試験を受けられるルートがありました。
しかし、現在の公認心理師の受験資格には、いずれのルートであっても大学・専門学校で所定科目を修了している必要があります。
そのため、高卒から公認心理師をめざすのであれば、段階を踏んで受験資格を得るところからスタートしなければなりません。
高卒から公認心理師の受験資格を得る方法
上述のとおり高卒では受験資格がないため、これから大学に通って公認心理師をめざす場合、以下の3つのルートがあります。
- 大学院で所定科目を修了
- 2年以上の実務経験を積む
- 海外で所定科目を修了
それぞれの内容や特徴を解説します。
大学院で所定科目を修了
4年生の大学で所定科目を修了し、2年間で大学院にて所定科目を修了すれば、最短で6年後には試験を受けられます。
大学と大学院に通うための費用はかかりますが、3つの方法のなかでは一番安定したルートです。
ただし、現在仕事に就いている場合は大学院との両立は難しいでしょう。
また、仕事に就かない場合は、大学と大学院で6年間分の資金が必要になるため、費用面でのデメリットがあります。
![公認心理師を社会人でめざす方法は?通信制大学も紹介](https://karukeruinfo.xsrv.jp/wp-content/uploads/2024/05/certified-psychologist-society-communication-top-300x200.webp)
2年以上の実務経験を積む
4年生の大学で所定科目を修了したあと、大学院ではなく所定の施設で2年以上の実務経験を積むことで試験を受けられるルートもあります。
大学院ルートと同じく最短6年で受験資格を満たせるうえ、大学院に通う費用がかからず、給料を受け取りながら受験資格を満たせるため、最も費用を抑えられる方法です。
実務経験は2年以上と設定されていますが、公認心理師のカリキュラム到達目標期間は、標準的に3年間で終えることを想定しています。
そのため、7年以上の期間が必要になる可能性があります。
海外で所定科目を修了
3つめのルートでは、「外国の大学と外国の大学院」や「日本の大学と外国の大学院」、「外国の大学と日本の大学院」など、外国で所定科目を修了するケースでも受験資格が得られます。
ただし、国内で取得するよりも手間や費用がかかってしまうため、選択肢から外れる方も多いでしょう。
公認心理師をめざしながら、海外留学の経験も得たい方には、一つの選択肢として挙げられます。
公認心理師をめざすには大学で所定科目を修了する必要がある
公認心理師として働くためには、大学で所定科目を修了してから資格を取得する必要があります。
これから大学に通うのであれば、大学と大学院で所定科目を修了する方法と、大学卒業後に所定の施設で2年以上の実務経験を積む方法があります。
また、海外にて所定科目を修了する3つめの方法もあるため、自分に合ったルートを選択すると良いでしょう。
それぞれのルートには、費用面や安定性といったメリット・デメリットがあるため、比較検討してみてください。