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【作業療法士の志望動機】高校生が進学で使える例文を紹介

作業療法士をめざし、養成課程のある学校への進学を希望する高校生の中には、志望動機をどのように書いたら良いのか分からない方もいるでしょう。

本記事では、高校生が志望動機を書く際に考えるべきことについて紹介します。
例文も掲載しているため、ぜひ参考にしてください。

なお、作業療法士の仕事内容は次のページで詳しく紹介しています。
興味のある方は、ぜひご覧ください。

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【作業療法士の志望動機】高校生が考えるべきこと

【作業療法士の志望動機】高校生が考えるべきこと

作業療法士になるためには、養成課程のある大学や短大、専門学校などで3年以上学ばなければなりません。
これらの養成校を、推薦入試やAO入試で受験する際には、志望理由書や面接による選抜がおこなわれ、いずれにおいても重要になるのが志望動機です。

ここではまず、作業療法士の養成校を志望する高校生が、志望動機を考える際のポイントとして、以下の3つを紹介します。

  • 作業療法士になりたい理由を考える
  • その進学先を選んだ理由を考える
  • 将来像を明確にする

作業療法士になりたい理由を考える

まずは、作業療法士になりたい理由を明確にしましょう。
作業療法士をめざすことになったきっかけや、具体的なエピソードがあれば、より説得力の有る志望動機を作成することができます。

エピソードの例としては、以下のような事柄が挙げられます。

  • 自分が怪我をしてリハビリをした際、作業療法士のお世話になった
  • 家族が作業療法を受けたことがある
  • 保護者が医療系の仕事をしている など

その進学先を選んだ理由を考える

作業療法士の養成校は、全国で200校以上にのぼります。
そのなかで、他の学校でなく、志望先の学校を選んだ理由は何なのかを考えましょう。
その学校のどこに魅力を感じたのか、言語化することが大切です。

そのためには、その志望先の学校をよく知っておく必要があります。
オープンキャンパスなどに参加し、カリキュラムや環境などについて、理解を深めると良いでしょう。

将来像を明確にする

卒業後したらどのように働いていきたいのか、自分の将来像を明確にしましょう。
その実現のためには、志望先の学校に進学する必要があるということを、志望理由のなかで伝えます。

しっかりと未来を見据えていることが伝われば、志望度の高さも伝わり、合格する可能性が高くなるでしょう。

作業療法士として就職する際の志望動機を知りたい方は、以下の記事も参照してください。

【作業療法士の志望動機】高校生が使える例文

ここからは、作業療法士の養成校をめざす高校生の、志望動機の例文を紹介します。
志望理由書の例文と、面接の例文をそれぞれ紹介するので、作成時の参考にしてください。

志望理由書の例文

まずは、志望理由書向けの例文を2つ紹介します。

【例文1】

私は、リハビリを頑張る人のサポートをするために、作業療法士になりたいです。

私は中学生から高校生までバスケットボールをしていました。
全国大会をめざして毎日練習をしていましたが、あるとき骨折をしてしまい、試合へ出場できなくなりました。
今までしてきたことはなんだったんだろうと思い、大変落ち込んだことを覚えています。

そんなとき、リハビリで出会ったのが作業療法士さんでした。
「リハビリをしても治るまでに時間がかかるから無駄だ」と落ち込んでいた私を励ましながら適切なサポートを行ってくれる姿に感動し、私自身もがんばってリハビリを続けることができました。

相談にもしっかりと応じてくれる作業療法士さんのおかげで、私は焦らずにしっかりと怪我を治すことができました。

そのような経験から、私も困難な状況に陥った人の生活を支える作業療法士になりたいと思うようになったのです。

貴学は作業療法士になるためのカリキュラムが充実しており、幅広く勉強できる点に魅力を感じたため、志望しました。

【例文2】

私は将来、高齢者分野の作業療法士になりたいと思っています。

私の祖母が病院に入院した際、何度かリハビリをしているのを見かけました。
あとからリハビリの担当をしてくれていた人が作業療法士と知り、私も同じように高齢者の方や体の不自由の人のサポートをしたいと考えるようになりました。

高齢化社会のニュースを聞くたび、今後ますますリハビリが必要な人が増えてくるだろうと思っています。
一人暮らしの人が増える可能性もあり、私はそういう人たちの手助けをしたいと考えています。

高齢者分野に力を入れている貴学の作業療法科で、作業療法について学び、作業療法士の資格取得をめざしたいです。

面接での例文

続いて、面接における志望理由書の例文を見ていきましょう。

【例文1】

私は小学生のころに交通事故に遭い、しばらくの間入院していました。
幸い命に別条はありませんでしたが、車椅子生活になり、歩けない状態が続きました。
そのときにリハビリを受け持ってくれた作業療法士さんがとても優しく、親身になって対応してくれたことを覚えています。

それがきっかけになり、私も将来は作業療法士になりたいと考えるようになりました。
作業療法士は医療はもちろん、介護や福祉などさまざまな分野で活躍できると思うので、大学で学ぶ間に自分の道を明確にしたいと思っています。

【例文2】

高齢者の介護問題をニュースで見て、私も他人事ではないと思いました。
大学でより深い知識を得て学び、将来は作業療法士として介護の世界に身を置きたいと考えています。

貴学のカリキュラムを調べた際に、じっくりと深く学べる内容に魅力を感じました。
また、オープンキャンパスに訪れた際には、キラキラとした表情で学ぶ学生たちに出会い、ここしかないと思いました。

貴学に入学して、高齢者の心と体について深く学び、作業療法士の資格取得をめざしたいと思っています。

作業療法士になりたい理由を明確にして志望動機を考えよう

志望動機を伝える際には、作業療法士になりたい明確な理由と、その進学先を選んだ理由を、それぞれ明確に言語化することが大切です。
曖昧な内容は印象に残らないため、できるだけ具体的なエピソードを伝えるようにしましょう。

今回紹介した内容を参考にして、ぜひ自分らしい志望動機を完成させてください。

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