
「歯科医師の年収は20代でどれくらいになる?」
「高収入なイメージがあるけど実態はどうなの?」
「臨床研修の期間の年収は?」
歯科医師の年収について、上記のような疑問を持つ人もいるでしょう。
本記事では、歯科医師の20代の年収について解説します。
歯科医師をめざしている人や、興味のある人は、ぜひ参考にしてください。
目次
歯科医師の20代の年収は?
令和4年賃金構造基本統計調査によると、歯科医師の平均年収はおよそ810万円です。
この金額を踏まえたうえで、以下の年収について見ていきましょう。
- 歯科医師の20代の年収
- 歯科医師の初任給
- 歯科医師の2年目・3年目の年収
- 歯科医師の5年目の年収
なお、歯科医師の年収についてより詳しく知りたい方は、次の記事を参考にしてください。

歯科医師の20代の年収
令和4年賃金構造基本統計調査によると、歯科医師の年収は20歳〜24歳で約210万円、25歳〜29歳で約464万円でした。
20歳〜24歳の年収については、実際には24歳のみの年収となります。
これは歯科医師になるためには6年制の大学を出る必要があり、24歳が最短年齢であるためです。
また、歯科医師として働くためには、歯科医師免許を取得したあと、研修医として1年以上の臨床研修を受ける必要があるため、24歳での年収は研修医としての年収でもあります。
25歳〜29歳になると、最短年齢の歯科医師から順に研修期間を終え、それにともない年収も大きく伸びます。
歯科医師の初任給
前述のとおり、歯科医師として就業するには、歯科医師免許を取得したあとに1年以上の臨床経験を積まなければなりません。
歯科医師になるには大学に6年間通う必要があるため、最短でも24歳、なかには20代後半で研修医になる人もいます。
研修医の間は指定された病院や診療所などに勤務し、給料は勤務する臨床研修施設から支給されますが、給与が20万円を超えることはほとんどありません。
金額は働く場所によって異なり、12万〜20万円など幅があります。
歯科医師の2年目・3年目の年収
前述したように、2年目以降は研修期間が終わるため、給与がアップし、賞与も出るようになり、1年目に比べて年収が飛躍的に増えます。
金額としては35万〜40万円になることもあり、大幅に増えるのが特徴です。
もちろん、働く場所や経験によって金額は異なるため一概にはいえませんが、3年目で年収が500万円を切ることは少ない傾向です。
1年目は他の仕事の初任給と大差ないかもしれませんが、2年目・3年目になると収入が多くなり、高収入のイメージに近づくといえるでしょう。
歯科医師の5年目の年収
前述したとおり、歯科医師は高校卒業後に大学で6年間学ばなければならないため、24歳まで歯科医師にはなれません。
そのため、最短だとしても歯科医師の5年目は28歳以降になります。
5年目に30歳を超える人も珍しくないでしょう。
歯科医師の5年目になると、医院によっては1,000万円以上を提示するケースもあります。
歯科医師の平均年収810万円を超える人も現れ始めます。
歯科医師の20代の年収を把握して将来設計を立てよう
今回は、歯科医師の20代の年収に焦点を当てて紹介しました。
歯科医師は高収入のイメージがあるかもしれませんが、1年目は研修期間となるため、賞与もなく、年収も少ない傾向にあります。
しかし、研修が終わる2年目以降は飛躍的に年収が増え、高収入のイメージに近づきます。
歯科医師をめざしている人はぜひ参考にして、将来設計を立てるヒントにしてください。