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保育士の悩みでよくあるものは?解決法も紹介

保育士は子どもとの関わりのなかで多くの喜びを感じられる職業である一方で、保育士であるからこその悩みを抱えることもあります。

この記事では、保育士のよくある悩みを紹介しています。
具体的な解決方法も解説しているので、ぜひ参考にしてください。

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保育士の悩みでよくあるものは?

保育士の悩みでよくあるものは?

まずは保育士のよくある悩みを紹介します。

子どもの発達・子どもとの関わり方

保育士のよくある悩みとして、子どもの発達や子どもとの関わり方にまつわるものがあげられます。
子どもは一人ひとり発達の段階が違うこともあるので、年齢とその子自身の特性の2つを考慮して接することが求められます。

なかには発達に課題がある子どももおり、画一的な保育の知識だけでなく、発達障害などに対する幅広い知識も必要になるでしょう。

保育園にはさまざまな発達段階にある子どもたちが在籍しており、場合によっては子ども同士のもめごとになることもあり仲裁に入ることも求められます。
子ども同士の喧嘩やトラブルの解決では思いどおりに進まないこともあり、子どもとの接し方や関わり方に悩むこともあるでしょう。

職場での人間関係

保育士によくある悩みとして、職場での人間関係もあげられます。
保育園ではクラス担任が複数人いることもあり、クラスによって職員同士がチームワークを発揮して保育に努めることが必要です。

しかし、保育士であっても人間同士の関わりとなるので、「この人と合わないかも」「どのようにコミュニケーションを取ったら良いのだろう」と感じるなどのすれ違いも起こり得ます。

また、それぞれの職員で保育観が違うことも珍しくなく、保育方針で食い違うこともあります。
お互いの保育に対する考え方が違うことなどが原因で、衝突してしまい悩んでしまうケースもあるでしょう。

保護者との接し方

保護者との接し方に悩む保育士もいます。
保育士は保育中の子どもたちの様子を、送迎時の会話や連絡帳を通じて保護者に伝える必要があります。

ときには子どものケガや保育方針などについて、保護者からクレームを受けるケースもあるでしょう。
保護者によっては園の細かな点にクレームを入れてくる場合もあるので、精神的に疲弊してしまうこともあります。

ワークライフバランスや待遇

労働時間の長さや待遇の悪さに悩む保育士もいます。

保育士は子どもの保育のみならず、保護者への対応や事務作業などもこなさなければなりません。
運動会やお遊戯会などの行事の際には、事前準備が必要になることも多く、労働時間が長くなりがちです。
ワークライフバランスが取りにくいこともあるでしょう。

また、給料においても平均よりも低く、割に合わないと感じることもあります。
実際の保育士の平均年収は「令和4年賃金構造基本統計調査」の結果をもとに計算すると、391万円です。

令和4年の民間給与実態統計調査によると、日本の平均年収は458万円であり、保育士の年収は日本の平均年収より低いことがわかります。

ワークライフバランスや待遇面で悩む保育士は多いでしょう。
子どもとの関わりや人間関係、ワークライフバランスなど、保育士が大変だと感じることは下記記事でも解説しているので参考にしてください。

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保育士の悩みの解決方法

保育士の悩みには、人間関係や待遇などさまざまな面があります。
ここでは、保育士が抱えがちなそれぞれの悩みについて、解決方法を紹介します。

子どもとの関わり方は声かけを工夫する

子どもとの関わり方で悩んでいる場合は、声かけ方法を工夫してみましょう。
アプローチ方法や声のトーンをかえるだけでも、子どもの反応が変わることがあります。

しかし、いきなり対応方法を変えると言われても、どうすれば良いかわからないものです。
まずは先輩保育士など、対応が上手な人の関わり方を参考にすると良いでしょう。

最初は真似からでも良いので、先輩たちの関わり方を参考にして、子どもとの接し方を工夫してみてください。

人間関係は話し合い妥協点を見つける

相手の人間性や保育観などに共感できず、人間関係に悩みを感じている場合は、実際に話し合ってみることも大切です。
保育に関しての考え方が違っても、保育士の多くは「子どものため」という共通認識は持っているものです。

相手に完全に合わせる必要はありませんが、話し合いを通じて妥協点を見つけることはできるでしょう。

保護者対応は傾聴の姿勢を忘れずに

保護者対応では、相手の気持ちに寄り添い傾聴する姿勢を忘れずに持ちましょう。
保護者は子どもとの関わりに不安を持つことも多く、保育士を保育の専門家として頼ることもあります。

保護者から相談された際には、相談内容だけでなく愚痴などもしっかりと聞き、場合によっては無理のない範囲での解決策を示すことが大切です。
保護者に自分の気持ちを聞いてくれたという実感がわけば、より確かな信頼関係も構築できるでしょう。

信頼関係があればクレームなどに発展するケースも抑えられ、より保護者と良好な関係を築きやすくなります。

待遇面はスキルアップや転職も視野に入れる

保育士は、資格を取得すると資格手当を受け取れることもあります。
スキルアップを通じて待遇改善をめざせるので、研修に参加するなど自己研鑽に努めてみましょう。

また現在の園で収入の限界を感じているのであれば、より良い待遇を求めて転職を視野に入れることもおすすめです。
スキルアップができれば、より良い環境の保育園に転職できる可能性もあります。

上司や同僚などに相談する

一人で解決できそうにない悩みなどは、上司や同僚などに相談することも大切です。
誰かに話を聞いてもらうだけでも心が軽くなったり、専門的なアドバイスがもらえたりすることもあります。

またハラスメントなどの問題であれば、会社の人事部や外部の専門機関などへの相談も必要です。
誰かに話すことで周りからの協力も得られ、問題が解決に向かうこともあります。

保育士の仕事で悩みが出たとしても解決しながら働いていこう

保育士は多くの人と関わる職業であるため、さまざまな悩みが出てくるでしょう。
しかしその分、子どもの成長が見られた、同僚と大きな行事をやり遂げたなど、達成感も味わえる仕事です。

仕事をするなかで悩みが出た場合は、自分で悩みの解決方法を探すだけでなく、上司や同僚の力も借りながら解決していきましょう。
悩みがある分、それを解消して目標が達成されたときなどには、大きな感動を味わえるのではないでしょうか。

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