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薬剤師にはどのような人が向いている?性格や適性・有用なスキルなどを紹介

薬剤師の職業に興味はあるものの、「自分に務まるか不安」「向き不向きはあるの?」というような不安を抱えている人は少なくないのではないでしょうか。
今回は、薬剤師に向いている人について、性格や適正、有用なスキルなどを紹介します。

薬剤師に興味がある人、自分の特性に合った仕事を見つけたい人はぜひ最後までご覧ください。

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薬剤師に向いている人の性格とは

薬剤師に向いている人の性格とは

まず、薬剤師に向いている人の性格をみていきましょう。

責任感がある人

薬剤師には、患者さんの信頼に応えようとする強い責任感が求められるため、責任感がある人は薬剤師に向いています。

処方する薬の種類や薬の服用方法の説明を誤れば、患者さんへ健康被害を及ぼすリスクもあります。
医師のように医療行為ができるわけではなくとも、患者さんの大切な命を預かっているという点では、薬剤師の仕事も大きな責任がともなうことに変わりはありません。
そのため、患者さん一人ひとりに向き合い、責任感を持って仕事に当たれる人は、薬剤師に向いているでしょう。

向上心のある人

向上心をもって仕事に臨める人や新しいことを学ぶのが好きな人も、薬剤師に向いています。
薬剤師は国家資格ですが、免許取得後も、常に進歩する医療に対応すべく勉強し続けることが必要だからです。

また、実際に社会に出て薬剤師として働き始めてから初めて学ぶことも多くあります。
自分自身のスキルアップのためにも、勉強会やセミナー、講演会へ積極的に参加する姿勢が理想的です。

几帳面な人

薬を扱う薬剤師の仕事には正確さが求められるので、手先が器用で細かい作業を苦にしない人や几帳面な人も薬剤師に向いています。
調剤の際には細かな計量や計測が非常に重要であり、薬に関わる取り違えなどのミスは最悪の場合、患者さんの命に関わる事象につながりかねません。

集中力を要する作業が得意な人や、精密作業を苦にせず行える几帳面さのある人は、薬剤師に向いているといえるでしょう。

【職場別】薬剤師に向いている人の特徴

【職場別】薬剤師に向いている人の特徴

薬剤師の働き先には、調剤薬局や医療機関、ドラッグストアや企業などさまざまな場所があります。
ここからは、薬剤師に向いている人の特徴を職場ごとにみていきましょう。

調剤薬局

調剤薬局で勤務する薬剤師の主な業務は、患者さんに適切な医薬品を提供することです。
そのため、患者さんの症状や不調のヒアリングや医薬品の適切な説明など、コミュニケーション能力に長けている人は調剤薬局での勤務に向いています。
また、調剤薬局では調剤室という狭い空間で他の薬剤師と協力しながら業務を進める必要があるため、協調性も必要不可欠です。

さらに、患者さんからの健康相談に応じたり医師へ問い合わせを行ったりする場面では、臨機応変さも求められます。
柔軟な応対能力が役立つでしょう。

病院

病院薬剤師の主な業務内容は、病院内で使用する薬剤の製造や管理、入院患者さん・外来患者さんへの服薬指導です。

病院では入院患者さん一人ひとりと向き合い治療をサポートします。
そのため、一つの物事を掘り下げて考えられる人や、患者さんの思いに寄り添える人は病院薬剤師に向いているといえるでしょう。

また、病院では特にチーム医療も重要になります。
医師や看護師をはじめとする他職種との連携が必要なので、コミュニケーション能力や協調性が求められます。

ドラッグストア

ドラッグストアの薬剤師は、医薬品の管理だけでなく、お客さんのニーズに合わせて適切な医薬品を紹介したり服薬指導を行ったりします。
また他の職場と異なり、お店の一スタッフとして品出しやレジ打ちなどの業務を行う必要があるケースも多いです。

ドラッグストアの薬剤師は、薬に関する情報提供とともに接客業務などを行うので、人と関わるのが好きな人、レジ打ちなどの一般業務にも興味がある人に向いています。
また最近では、調剤薬局併設型ドラッグストアや夜遅い時間まで営業しているドラッグストアもありますので、お店の方針に合わせた働き方ができる人が望ましいでしょう。

製薬会社

製薬会社も薬剤師が活躍できる場です。

製薬会社では、新薬に関するデータをまとめたうえで医療機関などに営業を行うため、知識をアップデートし続けられる人や会社の利益に貢献する意欲がある人におすすめです。
営業職であるため、取引先の医師や薬剤師などとのコミュニケーションも欠かせません。

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薬剤師に適性がある人が持っているスキルとは

薬剤師に適性がある人が持っているスキルとは

薬剤師になるために必要なスキルや、薬剤師に適性がある人が有しているスキルにはどのようなものがあるのか解説します。

接客スキル

薬剤師として働くには、どのような職場に所属するにせよ、接客スキルやコミュニケーションスキルが欠かせません。
服薬指導においては患者さんやご家族が理解しやすい言葉で薬を説明し、ときには患者さんやご家族の話にしっかりと耳を傾け、患者さんの服薬をサポートする必要があります。

また、チーム医療の一員として医師など他職種と関わる場面が多いのも薬剤師業務の特徴です。
薬の専門家の立場から、正しい情報提供をする力が必要です。

さらにドラッグストアや製薬会社においては、営業の面でも接客スキルは必要不可欠。
「人と話すのが苦手」「人の話しを聞くのが苦手」「営業が苦手」など、対人関係に不安がある人は、その点を理解しておきましょう。

パソコンスキル

薬剤師として勤務するならば、基本的なパソコンスキルもあったほうが良いでしょう。
薬歴管理や調剤記録などはパソコンで行うことが多く、多数の患者さんの対応が必要となる調剤薬局や病院では、ある程度早くタイピングができないと仕事が追いつかなくなってしまいます。

英語力

薬剤師になるために語学力が必須なわけではありませんが、英語力もあるに越したことはありません。
調剤薬局や医療機関、ドラッグストアなど、薬剤師が勤務する場所には当然ながら外国人もきます。
特に服薬指導の場面では、「言葉が通じないから正しく指導ができなかった」などの言い訳は通用しません。

日本語がわからない患者さんでも安心して薬を飲んでもらえるように、最低限の会話や服薬指導の際によく使う言葉については、英語で対応できることが望ましいです。

薬剤師に向いている人の特徴に当てはまらなくても大丈夫

今回は、薬剤師に向いている人の特徴や求められるスキルについて解説しました。
「自分は薬剤師に向いている人の特徴に当てはまらなかった」と落胆している人もいるかもしれませんが、問題ありません。

まずは、自分のどのようなところが薬剤師に向いていないと感じたのか明らかにしましょう。
自分自身に原因があることもあれば、他人や環境が原因となるケースもあるかもしれません。
自分自身に原因がある場合は、問題を解決する方法を考え、行動に移してみましょう。
一方、環境などに問題があると感じた場合は、環境を変えてみるのも一つの手です。

初めから完璧に業務をこなすことができる薬剤師はいません。
自分の長所を活かせて、短所を改善できるような職場をみつけていきましょう。

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執筆者について

情報かる・けるは、医療・介護従事者として働いている方や、これから目指す方の「知りたい」に応えるメディア。 全国54,000件以上の求人を扱う弊社スタッフが、編集部として情報発信! “いい仕事が見つかる・いい仕事を見つける”ための、有益なコンテンツをお届けします。 https://twitter.com/karu_keru

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