保育士は小さな子どもと関わる仕事です。
子どもの成長をサポートしていくためには、保護者との信頼関係の構築が欠かせません。
信頼関係を構築するためには、見た目も重要です。
本記事では、保育士におすすめの髪型をご紹介します。
前髪の長さやパーマについて解説しています。
これから保育士として働かれる方や、現在保育園に勤務中で髪型を変えたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
目次
保育士の髪型で大切にするべきポイント
保育士の髪型で大切なのは、清潔感です。
園児や保護者に明るく誠実な人だと思われなければなりません。
ここでは、保育士の髪型で大切にするべきポイントをご紹介します。
なお、保育士の髪色についてはこちらの記事を参照してください。
ポイント1:清潔感のある髪型にする
保育士は清潔感が大切です。
人の印象の大部分は見た目に左右されます。
服装はもちろん髪型も印象を変える要因の一つです。
清潔感を与える髪型の一つは、しっかりまとめられている髪型です。
まとめ髪には、清潔感だけではなく安全面や衛生面を守る利点もあります。
髪の毛が落ちている床は、ハイハイをする乳児にとって衛生的ではありません。
乳児にミルクをあげたり食事の介助をしたりする際に、哺乳瓶の乳首や食事に髪の毛が付着するのも好ましくありません。
園児や保護者に良い印象を与え、衛生環境を整えるうえでも、清潔感のあるまとめ髪がおすすめです。
ポイント2:子どもの安全を考えた髪型にする
髪型だけではなく、身につけるヘアアクセサリーにも注意が必要です。
園児の安全に配慮したものを選びましょう。
特に、ピンやバレッタなど金具がついているヘアアクセとビニール製の小さなヘアゴムには注意が必要です。
園児との活動中に、園児の体を傷つけることがあります。
また、園児が誤飲する恐れもあります。
ポイント3:職場のルールに従う
髪型は職場の規定で決められている場合があるので、事前にマニュアルを読んだり、上司に確認したりすると良いでしょう。
特に規定がなくても、職場の雰囲気に合った髪型にすることが重要です。
服装と同様に、髪型もTPOに合ったアレンジが大切になってきます。
周囲のイメージにそぐわない髪型だと、他の職員から浮いてしまう恐れがあり、保護者からも良い印象を持たれません。
男性保育士が髪型で大切にするべきポイント
男性保育士にも清潔感は重要です。
特にひげや髪型は、印象を左右しやすいポイントでしょう。
男性保育士が避けるべき髪型は以下のとおりです。
- 長髪
- ツーブロックやソフトモヒカン、スキンフェードなどの極端な刈り上げ
※スキンフェードとは、サイドやバック部分を特に短く刈り上げ、グラデーションを楽しむメンズのヘアスタイル - 坊主
長髪や刈り上げ、坊主は、園児や保護者に怖いイメージや不誠実な印象を与えます。
特に新年度は園児や保護者との信頼関係がまだ構築されていない時期です。
男性保育士の数はまだ全体の5%に至らず 、男性保育士への耐性が低い園児や保護者もいるでしょう。
そのため視覚からの情報に依存する傾向は、なおのこと高くなります。
良い印象を持たれるヘアスタイルが無難といえます。
保育士の髪型の参考例!ヘアスタイル別に紹介
保育士のおすすめの髪型をヘアスタイル別にご紹介します。
ショート
ショートカットは、園児と活動的に遊んで髪型が崩れてもすぐに整えやすいので、保育士におすすめです。
とはいえ、スタイルがマンネリ化しやすい問題点もあります。
スタイリング剤を使い分けて、ふんわり感や毛束感を出したり、コテやヘアアイロンで適度なカールをつけたりすると、アレンジを楽しめるかもしれません。
編み込みなどで前髪を思い切って上げる、おでこ出しスタイルもいつもとは違った雰囲気を楽しめます。
ボブ・ミディアム
ボブもショートと同様にリセットしやすく、保育士と相性の良いヘアスタイルです。
縛れる長さの場合、束ねることで清潔感もキープできます。
ただしサイドの長さには注意が必要です。
ミルクをあげたり、オムツを交換したりするときは、必然的に前屈みになります。
サイドが長いと哺乳瓶の乳首や園児の顔に、髪の毛が付着することも。
サイドの長さがあるときは、ハーフアップなどのアレンジがおすすめです。
ロング
ロングヘアは、多彩なアレンジが楽しめ、きちんとまとめることもできるので、おしゃれと清潔感の両方をかなえるヘアスタイルです。
お団子ヘアやポニーテール、編み込みなどができます。
ロングヘアの場合、衛生面や動きやすさも考慮し必ず束ねておきたいところです。
毛先が園児の目や顔に当たること もあるため、まとめる位置にも気を配りましょう。
次にアレンジ方法を紹介するので、あわせて参考にしてみてください。
保育士の髪型もおしゃれに!可愛いヘアアレンジ紹介
次に、保育士にピッタリのおしゃれで可愛いヘアアレンジをご紹介します。
単体でも組み合わせでもおすすめです。
ぜひお試しください。
二つ結び
保育士のなかでもよく利用されているアレンジの一つです。
くるりんぱや編み込み、裏編み 、フィッシュボーン など、さまざまな工夫ができ、ヘアアクセも使用しないので、安全も確保できます。
髪の毛が長い場合は、毛先が食事や園児の顔に当たらないよう、結ぶ位置に留意してください。
ポニーテール
ヘアアレンジが苦手な方にもおすすめの簡単アレンジです。
一つに束ねて、後頭部を少しつまみエアリー感を出したり、大きめのシュシュをつけたりすると垢抜けたおしゃれを楽しめます。
また変化系として、先にハーフアップしてくるりんぱしたあと、全体を一つにまとめるとヘアゴムだけで完成し、崩れにくいという利点もあります。
帽子をかぶる機会が多い保育士に適しているヘアアレンジではないでしょうか。
運動会にもピッタリです。
編み込み
編み込みは、ヘアアレンジ上級者向けにはなりますが、マスターするとヘアアクセなしで、さまざまなアレンジが楽しめます。
前髪が長い場合は、前髪を編み込みして横に流すアレンジもおすすめです。
動画でも編み込みの方法が多数紹介されています。
ハーフアップ
上部半分だけを後ろで束ねるハーフアップ。
ボブやミディアムで中途半端な長さの場合も、顔周りがスッキリし、清潔感をキープできます。
ハーフアップの部分をお団子にしたり、くるりんぱしたりするアレンジが王道です。
帽子がかぶれるよう、結ぶ位置には注意しましょう。
保育士の髪型に関して気になる質問
髪型以外の、髪に関するポイントを解説します。
重要なのは、園児の安全面と保護者に与える印象です。
迷ったときには、園児への影響や印象が悪くないかを中心に考えると良いでしょう。
質問1:保育士に適した前髪の長さは?
職場では前髪が目にかからないようにしましょう。
顔が隠れたり目にかかったりすると、保護者に暗い印象を与えかねません。
また目に前髪が入り、思わず目を閉じたり擦ったりする一瞬で、園児の危険を防げないおそれがあります。
前髪が長い方は、編み込みで横に固定したり、ブローで横に流したり工夫が必要です。
質問2:保育士の髪型にパーマは大丈夫?
保育士の髪型にパーマは問題ありません。
とはいえ、極端にボリューミーで派手なパーマでは、職員や保護者からの印象も良いものにはなりません。
適度な巻きを意識したパーマにしたほうが無難です。
園児が引っ張って、巻きが取れてしまうこともあるため、パーマでもまとめ髪がおすすめです。
パーマを活かしたヘアスタイルはプライベートで楽しみましょう。
質問3:スタイリング剤は使用しても良い?
スタイリング剤の使用は可能です。
しかし匂いがきつかったり、べたついたりするような種類は控えたほうが良いでしょう。
園児は匂いに敏感です。
匂いで体調を崩す子もいれば、付着したスタイリング剤で手がべたつき、不機嫌になったり癇癪を起こしたりする子もいます。
園児が安全に居心地良く園内で過ごせるようにするには、匂いがなくサラっとした付け心地のスタイリング剤が適しています。
保育士は清潔感のある髪型を心がけよう
保育園は小さい子どもが社会性を身につける場所です。
そのなかで保育士は、園児の手本になる存在でなければなりません。
人に不快感を与えない身だしなみがどのようなものかを示す必要があります。
園児の安全を守り、保護者から良い印象を持たれるよう、笑顔と明るい挨拶とともに、清潔感のある髪型を心がけましょう。