最短で公認心理師になるには、どのようなルートをたどれば良いのでしょうか。
公認心理師は、2017年に誕生した比較的新しい資格です。
また、心理系の資格としては現時点で国内唯一の国家資格でもあります。
この記事では、公認心理師になるための最短ルートを紹介します。
現時点での学歴別に2つのパターンを紹介するため、ぜひ参考にしてください。
目次
公認心理師の最短ルート
公認心理師をめざす方には、最終学歴が高卒の状態からスタートする方と、すでに大学を卒業している状態からスタートする方の2通りがいるでしょう。
ここでは、それぞれの状況別に、最短で公認心理師になるためのルートを紹介します。
高校卒業後の最短ルート
公認心理師になるためには、公認心理師国家試験に合格する必要があります。
国家試験を受験するためには、以下の受験資格のうちいずれかを満たさなければなりません。
- 大学および大学院で必要科目を修了する
- 大学で必要科目を修了後、文部科学省または厚生労働省の指定する施設で実務経験を2年以上積む
上記のとおり、高校卒業から公認心理師をめざすためには、4年制の大学を卒業後、大学院で2年以上学ぶか、所定の施設で2年以上の実務経験を積まなければなりません。
あわせて6年以上かかりますが、これが最短ルート・最短年数です。
すでに大学を卒業している場合の最短ルート
大学を卒業後に、公認心理師をめざす方もいるでしょう。
その場合、公認心理師の指定科目を履修できる大学に編入して資格取得をめざすルートが最短となります。
編入であれば、1~2年で必要な科目を履修して卒業できるためです。
編入した大学を卒業後は、大学院で学ぶか、所定の施設で実務経験を積むことになります。
どちらを選ぶにせよ、3~4年で受験資格を満たすことが可能です。
また、公認心理師をめざす方のなかには、すでに社会人として働いている人もいるでしょう。
働きながら公認心理師をめざしたい場合は、次の記事を参考にしてください。
公認心理師の最短ルートを把握して受験要件を満たそう
公認心理師は、心理系としては初となる国家資格です。
取得するためには国家試験の合格が必要で、受験するためには4年制大学で必要科目を修了後、大学院で学ぶか、2年以上の実務経験を積む必要があります。
これから大学に入学する場合は最短でも取得まで6年かかりますが、すでに大学を卒業している人であれば、編入を経て3~4年で受験資格を満たすことが可能です。
これから公認心理師をめざす方は、自身の状況と照らし合わせ、最短かつ最善のルートで資格取得をめざしましょう。