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臨床検査技師の年収は学歴と就職先によって違う?年収アップの方法も解説

医療機関にてさまざまな検査を担う臨床検査技師。
勤務先は大学病院や検査センターなど幅広く、活躍の機会も多くあります。

そんな臨床検査技師として働くなかで、「自分の年収は高い?低い?」と気になってはいませんか。
特に転職を考える際は、「どのような職場で働けば収入アップをめざせるかな」と疑問に思うこともあるでしょう。

本記事では、臨床検査技師の年収に関して、年齢・性別、企業規模など、さまざまな観点から平均金額を解説します。

後半では、臨床検査技師の年収アップのポイントや、学歴ごとの年収比較も行い、臨床検査技師の年収に関する疑問点をすべて解決できます。

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臨床検査技師の平均年収とは

臨床検査技師の平均年収とは

令和5年賃金構造基本統計調査によると、臨床検査技師の全国平均年収は475.4万円、就業者の年齢平均は39.1歳です。
年収は所属する組織や年齢・性別によって異なるため、自身の実際の年収が平均とかけ離れている場合もあるかもしれません。
そこで本項目では、臨床検査技師の年収を企業規模や性別ごとに比較します。

企業規模別|臨床検査技師の平均年収

まずは企業規模ごとの平均年収を見ていきましょう。
勤続年数1年から15年以上のすべての層を平均した額は以下のとおりです。

企業規模 平均年収
1,000人以上 520.6万円
100~999人 430.0万円
10~99人 418.5万円

1,000人以上の規模になると、全体の平均年収より50万円近く高い年収となっています。

男女別|臨床検査技師の平均年収

次に男女別の平均年収を見ていきましょう。
男性の平均年収は504.0万円である一方で、女性の平均年収は403.7万円となっています。
どの職種にもいえることですが、女性は結婚・出産のタイミングでキャリアがストップしてしまい年収が伸び悩む傾向にあります。

性別、年齢ごとに年収を比較すると4年目までは男女の年収にほとんど差がありません。
10年目以降になると男性のほうが高くなっており、これは出産や育児などの影響が考えられます。

他の医療職と比べた臨床検査技師の年収

参考までに、薬剤師や看護師など、同じ医療職の平均年収と比較してみましょう。

医療職種 平均年収
臨床検査技師 475.5万円
薬剤師 549.5万円
放射線技師 495.3万円
看護師 488.9万円
理学療法士 418.9万円
作業療法士 415.4万円

薬剤師・放射線技師の年収は目立って高いですが、その他の医療職と臨床検査技師の平均年収には大きな差がありません。
また、令和5年賃金構造基本統計調査によると、給与所得者全体の平均年収は399万円であるため、臨床検査技師の年収は一般的な給与所得者の給与水準を上回っているといえます。

なお、臨床検査技師の年収の低さや、公務員として働く臨床検査技師の年収に関する情報はこちらの記事もご覧ください。

臨床検査技師の年収は大卒と専門卒で異なる?

臨床検査技師の年収は大卒と専門卒で異なる?

臨床検査技師の年収を知るうえで、学歴による差は気になるところです。

臨床検査技師になるためには、大学を出て資格を取得し就業する方法と、専門学校や短大を経て資格取得・就業に至る方法があります。
大卒と専門学校・短大卒を比べて、どの程度の違いがあるかを見ていきましょう。

臨床検査技師の初任給は大卒のほうがわずかに高い

下表は臨床検査技師の学歴ごとの初任給一覧です。
臨床検査技師の初任給では、大卒と専門卒の差は約1万円ですが、勤務年数を重ねるにつれて学歴により昇進や手当に大きな影響が出てきます。

学歴 初任給
大学院卒 21万8,000円
大学卒 20万5,400円
短大・専門学校卒 19万4,000円

臨床検査技師で役職に就くには大卒が有利

初任給での学歴による給与差は微々たるものですが、「ゆくゆくは役職者をめざしたい」と考える場合は大卒が有利となるでしょう。
役職者になれば給与のベースアップはもちろん、役職手当もつき、年収アップに直結します。

これから臨床検査技師を志す場合、可能であれば大学を卒業して就職することをおすすめします。

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臨床検査技師で年収アップを狙うには

臨床検査技師は一般的な会社員よりも年収が高い傾向があり、安定して稼げる仕事です。
しかし、臨床検査技師として勤務を続けるなかでは「さらに収入アップをめざしたい」と考えることもあるでしょう。
本項目では臨床検査技師として年収アップを狙える資格取得、コーディネーターやモデルになるなどの方法を解説します。
臨床検査技師は働き方によって年収1,000万円をめざせる可能性もあるため、ぜひ詳細を知っておきましょう。

年収アップにつながる資格を取る

どの職種にも当てはまる方法ですが、業務に役立つ資格を取得し資格手当を得たり、キャリアアップにつなげたりすると年収アップをめざせます。

臨床検査技師に関連する資格として、がん細胞の検査を行う細胞検査士やエコー検査を行う超音波検査士の資格があります。
いずれもニーズが高く、年収アップを見込めるでしょう。

他にも、一級臨床検査士、国際細胞検査士などの資格もあり、年収アップはもちろん臨床検査技師士としてのステップアップをめざすなら、ぜひチャレンジしたい資格です。

治験コーディネーターや臨床開発モニターになる

臨床検査技師として年収をアップさせるもう一つの方法として、治験コーディネーター、臨床開発モニターをめざす方法があります。

治験コーディネーターは医療機関や治験施設支援機関に所属し、医療機関の立場から治験のスムーズな運営のために被験者のサポートやスケジュール管理などさまざまな調整を行う仕事です。
書類作成業務のほか、新薬の治験において製薬会社や医師と被験者となる患者さんの橋渡しを行う役割も担うため、臨機応変さやコミュニケーション能力が必要です。

いっぽう臨床開発モニターは製薬企業や開発業務受託機関に所属し、製薬企業の立場から治験のデータ取り扱いをメインに行います。

両者の仕事内容は治験の運営を担うという点で似ていますが、大きく異なるのは立場です。
治験コーディネーターは病院側、臨床開発モニターは製薬会社の立場から治験に関わるという違いを認識しておきましょう。

医療機器メーカーで管理職になる

新卒でいきなり挑戦するのは困難な方法ですが、将来的に年収アップをめざす場合、医療機器メーカーで働く臨床検査技師になるという選択肢もおすすめです。
年収は400~600万円程度が相場になります。

特に外資系企業の場合、能力に応じて年収アップが叶いやすいため、管理職になると1,000万円以上の年収も夢ではありません。

臨床検査技師は安定した年収を得られる仕事

今回は臨床検査技師の年収を、企業ごとや性別など細かく分けて紹介しました。
細かく条件分けして平均年収を確認したことで、自分の適正年収を知ることができたかと思います。

結論から述べると、臨床検査技師は一般会社員よりも高い年収を得られます。
さらに働く環境を工夫すれば、年収アップも夢ではありません。
自分の能力を最大限発揮し、見合った収入を得るためにも、職場選びは慎重に行い、学ぶ姿勢を忘れずにキャリアアップをめざしましょう。

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