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保育士は主婦におすすめな仕事!なるための3つの理由を解説

「保育士に興味があるけど主婦でも働けるの?」
「50代の主婦でも保育士になれるの?」

主婦として長期間、家事や育児をこなしていた方が再就職を検討する際に、子育て経験を活かせる保育士が選択肢に入ることもあるでしょう。

保育士資格には年齢制限がなく、何歳であっても取得することが可能です。
本記事では、主婦が保育士として働く方法や、資格取得にかかる費用、保育士として働くうえでの長期的な展望などについて解説します。

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主婦が保育士として働く方法

主婦が保育士として働く方法

保育士資格を取得する方法には、次の2通りがあります。

  • 保育士養成校に通う
  • 国家試験を受験する

保育士養成学校へ通う

保育士養成学校へ通い、必要科目を履修し卒業することで、保育士資格を取得できます。

このルートであれば国家試験を受けなくても保育士資格を獲得できますが、最短でも2年間は学校で学ぶ必要があるため、家事をこなす主婦にとってはハードルが高いことが多いでしょう。
さらに学費もかかるため、国家試験を受験するルートに比べると費用が高額です。

国家試験を受験する

受験資格を満たしたうえで、国家試験の保育士試験に合格することでも、保育士資格を取得できます。

ただし、試験に合格するためには、出題傾向を把握したうえで、十分な勉強量が必要です。
試験対策に使える教材には、市販のテキストや通信講座などがあります。
自分にあったものを選んで勉強を進めましょう。

受験資格があるのは、保育士養成学校以外の大学・短大・専門学校などを卒業した人、あるいは児童福祉施設で2年以上の実務経験がある人です。

以下は、高卒の方向けに保育士資格についてまとめた記事です。
>>高卒で保育士資格を取得するにはどうしたら良い?取り方を紹介

また、保育士試験の受験資格や申請方法、保育士試験の詳細について知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
>>保育士資格をとるにはどうしたら良い?取得にあたって知っておきたいことも解説
>>保育士の受験資格は?取得に必要な条件をわかりやすく解説!

保育士になりたい主婦は今からでも遅くない|3つの理由

保育士になりたい主婦の方は、今から保育士資格に挑戦しても問題ありません。
その理由として、以下の3点を紹介します。

  • 保育士資格を取るのに年齢制限がない
  • 60歳以上でも働き口がある
  • 育児経験が業務に活かせる

保育士資格を取るのに年齢制限がない

前述のとおり、保育士試験の受験に年齢制限はありません。
年齢制限がある資格の場合、規定の年齢を超えてしまうとチャレンジすること自体ができなくなりますが、保育士資格はそのようなことがありません。
よって、40歳や50歳であっても取得が可能です。

60歳以上でも働き口がある

保育士は、60歳を超えても働き口に困ることはありません。

公立の保育園では、令和4年度から段階的に定年が引き上げられ、令和12年度には65歳が定年になります。
私立保育の定年は園によって異なりますが、65歳を定年としているケースも少なくありません。

厚生労働省の「ハローワークにおける60歳以上の保育士に係る求人・求職状況について」では、年齢制限を設けた求人よりも年齢制限を設けない求人のほうが保育士充足率が高いと発表しており、年齢制限を設けない求人を出すよう促しています。

そのため、今後も年齢制限を設けない保育士の求人は出されると考えられ、50代で保育士免許を取ったとしてもすぐ働けなくなるという心配は不要です。

育児経験が業務に活かせる

育児経験は、保育士の仕事内容に直結しています。
そのため、育児経験のある主婦は、保育士をめざすうえで有利といえるでしょう。

育児経験のない人が保育士をめざす場合、ミルクの飲ませ方やおむつの替え方、寝かしつけ方などを一から学ぶ必要があります。
しかし育児経験のある主婦であれば、自身で一通り経験しているため、即戦力として活躍しやすいでしょう。

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主婦が保育士として働くまでに必要な費用

保育士資格取得までに必要な費用を、保育士養成校に通う場合と保育士試験を受験する場合の2通りに分けて解説します。

保育士養成校へ進学する場合

保育士養成校には、大学・短大・専門学校・通信制があります。
それぞれの学費は下表のとおりです。

保育士養成校 卒業までの費用
大学 4年間:約400万円~
短大 2年間:約250万円~
専門学校 2年制:約200万円~
3年制:約300万円~
通信制 2年間:約60万円~
4年間:約120万円~

また、保育士登録申請には手数料4,200円が別途必要です。

卒業までの費用は大学が最も高額で、通信制が低額となっています。
通信制は毎日通学する必要がなく、自分のペースで勉強できますが、モチベーションの維持が難しく、卒業率も低いため、自己管理が苦手な人には不向きです。
また、いずれの学校でも、保育士試験を受験するルートよりは高額になるでしょう。

保育士試験を受験する場合

保育士試験にチャレンジする場合は、勉強で使用するテキストや教材の費用と、保育士試験の受験料が必要です。

必要な費用を以下の表にまとめました。

費用項目 金額
独学用の教材費 2,000~10,000円程度
通信講座費用 30,000~80,000円程度
保育士試験受験料 12,950円
合計 独学の場合:30,000円以内
通信講座の場合:100,000円以内

こちらも、保育士登録申請の手数料4,200円が別途必要です。

独学で保育士試験の勉強をするなら、教材費と受験料をあわせても3万円以内に収まるでしょう。
通信講座を利用する場合も、おおよそ10万円以内に収まります。

勉強時間とモチベーションを自己管理しながら勉強できる方は、保育士試験を経るルートでの資格取得がおすすめです。

保育士は主婦のどのような働き方にも対応できる

保育士には、働く時間、場所ともに選択肢が豊富です。
保育士の職場は多くがシフト制を採用しており、早番や遅番など、自身や家族の都合に合わせた勤務時間を選びやすいでしょう。
また、職場も保育園だけではなく、下記のようなものもあります。

幼保連携型認定こども園 児童厚生施設 児童養護施設 児童自立支援施設
児童家庭支援センター 助産施設 乳児院 母子生活支援施設
障害児入所施設 児童発達支援センター 情緒障害児短期治療施設   

保育士の給与は安いイメージがあるかもしれませんが、近年は国の主導による待遇の改善が行われています。
給与に関しては、以下の3点の改善策がすでに実行済みです。

  • 平成25年度以降、月額約44,000円の給与アップ
  • 個人のスキルや経験に応じ月額最大40,000円アップ
  • 令和4年2月から月額収入9,000円程度の引き上げ措置

労働環境に関しては、以下2点の支援を行っています。

  • ICT導入により事務作業の効率化
  • 保育補助者の雇用支援

また、令和5年も引き続き給与の処遇改善は継続します。

保育士に興味があるなら資格取得をめざして勉強しよう

保育士は、資格試験に年齢制限がないため、何歳からでもめざすことができます。
そのため、子育て経験を活かして再就職したいと考える主婦にとっても、選択肢に入りうる職種でしょう。

保育士資格を取得する方法には、保育士養成施設を卒業するルートと、保育士試験に合格するルートの2通りがあります。
養成施設ルートは費用が高額で、通学の必要もあるため、家事と両立する必要のある主婦にはハードルが高いかもしれません。
保育士試験を受けるルートであれば、費用が安く、自分のペースで勉強できるため、主婦の方でもめざしやすいでしょう。

>>保育士資格をとるにはどうしたら良い?取得にあたって知っておきたいことも解説

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