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鍼灸師の履歴書の書き方は?注意点やポイントを紹介

この記事の監修者
さっとん
ライター、ブロガー、鍼灸師、医療系専門学校教員、FPの5足のわらじを履き、1児のパパとして子育てにも奮闘中。
ライフスタイルのことから医療の専門分野まで多彩な分野で活動している。

鍼灸師が就職・転職をめざすとき、履歴書は自己アピールに役立つ重要なツールです。
鍼灸師の履歴書も、その他の職種と基本的な書き方は同じですが、自分自身の専門性や意欲を採用担当者へ伝えるには、いくつかのポイントをおさえる必要があります。
希望する職場でのキャリア形成を実現させるため、適切な履歴書を作成して、就職・転職活動を円滑に進めましょう。

本記事では、鍼灸師の履歴書の書き方や作成時のポイントを詳しく解説します。

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鍼灸師の履歴書の書き方

鍼灸師の履歴書の書き方

鍼灸師の履歴書は、誤字や抜け漏れに注意しながら、正確な情報を記入するよう徹底しましょう。
特に、鍼灸師として働くには「はり師」「きゅう師」の国家資格が必須となるため、履歴書の資格欄で保有資格の適合性を伝える必要があります。

なお、「鍼灸師」は正式な資格名称ではありません。
はり師免許ときゅう師免許で記入欄を別にして、それぞれの取得年月も明らかにします。

これらの国家資格以外にも、業務に役立つ民間資格などを取得している場合には、あわせて履歴書に記載すると良いでしょう。

鍼灸師の履歴書を書くときのポイント

鍼灸師の方が履歴書を作成するときは、必要項目を正しく記入するとともに、以下3つのポイントを意識してみてください。

  • 写真は3ヵ月以内のものを使う
  • 志望動機は職場の理念をふまえたものにする
  • 文章は簡潔に記載する
  • 学歴・職歴は一行空けて書く
  • はり師免許ときゅう師免許は行を分けて書く

順に詳しく解説します。

写真は3ヵ月以内のものを使う

履歴書に添付する写真は、過去3ヵ月以内に撮影したものを使用します。
鍼灸師は患者さんと直接関わる機会が多くあるため、より良い第一印象を与えられるよう、清潔感のある服装・髪型で撮影した写真を選びましょう。

男女ともに、履歴書写真での服装はスーツが基本です。
前髪が目にかからないようにする、髪が長い方は後ろでしばってまとめるなど、適度なヘアセットをして顔がきちんと見えるようにしておきます。

また、あまりに華美なメイクやアクセサリーの着用は避け、ナチュラルメイクで撮影に臨みましょう。
患者さんに安心感を与えられるような、人柄の伝わる写真を意識してみてください。

志望動機は職場の理念をふまえたものにする

志望動機を作成する際は、自分が鍼灸師を志した理由と応募先の企業理念を関連付けて、マッチ度の高さをアピールすると効果的です。
企業のホームページなどで情報をリサーチして、企業理念や特徴から感じた魅力、自分が応募先で実現させたいことなどを具体的に記載しましょう。

以下は、鍼灸師の志望動機の一例です。

私が貴院を志望いたしました理由は、学生時代に貴院で施術を受け、その技術に感動したからです。当時、度重なるケガに悩まされていた私が、貴院で治療を受けるたびに回復していくのを実感し、身体の痛みを取り除くだけでなく、心にも大きな安心感を与える鍼灸の力に感銘を受けました。

貴社の「身体と心の健康を同時に支える」というモットーに深く共感し、私も鍼灸を通じて患者様の生活の質を向上させたいと考えております。常に患者様一人ひとりに寄り添い、最善のケアを提供できる鍼灸師になりたいと強く思っています。

自分自身の思いや経験と応募先の理念に関連性がある場合、企業の求める人材像に合致しており、長く活躍できることをアピールできます。

文章は簡潔に記載する

志望動機をはじめ、履歴書に書く文章は簡潔かつわかりやすいことが重要です。
採用担当者は多くの履歴書に目を通す必要があるため、冗長で要点が伝わりにくい文章だと、最後まできちんと読んでもらえない可能性があります。

履歴書内の文章を簡潔にまとめるには、以下3つのポイントを念頭に置いておきましょう。

  • 最初に結論を書く
  • 一文の長さは60~80文字程度に抑える
  • 文字数の指定がない場合、志望動機は全体で300字程度を目安にする

これらのポイントをおさえることで、読みやすく意図が正確に伝わる文章を作成できます。

学歴・職歴は一行空けて書く

履歴書に学歴・職歴を記入する欄が一つしかない場合、学歴と職歴のあいだを一行空けて、情報をわかりやすく整理しましょう。
学歴・職歴の記入欄が共通している履歴書の書き方は、以下のとおりです。

  1. 一行目に<学歴>と記載
  2. 直下に高校卒業以降の学歴を時系列順で記載
  3. 学歴の最終行から一行空けて<職歴>と記載
  4. 直下に職歴を時系列順で記載
  5. 職歴の最終行の下に「以上」と記載

具体的な記入例を見てみましょう。

学歴・職歴
<学歴>
2018 3 〇〇県立〇〇高等学校 卒業
2018 4 〇〇鍼灸専門学校 入学
2021 3 〇〇鍼灸専門学校 卒業
<職歴>
2021 4 株式会社〇〇鍼灸院 入社
2024 3 株式会社〇〇鍼灸院 退社
以上

年月日も含め、学歴と職歴をそれぞれ整理したうえで記載し、採用担当者が一目で情報を把握できるようにします。

はり師免許ときゅう師免許は行を分けて書く

「はり師免許」と「きゅう師免許」は、同時に取得することが多いものの、それぞれ独立した資格です。
履歴書に記入する際は、「はり・きゅう師」のようにまとめて書かず、別々の欄に記載しましょう。
各資格は、「はり師免許」と「きゅう師免許」と正式名称で記入します。

鍼灸師にとって履歴書は自分をアピールする大切な書類

鍼灸師の履歴書は、保有資格や学歴・職歴、志望動機などを明らかにして、自分自身の魅力を応募先にアピールするための大切な書類です。
鍼灸師以外の職種の履歴書と、基本的な書き方のルールは同じですが、特に鍼灸師ははり師ときゅう師の国家資格が必須となるため、記入漏れや誤字がないよう注意します。

また、履歴書の作成にあたって志望動機を考える際は、応募先の企業理念を自分なりのエピソードと関連付けるのがポイントです。
鍼灸師の仕事に対する意欲や熱意を伝えつつ、簡潔な文章を意識して、採用担当者の目に留まる魅力的な履歴書に仕上げましょう。

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