総合トップ 情報かる・ける > 職種・資格について > 保健師 > 保健師の仕事で大変なことは?理由や対策方法を解説
情報 かる・ける

保健師の仕事で大変なことは?理由や対策方法を解説

保健師は、地域の健康に貢献するやりがいのある仕事ですが、大変なことも多い職業です。
この記事では、保健師の大変なことや、その理由、具体的な対策を紹介しています。
保健師の仕事が大変だと感じている方や、大変さについて知りたい方は参考にしてください。

保健師の求人を探す

保健師が仕事をするうえで大変なこと

保健師が仕事をするうえで大変なこと

保健師の仕事で、大変と感じやすいことは以下のとおりです。

  • 新人でもいきなり指導的な立場になる
  • 他人の行動を変える難しさ
  • 専門的で幅広い知識のアップデートが必要
  • 保健師の専門以外の知識も必要
  • 健康に関わる判断力が必要
  • 慢性的に人手不足

新人でもいきなり指導的な立場になる

保健師は、健康やメンタルサポート、育児指導など、対象となる人に保健指導(アドバイス)をすることが仕事です。
たとえ新人であっても、自分と年齢の異なる人や、さまざまな職業の人に対して、指導的な立場として接する必要があることから、不安や難しさを感じる人が少なくありません。

他人の行動を変える難しさ

他人の行動を変えるのは難しいものです。
保健師は保健指導のなかで、生活習慣の改善を促すことがありますが、素直に改善してもらえないことも珍しくないでしょう。
保健指導の相手に行動を変容してもらうための普遍的な方法はなく、根気強く向き合わなければいけないところに難しさがあります。

専門的で幅広い知識のアップデートが必要

保健師は、幅広い専門知識のアップデートが必要です。
保健指導する相手は、乳幼児から高齢者までさまざまであり、そのぶん必要とする知識も幅広いものになります。
日々の業務のなかで常に最新の知識を学び続けることは、難しいポイントの一つです。

さらに、人の健康に関わる仕事であるため、インプットした知識をわかりやすくアウトプットする能力も欠かせないでしょう。

保健師の専門以外の知識も必要

保健師は、専門知識の枠を超えた、幅広い知識やスキルが必要です。
例えば、健康セミナーを開催する際には、チラシを作成するスキルや集客能力が求められるでしょう。
ときには新しいスキルを実践のなかで身につけなければいけない場面もあり、保健師の難しさの一つとなっています。

健康に関わる判断力が必要

人々が抱えている健康問題の背景にある社会問題まで探索し、原因の究明・解決まですることも保健師の役割です。
また、地域の健康診断の結果と社会環境、最新の医療、制度などを鑑み、地域全体の健康のために何が必要なのかを考えるなど、未来を見据えた決断もしなければなりません。
これらの役割を果たすためには、問題解決能力や論理的思考、データ分析力なども求められます。

慢性的に人手不足

慢性的に人手不足であることも、保健師の難しさの一つです。
相談業務は一人で数十人担当し、それぞれの人の話を聞き、健康指導を行わなければなりません。

また、職場に他の保健師がいないケースでは、仕事の役割分担ができないだけではなく、日々の業務に関する相談相手がいないため、自分自身の健康やメンタルのコントロールが重要です。

保健師の求人を探す

保健師の仕事が大変だと感じたら

保健師の仕事が大変だと感じたら、以下のように状況を整理してみましょう。

  • 大変な理由が職場環境の問題なのかを考えてみる
  • 保健師の仕事が好きかどうか、あらためて気持ちを整理する
  • 転職を検討する

大変な理由が職場環境の問題なのか考えてみる

保健師の仕事が大変だと感じたら、保健師だからなのか、それとも今の職場に問題があるからなのか、理由を考えてみましょう。

例えば、保健師の仕事が大変であるなら、保健師以外の仕事を探さなければなりませんし、職場環境や人間関係ならば職場を変えることで解決できるかもしれません。

保健師の仕事が好きかどうか、あらためて気持ちを整理する

保健師の仕事が好きかどうか、自分の気持ちをあらためて確認しましょう。
好きな仕事ややりがいを感じている仕事であれば、大変なことも乗り越えられるかもしれません。

しかし、好きではない仕事であれば、大変だと感じたときにモチベーションの維持に苦労します。
大変なときこそ、好きな仕事であるかを再確認してみましょう。

転職を検討する

保健師の活躍の場は、主に以下の4箇所が挙げられます。

  • 行政
  • 病院
  • 学校
  • 産業

今の仕事が合わないと思ったら、別の職場をめざすことも選択肢の一つです。
求められる仕事の本質は変わりませんが、働く場所や条件が変わるでしょう。

ただし、行政で働く保健師になるためには公務員試験に合格する必要があったり、学校の保健師は養護教諭免許が必要であったりと、どの職場で働くかによって必要となる資格も違います。

保健師が大変と感じたら、原因を探り対策を考えましょう

保健師の仕事の大変なことや原因を解説してきました。
保健師は、保健指導を通じて地域の健康に貢献するやりがいのある仕事ですが、専門知識のアップデートが必要であったり、慢性的な人手不足であったり大変な面もあります。

保健師が大変と感じたら、なぜそのように感じるのかを明らかにしたうえで対策を考えましょう。

保健師の求人を探す

執筆者について

情報かる・けるは、医療・介護従事者として働いている方や、これから目指す方の「知りたい」に応えるメディア。 全国54,000件以上の求人を扱う弊社スタッフが、編集部として情報発信! “いい仕事が見つかる・いい仕事を見つける”ための、有益なコンテンツをお届けします。 https://twitter.com/karu_keru

いいねと思ったらシェア
見つかる・見つける かる・けるとは?

かる・けるは、医療介護の仕事を探せる求人情報サイト。あなたに合った医療介護求人が見つかります。すべてのお仕事情報は、勤務地、年収や月収などの給与、正社員、契約社員、パート・アルバイト、業務委託などの雇用形態、施設のサービス形態といった条件で検索でき、希望に合う求人を簡単に探しやすいのが魅力です。就きたいお仕事が見つかったら、そのまま応募も可能。応募はダイレクトに求人掲載事業者に届くので、スピーディかつスムーズに進みます。医療介護分野での就職はもちろん、転職、復職の際にも活躍するサイトです。