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社会福祉士に実務経験が必要なケースとは?対象の職種なども解説

社会福祉士国家試験の受験資格を取得するためには、実務経験や現場経験が求められるケースもあります。
この記事では、社会福祉の資格取得で実務経験が必要な場合を解説しています。
実務経験として認められる具体的な職種も紹介しているので、参考にしてください。

社会福祉士に実務経験が必要なケース7つ

社会福祉士に実務経験が必要なケース7つ

社会福祉士国家試験の受験資格を得るためには、最終学歴や履修科目によって1~4年の実務経験が求められるケースがあります。
下表では最終学歴ごとに求められる実務経験を紹介しているので、参考にしてください。

なお、4年制一般大学卒は一般養成施設での1年以上の学習が必要ですが、実務経験は不要です。

最終学歴など 求められる実務経験年数
一般大学4年 0年
福祉系短大等3年+指定科目履修

福祉系短大等3年+基礎科目履修

一般短大等3年

1年
福祉系短大等2年+指定科目履修

福祉系短大等2年+基礎科目履修

社会福祉主事養成機関

一般短大等2年

2年
社会福祉に関わる学歴なし 4年

上記のように社会福祉士は、学歴や履修科目によって資格取得のために求められる実務年数が異なるため注意しましょう。

また、福祉系短大で指定科目履修を受けた人以外は、実務経験に加えて養成施設で6ヵ月または1年以上の学習が必要です。

社会福祉士の資格取得に実務経験が求められる理由としては、その役割に大きな責任があることがあげられます。
詳しくは下記記事で解説しているので、ぜひ参考にしてください。

社会福祉士の実務経験となる職種は?

社会福祉士の実務経験として認められるには、決められた施設や職種で相談援助業務を担当しなければなりません。
以下5つの分野ごとに決められた機関があるので、自分の学歴や特性などに合わせて参画する分野を決めて実務経験を積みましょう。

分野 該当施設や職種例
児童分野 児童相談所:電話相談員・保育士

母子生活支援施設:支援員・少年指導員

児童養護施設:児童指導員・職業指導員

高齢者分野 介護保険施設:生活相談員

地域包括支援センター:保健師・主任介護支援専門員

障害者分野 身体障害者更生相談所:身体障害者福祉司

精神保健センター:精神保健福祉相談員

知的障害者更生相談所:ケースワーカー

その他の分野 保健所:精神保健福祉相談員

病院・診療所:相談員

市町村社会福祉協議会:福祉活動専門員

現在廃止事業の分野 柔道身体障害者更生援護施設:生活支援員

身体障害者福祉ホーム:管理人

上記以外にもさまざまな施設や職種が該当するため、実務経験を積むにあたっては、社会福祉士国家試験の公式サイトの一覧を確認しておくことがおすすめです。

また上記のような職種でも、相談支援業務以外も兼務する場合は、兼務している事実が辞令により明確であることが必要です。
そのうえで、相談援助が主たる業務となっていることで、はじめて実務経験として認められます。

事業所を選ぶ際は、将来的に社会福祉士をめざしたいことや、そのために相談支援業務に就きたいことをあらかじめ伝えておきましょう。

以下の記事では社会福祉士の仕事内容を解説しています。
一読することで、実務経験の大切さがわかるため、ぜひ参考にしてください。

社会福祉士になるには実務経験を積もう

社会福祉士になるには、最終学歴や履修内容によって実務経験が必要です。
実務経験を通じて、座学では学べないより専門的な知識やスキルが身につきます。
実務経験を積んで、多くの人に役立ち、社会貢献できる社会福祉士をめざしましょう。

執筆者について

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