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診療放射線技師の平均年収はいくら?勤務場所や男女別で比較

診療放射線技師をめざす方が気になることの一つが、年収なのではないでしょうか。
将来どのくらいの収入を得られるかによって、自分が本当に取得すべき資格なのか見極めたいと考えるのは当然のことです。

そこで、この記事では診療放射線技師の平均年収を紹介するとともに、勤務場所や男女別で年収にどれくらいの違いがあるのかについて解説します。

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診療放射線技師の年収・給料事情

診療放射線技師の年収・給料事情

診療放射線技師の平均年収は546.7万円です。
この年収は正規職員、パート・アルバイトといった雇用体系だけでなく、性別や勤務地などすべてを一つにまとめた、全体の平均年収です。

診療放射線技師として働くほとんどの方が病院や診療所で勤めており、その他に企業の医務室、保健所、集団検診業などで勤める方もいます。
勤務場所や勤続年数によって年収はもちろん異なります。

勤務時間は基本的には日勤ですが、救急患者を受け入れている病院で働く場合は休日勤務や夜間勤務になることがあります。
休日勤務や夜間勤務があるほうが、年収は高くなることが想定されます

また、放射線を扱う仕事のため安全性が重視されており、放射線被ばくを最小限にする工夫をするなど健康管理にも注意を払っています。

【条件別】診療放射線技師の年収データを紹介

【条件別】診療放射線技師の年収データを紹介

診療放射線技師の年収データについて解説します。
条件が変われば年収も変わるため、ここでは性別や金額などの条件別に年収データをご紹介します。

【男女別】診療放射線技師の年収データ

男女別で比較すると、女性より男性の年収が高い傾向にあります。
政府統計の2019年度賃金構造基本統計調査によると、診療放射線技師の男女別の平均年収は以下の通りです。

男性 542万3,300円
女性 422万7,400円

診療放射線技師に限らず、男性の場合は結婚や出産によるキャリアの中断の可能性が少ないことなどの理由により、女性よりも年収が高い傾向にあります。

また、上記の表の金額は所定内給与額(きまって支給する現金給与額から時間外や深夜勤務などの手当を除いた月の給与額)で計算しています。
手当を含む場合、男性のほうが女性に比べて夜勤回数や残業が多いと想定されるので、さらに年収の差が開くと考えられます。

【勤務場所別】診療放射線技師の年収データ

勤務場所別の診療放射線技師の年収データをご紹介します。
厚生労働省が発行した第23回医療経済実態調査によると、診療放射線技師、臨床検査技師、栄養士、理学療法士などを含む医療技術員の平均年収は以下の金額です。

勤務場所 年収
全体 462万0,979円
医療法人病院 410万8,060円
国立病院 530万3,777円
公立病院 548万8,074円
一般診療所(医療法人) 407万9,733円
一般診療所(個人) 410万5,025円

勤務場所によって年収に開きがあり、特に国立病院、公立病院は年収が高くなる傾向があります。

他の医療資格と比較した診療放射線技師の給料

診療放射線技師の年収は看護師などとよく比較されますが、実際にどれくらいの差があるのでしょうか。
2019年度の賃金構造基本統計調査のデータを用いて比較してみましょう。

職種 給与 平均年齢
診療放射線技師 548万7,100円 41.4歳
看護師 491万8,300円 41.2歳
准看護師 413万100円 50.1歳
臨床検査技師 492万7,300円 41.2歳
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・視能訓練士 418万9,400円 33.9歳

データを見ると、診療放射線技師の年収はほかの医療系資格と比較して高いことがわかります。
稼げる医療資格を身につけたいのであれば診療放射線技師はおすすめの資格といえるでしょう。

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診療放射線技師の年収アップにつながる働き方

診療放射線技師の年収アップにつながる働き方

診療放射線技師が年収を上げる方法には、以下の2つが挙げられます。

  • 転職する
  • 新たなステージに進む

ただし、上記を行う際には注意しなければいけないことがあります。
この項では「就職する」「新たなステージに進む」の2つに絞って、年収アップにつながる働き方を解説します。
これらを行うことで年収1,000万円を超えることは難しくとも、近づくことはできるでしょう。

年収を上げるために転職する

年収を上げるためにおすすめの方法の一つが、より稼げる職場へ転職することです。
具体的には以下が挙げられます。

  • 大学病院へ転職
  • 企業規模が大きい医療機器メーカーへ転職
  • 放射線技師が一人体制の施設へ転職

今働いている職場よりも規模の大きい病院や外資系企業へ転職することで年収が上がる可能性が高くなるでしょう。

大学病院へ転職

他の医療機関と比べて年収が高い傾向にあるのが大学病院です
職員の数も多く、担当領域が細かく分かれているので、業務内容が限られることがあるのが特徴です。

また、大学病院は最新の医療を研究する場所でもあるので、研究に時間を割いたり研究発表を行ったりするため、他の医療機関と比べて残業や夜勤が多くなりやすい傾向にあります。
ワークライフバランスを重視して働きたいという方は注意が必要です。

企業規模が大きい医療機器メーカーへ転職

企業規模が大きい医療機器メーカーへ転職する方法も、年収を上げるのにおすすめです。
医療機器メーカーでの勤務は診療放射線技師として働くのではなく、技師の知識を活かして医療機器を医療現場へ提案し導入サポートを行うことが仕事となります。
この仕事は、アプリケーションスペシャリストとも呼ばれます。

繁忙期は残業や出張が多い傾向にあるので、手当が加算されることにより給与が高くなりやすいという特徴があります。
より年収を上げたいのであれば、外資系の医療機器メーカーへ転職するのも良いでしょう。

放射線技師が一人体制の施設へ転職

放射線技師が一人体制の病院やクリニックも、年収を上げるための転職先としてはおすすめです。
一人で複数の業務を行う関係上、責任が重く求められるスキルも広範囲になる一方で、複数の業務を行うからこそ年収も高くなる傾向にあります。

夜間の当直がないクリニックであれば働き方が安定しているため、年収を上げつつワークライフバランスを保ちたい方におすすめです。

新たなステージへ進む

年収を上げるもう一つの方法が、今いる職場で新たなステージへ進むことです。

あらたな医療資格を取得すれば業務の幅が増え、その分だけ年収が上がる可能性が高くなります。
また、管理職になり昇進することも選択肢の一つです。
自分に合ったほうを選んでめざすと良いでしょう。

あらたな医療資格を取得する

あらたな医療資格を取得することで業務の幅が増え、職場に貢献することで収入アップにつながります。

例えば、臨床実習指導教員の資格を取得すると、放射線技師をめざす学生へ指導ができるようになります。
大学病院で働く人にとっては有利な資格といえるでしょう。

臨床実習指導教員以外にも、放射線機器管理士、放射線管理士、医療画像情報制度管理士、放射線被ばく相談員など、放射線技師に近い資格があるので、年収アップをしたい方は取得をめざすと良いでしょう。

放射線技師長などの管理職をめざす

放射線技師長などの管理職をめざすことによって年収を上げるのもおすすめです。
放射線技師の師長は、働いている病院やクリニックの放射線技師のリーダーです。

通常の業務に加えて部下の管理や他の部署との連携など業務は増えますが、それだけ重要な仕事であり、年収も上がります。
今働いている病院やクリニックで昇進したい方は管理職をめざすと良いでしょう。

診療放射線技師になるには

診療放射線技師になるには

診療放射線技師になるには診療放射線技師の資格が必要です。
この資格は国家資格であり、大学・短大もしくは専門学校に通って放射線技師の知識を学び、毎年2月に行われる国家試験に合格しなければなりません。

具体的にどうすれば診療放射線技師になれるのか、また、診療放射線技師に向いている人についても解説します。

診療放射線技師を学べる学校

診療放射線技師を学べる学校は大学、短大、専門学校の3種類です。
いずれも放射線学科のような専門で学べる学科がある学校へ行く必要があります。

大学と専門学校の最大の違いは学べる年数で、大学が4年、短大、専門学校が3年であることです。
大学は4年間をかけてじっくり知識や技術が学べ、より現場に近い実習ができることがメリットです。

一方、短大と専門学校は医療機関と連携することで質の高い実習が行えますし、3年間という短い期間で効率よく知識や技術を学べます。

診療放射線技師に向いている人

診療放射線技師に向いているのは以下のような人です。

  • 知的好奇心の強い人
  • 気配りのできる人
  • 注意深い、慎重な人

診療放射線技師は放射線の知識だけでなく、生物学や解剖学、電子工学といった多彩な知識が求められる職業なので、一つの分野の知識だけでなく、多方面に興味が持てる方がおすすめです。

また、放射線は総量によって健康に影響を及ぼす場合もあるので、注意深くて慎重な方が向いているでしょう。

診療放射線技師は医療系資格のなかでも稼ぎやすい

診療放射線技師は、医療系資格のなかでも稼ぎやすい資格の一つです。
国家資格であり、取得まで時間はかかりますが、それに見合った年収が得られるでしょう。

しかし、放射線の取り扱いには特別な注意が必要なため、仕事をするうえで大きな責任がともないます。
自分に合っている職業かを慎重に見極めてから資格を取るようにしましょう。

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