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歯科衛生士の新しい働き方は?フリーランスの仕事内容やめざす方法も解説

歯科衛生士の新しい働き方とは、土日祝日が休みの働き方・時短勤務・フリーランスの3種類です。
新しい働き方をすることで、ライフスタイルにあわせて働いたり、年収アップをめざしたりすることができます。

しかし、すでに歯科衛生士として働いている方だと、難易度が高いと感じる方もいるのではないでしょうか。
今回は、歯科衛生士の新しい働き方について仕事内容やめざす方法を紹介します。

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歯科衛生士の新しい働き方は大きく分けて3種類

歯科衛生士の新しい働き方は大きく分けて3種類

  • 土日祝日が休みの働き方
  • 時短勤務
  • フリーランス

土日祝日が休みの働き方は、土日祝日が休みの歯科医院で勤務すること、もしくは土日祝日の勤務シフトから外してもらうことを指します。
歯科衛生士が休養を取りやすくなり、身体にかかる負担を低減できることが特徴です。
また、土日祝日が休みだと歯科衛生士として働く方のプライベートを充実させやすくなります。

時短勤務は、通常の勤務時間よりも短い勤務時間で働くことです。
通常よりも勤務時間が短いため、育児などの事情がある方も働きやすくなります。

フリーランスは、特定の歯科医院に雇用されない働き方です。
スケジュールや単価を自分で決めることができます。
しかし、自分自身で仕事を受託するため、雇用されるよりも安定性に欠けることも特徴です。

歯科衛生士の新しい働き方としてはフリーランスもある

歯科衛生士の新しい働き方としてはフリーランスもある

フリーランスで働く歯科衛生士は、専門性を活かして自分で業務を受託するのが特徴です。
働く場所や時間を自分で選べるため、歯科衛生士の新しい働き方として注目されています。

フリーランスの歯科衛生士が活躍する場は歯科医院だけでなく、介護施設や福祉施設などがあります。
健康診断時の口腔内検査などを行う歯科衛生士もいるでしょう。
口腔内の清掃や予防処置、クリーニングなどの業務も請け負うことができます。

ただし、経理や保険手続きなど自分で行う業務が増えるため、自己責任が大きくなることには注意が必要です。
ここからは、フリーランスの歯科衛生士が活躍する場を、ケースごとに解説します。

業務委託で働くケース

歯科衛生士がフリーランスとして働くケースとして、業務委託が挙げられます。
業務委託とは、仕事の成果物または役務の提供に対して、報酬が支払われる働き方です。
歯科衛生士が業務委託で働く場合、歯科医院や病院、企業などと業務委託契約を締結することが多い傾向にあります。

歯科医院で働くフリーランスの歯科衛生士は、複数のクリニックで働いている場合がほとんどです。
病院や企業では、口腔ケアやクリーニング、検診などを行っています。

非常勤雇用で働くケース

フリーランスの歯科衛生士が非常勤雇用で働く場合には、歯科医院で短時間で勤務している場合が多い傾向にあります。
非常勤とは、フルタイムではない曜日や時間を限定しての勤務です。
例えば、1日5時間労働で週5日勤務だと、非常勤に該当します。

また、非常勤という言葉には、正規・非正規の縛りがありません。
フリーランスの歯科衛生士が非常勤で働くこともあれば、歯科医院の正規雇用である歯科衛生士が非常勤の場合もあります。

フリーランス歯科衛生士という働き方のメリット

フリーランス歯科衛生士という働き方のメリット

ここからは、フリーランス歯科衛生士という働き方のメリットを紹介します。
フリーランス歯科衛生士として働くメリットは、以下のとおりです。

  • 柔軟な働き方ができる
  • 働く場所を選べる
  • 収入が増える可能性がある

それぞれのメリットを詳しく解説します。

柔軟な働き方ができる

フリーランス歯科衛生士のメリットとして、柔軟な働き方ができることが挙げられます。
場所や時間を自分で設定でき、ライフステージが変化しても働きやすいことがメリットです。

歯科医院に雇用される働き方であれば、定刻に出勤して定められた就業時間を過ぎてから退勤するなど、歯科医院の都合にあわせて働く必要があります。
しかし、フリーランスでは自分の裁量で仕事を受注できるため、用事にあわせてフレキシブルに休みをとることも可能です。

働く場所を選べる

フリーランス歯科衛生士は、働く場所を自分で選ぶことができます。
自分の価値観に合わせた歯科医院で働くことや、人間関係に関する悩みを低減しながら働くことが可能です。
フリーランス歯科衛生士は、毎日決まった人と顔を合わせるわけではないため、浅い人間関係を保ちながら働くことができます。

また、複数の歯科医院で働くことで歯科医院からの評判が良くなれば、仕事が増える可能性もあるでしょう。
働く場所を選べることで、働きやすさや自分への評価にもつながります。

収入が増える可能性がある

フリーランス歯科衛生士には、収入が増える可能性があります。
なぜなら、自分の裁量次第で仕事を増やせるためです。

フリーランス歯科衛生士の年収は、業務によって大きく異なりますが300万程度といわれています。
日本歯科衛生士会による令和2年の歯科衛生士の勤務実態調査によると、時給で働く常勤の歯科衛生士の約6割は時給1,500円未満です。
しかし、フリーランス歯科衛生士として働く人のなかには、スキルを活かして時給2,000~4,000円ほどで働く方もいます。

フリーランス歯科衛生士は、自分の裁量次第で収入を増やせる可能性があることがメリットです。
ただし、自分自身で業務を受託するという働き方の性質上、収入の安定性には欠けることには注意が必要です。

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フリーランス歯科衛生士という働き方のデメリット

フリーランス歯科衛生士という働き方のデメリット

ここからは、フリーランス歯科衛生士という働き方のデメリットを紹介します。

  • 収入が不安定になる
  • すべて自分でしなくてはならない
  • 労働基準法が適用されない

デメリットをそれぞれ詳しく解説します。

収入が不安定になる

フリーランス歯科衛生士のデメリットは、収入が不安定になることです。
自分自身で仕事を受託するため、雇用されるよりも安定感は劣ります。
業務量や取引先の数が少ない場合には、思うように収入が得られない場合があり、たくさん稼ぎたい場合には、努力や行動が必要です。

また、さまざまな歯科医院や病院、または企業などでも働くため、柔軟なコミュニケーション能力が求められます。
フリーランス歯科衛生士の収入の不安定さを解消する鍵は、コミュニケーション能力や営業力にあるともいえるでしょう。

すべて自分でしなくてはならない

フリーランス歯科衛生士は、経理や保険の手続きなどもすべて自分でしなくてはいけません。
雇用されているときにはしなくてもよかった作業を、自分で行わなければならないのです。

例えば、仕事が途切れそうなときには営業活動が必要になります。
しかし、営業活動をしながら普段の仕事も行う必要があるため、負担に思う方もいるかもしれません。

他にも、日々の売上を管理するには、経理の知識が必要です。
経理を自分でやるにはある程度の知識が求められ、場合によっては勉強が必要になります。

労働基準法が適用されない

フリーランス歯科衛生士は雇用されていないため、労働基準法が適用されません。
労働基準法には、最低賃金や有給休暇などの歯科医院で雇用されている歯科衛生士に付与される権利があります。

しかし、フリーランス歯科衛生士は雇用されていないため、労働基準法の対象外です。
仕事に関わるすべてが自己責任となり、自分の身を自分で守る必要があります。

例えば、仕事の受注を増やし、働きすぎて体を壊したとしても自己責任となります。
体調管理とともに、業務量も自分で調整することが大切です。

フリーランス歯科衛生士の仕事内容

フリーランス歯科衛生士の仕事内容

フリーランス歯科衛生士の仕事内容は、以下のとおりです。

  • 歯科衛生士業務・スタッフ育成
  • 講演・執筆活動

フリーランス歯科衛生士の仕事内容を解説します。

歯科衛生士業務・スタッフ育成

フリーランス歯科衛生士は、歯科医院での一般的な働き方に近い状態で働くことも可能です。
これまでに歯科衛生士として働いた経験がある方なら、経験をフリーランス歯科衛生士として活かすことができます。

例えば、インプラント専門歯科衛生士や認定歯科衛生士を取得している場合には、専門性の高い業務を受注できる可能性もあるでしょう。
他にも、スタッフの育成に関わって院長やスタッフの悩みの解決をめざすことも仕事として受注できます。

講演・執筆活動

フリーランス歯科衛生士には、歯科衛生士のイベントやセミナーに登壇する歯科衛生士もいます。
フリーランスでなくても、講演活動に参加することは可能です。
しかし、雇用されている歯科衛生士よりもフリーランス歯科衛生士のほうがフラットな話ができるため、イベントやセミナーで発言する需要が高まります。

また、書籍や雑誌などにコラムを執筆するといった活動を行う歯科衛生士もいます。
フリーランス歯科衛生士には多様な働き方があるため、多面的に活動することが可能です。

フリーランス歯科衛生士という新しい働き方をするためには?

フリーランス歯科衛生士という新しい働き方をするためには?

フリーランス歯科衛生士という新しい働き方をするには、積極的にスキルを磨いて人脈を構築することが大切です。
フリーランスをめざすなら、まずは情報収集から始めましょう。
知り合いにフリーランスの歯科衛生士がいる場合には、実際の話を聞いてみることがおすすめです。
フリーランス歯科衛生士としての働き方や負担に感じていることなど、貴重な一次情報を聞いてみましょう。

知り合いにフリーランス歯科衛生士がいない場合には、学校の同期や職場の同僚といった人からたどって、フリーランス歯科衛生士を探してみましょう。
どうしても身近にいない場合には、歯科衛生士向けのセミナーや勉強会などに参加することもおすすめです。
フリーランス歯科衛生士をめざすにあたって、どうすれば良いのか迷っている場合にはフリーランス歯科衛生士に話を聞いてみましょう。

歯科衛生士の新しい働き方にはフリーランスがある

歯科衛生士の新しい働き方には、フリーランスがあります。
場所や勤務時間を選べるフリーランス歯科衛生士なら、ライフステージの変化などにも対応しやすい勤務環境をめざすことも可能です。
歯科衛生士として他の働き方を探している場合には、ぜひ参考にしてください。

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執筆者について

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