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社会福祉士と精神保健福祉士はダブルライセンスを取れる?注意点も紹介

社会福祉士と精神保健福祉士は関係性が高いため、ダブル受験してダブルライセンスを取ることも可能です。
ダブルライセンスを取れることを知っておかないと、仕事の幅を広げる機会を逃してしまうかもしれません。
ダブルライセンスのメリットや注意点を知って、チャレンジしたいのではないでしょうか。

この記事では、社会福祉士・精神保健福祉士のダブルライセンスを取れることを紹介します。
合わせて、ダブルライセンスのメリットや取得時の注意点も紹介します。

社会福祉士と精神保健福祉士はダブルライセンスを取れる?

社会福祉士と精神保健福祉士はダブルライセンスを取れる?

社会福祉士と精神保健福祉士は、ふたつの試験の受験資格を満たせばダブルライセンスが可能です。
受験資格を最短で満たすためには、両方で必要な科目を履修できる4年制の福祉系大学で学ぶ必要があります。
社会福祉士と精神保健福祉士の資格は、関係性が高いため、同時受験も可能です。
そのため、同時に受験し合格してダブルライセンスを取得することも不可能ではありません。
とはいえ、後述のように、ダブルライセンスするメリットや注意点があります。
それぞれ把握したうえで、ダブルライセンスの取得にチャレンジしてみましょう。

社会福祉士・精神保健福祉士のダブルライセンスを取るメリット

社会福祉士と精神保健福祉士のダブルライセンスを取るメリットはどういったことでしょうか。
ここでは、メリットを紹介します。

就職先・転職先の選択肢が広がる

ダブルライセンスのメリットは、就職先や転職先の選択肢が広がることにあります。
なぜなら、社会福祉士と精神保健福祉士のどちらの求人にも応募できるからです。
さらに、最近では精神疾患やメンタルケアへの理解が進み、精神保健福祉士の知名度が向上しています。
そのため、求人票に社会福祉士と書いていても、精神保健福祉士の資格もある人材を優先したいという傾向が高まるでしょう。

もう一方の資格も取りやすくなる

もう一方の資格も取りやすくなることもメリットの一つとして挙げられます。
なぜなら、社会福祉士と精神保健福祉士の資格のどちらかを取得すると、もう一方の資格を受ける際の共通科目が免除となるからです。
社会福祉士と精神保健福祉士の共通科目は、人体の構造と機能および疾病、心理学理論と心理的支援などの11科目があります。
もう一方の専門科目のみを受験すれば良くなるため、もう一方の資格も取りやすいです。

福祉のエキスパートになれる

福祉のエキスパートになれることも、ダブルライセンスのメリットとして挙げられます。
なぜなら、ダブルライセンスを取得すると、福祉の分野で幅広い専門知識がある人材である証明になるからです。
そのため、自分が働きたい場所で働けるチャンスが増えて、管理職などへのキャリアアップにつなげることもできます。
また、幅広くてより多くの人数の患者さんをサポートできるため、やりがいを感じやすくなるでしょう。

社会福祉士・精神保健福祉士のダブルライセンス取得時の注意点

社会福祉士・精神保健福祉士のダブルライセンス取得時の注意点

社会福祉士と精神保健福祉士のダブルライセンス取得時には注意点も知っておきましょう。
ここでは、注意点を紹介します。

時間・費用がかかる

社会福祉士と精神保健福祉士のダブルライセンスを取得するには、時間や費用がかかることが注意点です。
就職先や転職先の選択肢が広がったり、福祉のエキスパートになれたりするとはいえ、時間や費用がかかります。
社会福祉士だけでも、それなりの努力が必要ですが、同時にこなすことになるため、勉強時間の確保が必要です。
そのため、同時にこなせるか自分と向き合ってみましょう。

両方の受験資格を取得できる学校を選ぶ必要がある

ダブルライセンスを取得するには、両方の受験資格を取得できる学校を選ぶ必要があります。
両方の受験資格を最短で満たすルートは、4年制の福祉系の大学に進学することです。
そして、両方の試験を受けるためには、それぞれの指定科目を履修しなければなりません。
4年制の福祉系の大学でも、両方の指定された科目を履修できるところもあれば、片方しかないところもあるため、よく確認してから学校を選ぶ必要があります。

両方の実習をこなす必要がある

両方の実習をこなす必要があるのも、ダブルライセンスを取得する際の注意点です。
社会福祉士の資格を取得するために必要となるソーシャルワーク実習は、1つの実習施設で180時間以上行うことが基本となっています。
そして、機能が違う2箇所以上の実習施設での実習が必要です。
精神保健福祉士は、分野が異なる2箇所の実習施設で合計28日間(210時間以上)の実習が必要となります。

社会福祉士・精神保健福祉士のダブルライセンスにチャレンジしてみよう

社会福祉士と精神保健福祉士は関係性が高いため、ダブル受験してダブルライセンスを取ることも可能です。
ダブルライセンスを取れることを知っておかないと、仕事の幅を広げる機会を逃してしまうかもしれません。
ダブルライセンスを取るメリットは、就職先や転職先の選択肢が広がることなどがあります。

一方、両方の実習をこなす必要があり、時間や費用がかかることが注意点です。
この記事を参考にして、ダブルライセンスにチャレンジしてみてください。

執筆者について

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