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生活支援員の仕事はきつい?仕事が大変で辛い理由と対処法を解説

生活支援員の仕事がきつい、という声を耳にしたことがある方もいるかもしれません。
実際のところ、生活支援員の仕事は大変なのでしょうか。

本記事では、生活支援員の仕事がきついといわれる理由や、きついと感じた際の対処法などを解説します。

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生活支援員の仕事がきついといわれる理由

生活支援員の仕事がきついといわれる理由

生活支援員が仕事をきついと感じる場合、よく挙げられる理由は以下の4つです。

  • 夜勤がある
  • 体力が追いつかない
  • ストレスをうまく解消できない
  • 給料があまり高くない

それぞれの内容を解説します。

夜勤がある

生活支援員は、夜勤がある場合もあります
夜勤は手当がつくため、給料の面では多くなりますが、夜勤を前提とした生活リズムで暮らす必要があるため、自身の健康管理に苦労する人が少なくありません。

体力が追いつかない

生活支援員は、体力面できついと感じやすい仕事です。
高齢者のお世話をしたり、日常生活のサポートをしたりと、仕事中は基本的に動き回ることも多いため、体力がない方は1日働けばかなり疲労を感じるでしょう。
また、危険がないか常に見張る必要があるため、心身の疲れを感じやすい仕事でもあります。

ストレスをうまく解消できない

利用者、ケアマネジャー、介護員など、さまざまな立場の人とやりとりする生活支援員は、ストレスを感じる場面もあるでしょう。
ストレスを感じやすい人や、うまく解消できない人は、生活支援員の仕事をきついと感じがちです。

給料があまり高くない

生活支援員はやりがいのある仕事ですが、給料があまり高くないことが多いです。
厚生労働省の発表によると、令和3年度の生活支援員の平均給与は常勤の場合32万1,900円で、全産業の平均給与である32万3,400円をやや下回ります。

生活支援員の仕事がきついと感じたときの対処法2選

生活支援員の仕事がきついと感じたときの対処法2選

生活支援員の仕事がきついと感じたときの対処法を2つ紹介します。

  • 上司や同僚に相談する
  • 条件の良い施設に転職する

見ていきましょう。

上司や同僚に相談する

生活支援員の仕事がきついと感じたときは、職場の上司や同僚に相談してみましょう。
相談することで、悩みを共有できるだけでなく、働き方の改善にもつながるかもしれません。

職場に相談できる人がいない場合は、各自治体が運営する、福祉の仕事に就いている人のための相談窓口を利用するのも良いでしょう。

条件の良い施設に転職する

職場の人間関係や給与が改善しない場合は、転職も視野に入れましょう。
生活支援員の求人がある施設には以下のようなものがあります。

有料老人ホーム

有料老人ホームは、高齢者が暮らしやすいよう、食事・介護・家事・健康管理などのサービスを受けられる施設です。
入所者の日常生活を支えるため、衣類の着脱、入浴や食事の介助、施設で行われるレクリエーションの参加など、生活のサポートを行うことが生活支援員の主な業務です。

グループホーム

グループホームは障害や認知症のある方が共同生活を送る施設です。
食事をはじめとする生活サポートや調理などが、生活支援員の主な業務となります。

就労移行支援事業所

就労移行支援事業所は、障害によって一般の企業での就労が難しい方を支援する施設です。
職場の紹介後に就業のサポートも行います。
生活相談や健康管理指導、サービス管理者の補助が生活支援員の主な業務です。

障がい者支援施設

障がい者支援施設は、常時介護を必要とする人が入所する施設です。
生活支援員は入浴や排せつの介助、食事・調理や洗濯など日常生活のサポート、相談援助など、生活全般の支援を行います。

社会福祉協議会

社会福祉協議会は、地域における福祉の向上を目的として組織された民間の社会福祉法人です。
生活支援員は、利用者の自宅を訪問し、本人の状況確認と請求書や郵便物のチェック、振込などのサポートを行い、経済生活をスムーズに送るための支援をします。

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生活支援員がキャリアアップするには?

生活支援員がキャリアアップするには?

生活支援員には無資格でもなることができます。

しかし資格を取得すると、給与がアップしたり、転職する際に有利になるなどのメリットがあるでしょう。
ここでは、生活支援員のステップアップ方法を紹介します。

社会福祉士

社会福祉士は国家資格で、福祉の専門的な知識と技術を持って障がい者や高齢者など、日常生活のサポートが必要な方に対して、相談・助言・指導をしたり、福祉・健康医療サービスの提供関係者との調整をしたりします。

養成校や大学、実務経験の年数によって社会福祉士の国家試験受検資格は異なります。
生活支援員としての勤務経験は実務経験にカウントされるだけでなく、実際の業務においても役立つでしょう。

精神保健福祉士

精神保健福祉士は国家資格が必要な職業で、精神障害の方に対して社会復帰のための相談や指導、援助を行います。

国家試験は、学歴や実務経験の年数によって受検資格が異なります。
生活支援員としての経験は実務経験として役立つので、生活支援員からステップアップしたい方におすすめの職業です。

介護福祉士

介護の専門家である介護福祉士は、訪問介護施設や特別養護老人ホーム、障がい者支援施設などが主な勤務先です。
こちらも国家資格を必要とする資格職で、生活支援員と兼務することの多い職業でもあります。

サービス管理責任者

サービス管理責任者は、福祉サービスを提供する施設で、サービス提供に関する全般を管理しています。
サービス管理責任者になるための条件の一つには実務経験があり、生活支援員の経験もカウントできます。

生活支援員は大変なこともあるがやりがいのある仕事

生活支援員の仕事がきついと感じたときは、相談相手をみつけたり、他の職場に転職して改善する場合があります。
また、資格を取得したり、実務経験の年数を延ばすことによるキャリアアップも可能です。

自分の理想とするキャリアプランと照らし合わせながら、最適な対策を選ぶと良いでしょう。

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執筆者について

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