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理学療法士の免許申請に必要なものを手続き別に紹介!事前準備が必要だから注意

理学療法士の国家試験に合格したあとは、免許申請の手続きをします。
就職前に手間取ることがないよう、事前に準備すべきものを確認しておきましょう。
また、再交付の手続きなどで必要となるものもあわせて紹介します。

なお、理学療法士になる方法を知りたい方は以下の記事をご参照ください。

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初めて理学療法士免許を申請する場合に必要な書類

初めて理学療法士免許を申請する際は、以下の6種類の書類等が必要となります。

必要なもの 備考
申請書 厚生労働省のホームページからダウンロードするか、保健所や保健センターで受け取る
診断書 発行から1ヵ月以内のもの
住民票の写しまたは戸籍抄本(謄本) ・発行から6ヵ月以内のもの
・住民票は本籍地および筆頭者が記載されており、マイナンバー(個人番号)の記載がされていないもの
・出願後に本籍または氏名の変更がある場合や旧姓の併記を希望する場合、戸籍抄本(謄本)が必要
収入印紙 9,000円分
登録済証明書 所定額の切手が貼付してあるもの(普通63円、速達323円)
印鑑 訂正印が必要となる場合があります

以下、一つひとつ説明していきます。

申請書は厚生労働省のサイトからダウンロードするか保健所でもらう

申請書は厚生労働省のホームページからダウンロードすることが可能です。
また、保健所や保健センターでも配布されています。

以下がダウンロードできる理学療法士免許申請書です。
理学療法士免許申請書

ダウンロードまたは配布されているものを手元に用意し、記入しておきましょう。

戸籍抄本(謄本)または住民票は市役所でもらう

住民票の写しは本籍および筆頭者の記載があり、マイナンバー(個人番号)が記されていないものが必要です。
マイナンバーの記載が必要か否かは間違いやすいポイントのため、注意しましょう。

戸籍抄本(謄本)が必要となるのは、願書提出後に婚姻などにより戸籍に変更があった場合や、免許証に旧姓を併記する場合です。
戸籍抄本は指定された人の内容だけを記載するのに対し、戸籍謄本は戸籍にある全員分の内容を記載していますが、免許申請にあたってはどちらでも構いません。

多くの自治体が、マイナンバーカードを使ったコンビニでの戸籍抄本、戸籍謄本、住民票の写しの発行に対応しています。
もちろん、役所に行って交付請求すれば確実です。

診断書は医師からフォーマットに沿ったものをもらう

診断書は申請日から遡って1ヵ月以内のものが必要となります。
例えば、9月1日に申請する場合は、8月2日以降の診断書でなければなりません。

診断書はフォーマットに沿ったものをもらいましょう。
以下が厚生労働省の提示しているフォーマットです。

病院へ持参し、フォーマットどおり医師に記載してもらいます。
理学療法士免許申請書 診断書

収入印紙は郵便局で購入すると安心

9,000円分の収入印紙を郵便局で購入します。
コンビニでも取り扱っていますが、郵便局と違ってすべての種類があるわけではなく、在庫状況によっては購入できない場合もあるため、郵便局での購入が安心です。

また、収入印紙と収入証紙を間違える人もいます。
免許申請に必要なのは収入印紙なので、注意しましょう。
額を間違った場合、損傷などがなければ手数料を支払うことで交換できますが、郵便局でしっかり「9,000円分の収入印紙」と伝えることが大切です。

登録済証明書は自宅に届いたものを持っていく

理学療法士の免許証は届くまでに2~3ヵ月かかります。
当面、免許証の代わりに、理学療法士の試験に合格して登録したことを証明するのが登録済証明書です。

登録済み証明書を手に入れるには、受験時に配布された登録済証明書はがきに氏名を記入し、63円分の切手または速達であれば323円分の切手を貼付して提出します。
はがき自体が登録済証明書になって返送されてきます。

登録済証明書は職場から提出を求められることがあるため、事前に就職先へ確認をしておき、必要な場合は自宅に届いたものを持っていきましょう。

印鑑は書類の訂正に必要なので忘れないで

書類だけでなく、印鑑も必要なものの一つです。
印鑑は申請書に不備があった場合などの訂正印として使用します。
修正テープや修正液を使うことはできないため、注意しましょう。

自分では完璧に申請書を記入したつもりでもミスをしていることがあるため、印鑑くらいなくても大丈夫と思わず、忘れず持参する必要があります。

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理学療法士が旧姓併記や本籍地変更するときに必要な書類等

理学療法士が旧姓併記や本籍地変更するときに必要な書類等

免許を受け取ったあと、婚姻などで氏名や本籍地が変更となった場合は届け出が必要となるため、参考までに確認してください。
なお、申請期限は変更後30日以内です。
ただし、都道府県の変更を伴わない本籍変更の場合は申請不要となります。
必要な書類やものは以下の5種類です。

必要なもの 備考
申請書 厚生労働省のホームページからダウンロード、または保健所や保健センターで用意されています
戸籍抄本(謄本) 発行から6ヵ月以内のもの
収入印紙 1,000円分
理学療法士免許証 原本
印鑑 訂正印が必要となる場合があります

上記のうち事前に用意しておくものもあるため、準備方法を紹介します。

あらかじめ用意が必要な書類は3種類

あらかじめダウンロードや購入して準備する書類が3種類あります。
それぞれどこで用意するかを見ていきましょう。

  • 申請書
    厚生労働省のホームページからダウンロードできます。
    籍(名簿)訂正・免許証書換え交付申請書
    保健所や保健センターでも配布されています。
  • 戸籍抄本(謄本)
    必要となるのは戸籍抄本(謄本)であり、住民票の写しは受け付けてもらえません。
    戸籍抄本(謄本)は市役所で発行してもらいます。
    発行後6ヵ月以内のものであることが条件ですが、記載事項の変更にともなう届け出の場合は変更後30日以内に届け出る必要があるため、速やかに準備することが必要です。
  • 収入印紙
    郵便局で購入できます。
    コンビニでも販売していますが、扱っていないこともあるため、郵便局での購入がおすすめです。
    なお、収入証紙と間違える場合や、金額を誤って購入する場合があるため注意しましょう。

自宅から持参する必要があるものは2種類

自宅から持っていくものは以下の2種類です。

  • 理学療法士免許証
    原本を持参してください。
  • 印鑑
    書類に不備があった際の訂正印として必要となります。
    修正テープなどは使用できないため、印鑑を持参するようにしましょう。

理学療法士の免許を失くした場合の再交付に必要なもの

理学療法士の免許を失くした場合の再交付に必要なもの

免許証を紛失・破損してしまった場合、再交付してもらうことができます。
今後再交付が必要になった際の参考にしてください。

必要なもの 備考
申請書 厚生労働省のホームページからダウンロード、または保健所や保健センターで用意されています
住民票の写しまたは戸籍抄本(謄本) 発行から6ヵ月以内のもの
住民票は本籍地および筆頭者が記載されており、マイナンバー(個人番号)の記載がされていないもの
収入印紙 3,100円分
本人確認書類 本人確認および現住所確認ができる運転免許証や健康保険証
理学療法士免許証 破損の場合は原本を持参してください
印鑑 訂正印が必要となる場合があります

理学療法士に合格したら保健所で手続きしよう

理学療法士の免許申請にあたっては、事前準備が必要となる書類が多数あります。
申請書や診断書はフォーマットが決まっているため、厚生労働省のホームページからダウンロードするか、保健所や保健センターで配布しているものを用意しておきましょう。

また、住民票の記載事項や期間、収入印紙の金額など細かい規定もあります。
事前に必要なものを確認し、不備がないように準備しましょう。

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