
看護師として働くには、たくさんのグッズが必要になります。
今回は、「仕事グッズを揃えておきたいけれど何が必要かわからない」「何を用意したら良いか、周りの人に聞きにくい」と悩んでいる新人看護師に向けて、用意しておきたい必需品をご紹介します。
グッズ選びのポイントや持っていると役立つグッズも紹介するので、参考にしてください。
目次
新人看護師の必需品7選
まず、看護師として働きだす前に揃えておきたい必需品を7つご紹介します。
聴診器
看護師の必需品といえば、聴診器を思い浮かべる人も多いことでしょう。
そのイメージのとおり、聴診器は用意しておいたほうが良いものの一つです。
聴診器を選ぶ際のポイントは、自分の耳へのフィット性と音の聞き取りやすさです。
膜面とベル面の両方が使えるタイプで、複数サイズのイヤーチップが付いているものが良いでしょう。
ペアン
「ペアン」は、ハサミのような形をしている、刃が付いていない医療器具です。
点滴ルートなどのチューブ類を挟んで、一時的に血液や体液の流れを止めるときに使います。
使う場面や使い方は、先輩看護師に聞いてみましょう。
ナースウォッチ
ナースウォッチも看護師の必需品です。
衛生管理・感染予防の観点から、勤務中は腕時計が使用できないので、懐中時計型のナースウォッチを用意しましょう。
一つ持っておくと、業務におけるスケジュール管理はもちろんのこと、バイタルサイン測定や点滴滴下計算などさまざまな場面で活躍します。
シンプルなデザインのものから、かわいいキャラクターものまで、さまざまな種類があるので、自分に合ったものを探してみましょう。
電卓付き点滴タイマー
電卓付き点滴タイマーは、電卓、点滴の滴下速度計算機能、タイマーの3つが1台にまとまった優れものです。
看護師として働いていると、点滴の滴下計算や薬剤溶解量の計算など、計算が必要になる場面もよくあるので、電卓があると便利です。
また、看護師の仕事はマルチタスクに追われることも多いため、時間管理ができるようにタイマーを持っていると良いでしょう。
消音機能が付いているものであれば、夜勤中も気にせず使用できます。
バインダー
バインダーも必要です。
業務に必要なワークシートなどを持ち歩くときに使うだけでなく、患者さんやご家族に同意書などの書類に記入してもらうときの机代わりになります。
看護師の仕事では患者さんの個人情報を使用する場面が多いため、書類の管理を徹底する必要があるという理由からも、クリアファイルなどの簡易的なものより、しっかりとしたクリップが付いているバインダーの利用をおすすめします。
紙製のものよりプラスチック製のもののほうが、耐久性に優れ、長く利用できるでしょう。
ボールペンとメモ帳
メモ帳とボールペンも必須です。
新人看護師の場合は特に、入職後のオリエンテーションの内容や業務内容など、新しく覚えなくてはならないことが山ほどあります。
その都度メモを取るようにしましょう。
患者さんとのやりとりにおいてもメモを取ることがあるので、いつでも持ち歩いておくと良いでしょう。
キャップレス印鑑
看護師の仕事では、書類へのサインなどで印鑑を使用する場面が意外と多いものです。
100均の印鑑で問題ないので、一つ常備しておきましょう。
蓋付きのものよりも、キャップレスでそのまますぐに捺印できるものがおすすめです。
また、訂正印がセットになっているものだと、使い勝手が良く便利です。
看護師の道具選びの注意点
看護師のグッズ選びにおいて大切なのは「安全性」と「清潔さ」です。
まず、何といっても安全性が重要です。
ハサミなど刃があるものは、患者さんと接しているときにケガをさせてしまうリスクがあります。
また、一見危険そうにみえないものでも、高いところから患者さんの体に落下させてしまう可能性があります。
さらに、細かな部品が欠けて患者さんのベッドに転がってしまったりすることもあるため、常に徹底した管理を心がけ、なくさないように注意しましょう。
さらに、清潔を保つことも大切です。
さまざまな患者さんに対して同じ道具を使うので、毎回アルコール綿などによる消毒を忘れないようにしましょう。
長い間使用して汚染が目立ってきたら、新しいものを購入すると良いでしょう。
看護師グッズでほかにもあると助かる便利グッズ
看護師として働くうえでの必需品を7つご紹介しましたが、ここでは準備しておくと良いもの、あると助かる便利グッズをさらに3つほどご紹介します。
ペンライト
ペンライトはあると便利なグッズの一つです。
患者さんの瞳孔確認の際や、夜勤中に手元を明るくしたいときに役立ちます。
大きいものや重いものは持ち運びにくいため、医療用のコンパクトなものを選びましょう。
瞳孔計が付いているものだとより便利です。
医療用ハサミ
医療用テープやガーゼなどを切る際に使う医療用ハサミは、病棟にも置かれていますが、自分用に一つ持っておくといつでもサッと使えて便利です。
ポーチやポケットに付けておくためのクリップが付いたものだと、なくさず安全に使えます。
収納ポーチ
さまざまなグッズを収納して持ち歩くのに、ポーチの利用がおすすめです。
グッズをポケットにバラバラに入れておくと、下を向いたときやかがんだときにすべて転がり落ちてしまうことがあり危険だからです。
ただし、病院や部署によってはポーチの利用が禁止されていることもあります。
購入前に職場の人に確認することをおすすめします。
収納ポーチをはじめ、いろいろな看護師グッズを揃える際は、ナースグッズ通販専門店の利用が便利です。
看護師が仕事をする際の必需品7つを揃えよう
今回は、看護師の必需品をご紹介しました。
病棟に置いてある備品を使っても良いのですが、今回必需品としてご紹介した7つのアイテム(聴診器、ペアン、ナースウォッチ、電卓付き点滴タイマー、バインダー、ボールペン・メモ帳、キャップレス印鑑)は用意しておきましょう。
その他のグッズは、看護師として働きだしてから何が必要なのかを見極めて、順に揃えていくのが良いでしょう。