「医療事務に国家資格はある？」
「どの資格を取得すれば良いの？」
医療事務をめざす人や、現在医療事務として働いている人は、上記のような疑問を持つことがあるかもしれません。
医療事務の資格に国家資格はありませんが、民間資格はいくつか存在し、取得することで多くのメリットがあります。
本記事では、民間資格と国家資格の違いや、医療事務の資格を取得するメリットなどを紹介します。
目次
国家資格になる医療事務の資格は存在しない
医療事務に関する資格に、国家資格は存在しません。
医療事務には多数の資格がありますが、それらはすべて民間資格です。
ここでは、民間資格と国家資格の違いに触れたうえで、医療事務の民間資格を取得するメリットを紹介していきます。
民間とは？国家資格との違い
民間資格とは、民間の資格機関や団体・協会・企業が設けた独自の基準に基づいて、個人の能力や知識を認定する資格です。
国家資格に該当しない資格は民間資格に分類されます。
民間資格は、主にスキルや知識を証明するために利用されます。
資格ごとに知名度や信用度にバラつきはありますが、国家資格に比べると気軽に受験しやすい点が魅力です。
一方、国や政府によって認定されている資格が国家資格です。
国家資格を持つことで、特定の職種や業務に就くことが認められます。
例えば、医師や看護師、弁護士や教員などがこれに該当します。
医療事務の民間資格取得のメリット
医療事務の民間資格を取得するメリットとしては、以下の4つが挙げられます。
- 就職や転職に有利
- 専門知識とスキルの証
- 給与とキャリアの向上
- 求人の選択肢の拡大
就職や転職に有利
医療事務の民間資格を取得すると、就職や転職で有利になることがあります。
医療事務の仕事は未経験者や無資格でも応募は可能ですが、即戦力としてのスキルや知識を証明できるため、他の応募者よりも採用される可能性が高くなるでしょう。
専門知識とスキルの証明
医療事務の民間資格は、面接や書類選考の際に専門知識やスキルの証明になります。
そのため、就職や転職で有利になるだけではなく、実際に働き始めてからも信頼を獲得しやすいでしょう。
給与とキャリアの向上
医療事務の資格保有者は、無資格者よりも給与が高い可能性があります。
医療事務の求人条件には資格不問のケースもありますが、資格手当を支給する職場も存在するためです。
働きながらさらなる資格を取得すれば、業務の幅が増えたり、昇進したりと、キャリアアップのチャンスをつかめる可能性もあります。
求人の選択肢の拡大
医療事務の求人には「資格保持者優遇」と書かれているものも多いため、資格を持っていれば、応募できる求人の幅が広がります。
医療事務は、正社員やパート・アルバイト、派遣社員など、さまざまな働き方を選ぶことが可能ですが、資格を取得しておくことで、自分の希望を叶えられる可能性が高くなるでしょう。
例えば育児との両立を考える場合、短時間の勤務を希望するかもしれません。
このような状況でも、資格を持っていれば、最適な仕事を見つけやすくなるでしょう。
医療事務の民間資格には、医療事務技能審査試験（メディカルクラーク）・医療事務技能認定試験・診療報酬請求事務能力認定試験など、さまざまな種類があります。
医療事務の民間資格はこちらの記事で紹介しているので参考にしてください。
国家資格になる医療事務の資格はないため民間資格でキャリアの強化を
医療事務の国家資格は存在しませんが、民間資格は多く存在します。
民間資格を取得することで、医療事務のスキルの証明が可能です。
医療事務の職には未経験者や資格を持たない人も就労できますが、資格を保有すると就職や転職の際に有利な立場に立つことができ、求人の幅も広がります。
さらに、資格取得を通じて専門知識を深め、キャリアアップを図ることも可能です。
医療事務は、ライフスタイルによって柔軟に働ける職種です。
多くの応募者のなかで際立った人材として評価されるためには、スキルや能力を磨く積極的な姿勢や、キャリアを向上させる意欲が必須となります。
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