
パート・アルバイトの保育士として履歴書を作成する際、本人希望欄に何を記載したら良いのか悩むことがあるかもしれません。
そこでこの記事では、本人希望欄に記載する内容について詳しく解説します。
以下の記事では、保育士の履歴書全体の記載方法をご紹介していますので、この記事とあわせてご参照ください。
>>保育士の履歴書の書き方をイラスト付きで解説!受かるためのコツも紹介
目次
パート・アルバイトの保育士が履歴書の本人希望欄に書くべき内容
まず、履歴書の本人希望欄は、応募先に自分が譲れない条件を知ってもらうための項目ということを理解しておきましょう。
パート・アルバイトの保育士が本人希望欄に書くべき内容としては、以下のようなものがあります。
- 入社希望日
- 希望勤務時間・勤務日数
- 希望勤務地
- 扶養内で働きたいなど勤務条件
- 連絡のつかない時間帯
- 健康面で特筆すべきこと
一つずつ見ていきましょう。
入社希望日
現在別の職業で働いているなど、入社できる日が決まっている場合は、入社希望日を記載しましょう。
入社希望日は、前職を退職して確実に入社できる日を記載します。
なお、早く勤務を始められる人材のほうが採用されやすい傾向にあるため、入社希望日はあまり先延ばしにしないほうが良いでしょう。
希望勤務時間・勤務日数
子どもの保育園への送り迎えなどで働ける時間が限られている場合は、その旨を本人希望欄に記載しましょう。
しかし、希望勤務時間や希望勤務日数が限定されすぎていると、保育園側が雇いにくくなってしまいます。
希望勤務地
一つの法人が複数の保育園を経営している場合もあります。
そういった法人に応募し、なおかつ希望の勤務地がある場合は、本人希望欄に記載しておくと良いでしょう。
希望勤務地を記載する場合は、通勤時間や交通費などの理由もあわせて記載しておくと、採用担当者の理解が得られやすくなります。
扶養内で働きたいなど勤務条件
「給与収入103万円以内」「年収130万円以内」など、扶養の範囲内で働きたい場合は、その旨を履歴書の本人希望欄に記載しておくと良いでしょう。
連絡のつかない時間帯
面接結果の連絡などで保育園側から電話がかかってくることが考えられるため、連絡がつかない時間帯を履歴書の本人希望欄に記載しておくことも重要です。
特に、現時点で別の職場に勤めている場合は、勤務時間をあらかじめ伝えておくことで円滑にやりとりができるようになります。
履歴書に記載した連絡のつかない時間帯以外で、保育園から連絡があったにも関わらず何度も電話がつながらないことは先方に失礼になるため、注意しましょう。
健康面で特筆すべきこと
持病や通院などがあり勤務に支障が出る場合は、その旨を履歴書の本人希望欄に記載します。
具体的には、通院頻度や業務に支障があるのかなどを記載しましょう。
持病があっても業務や勤務に支障がない場合や通院頻度が多くない場合も、あらかじめ記載しておくことで保育園側の理解を得られるでしょう。
パート・アルバイトの保育士が履歴書の本人希望欄に書くべきではない内容
パート・アルバイトの保育士が、履歴書の本人希望欄に書くべきではない内容も存在します。
具体的には、以下のような内容です。
- 給料・待遇面
- 志望動機・自己PR
- イメージダウンにつながるような内容
- 多くの希望
それぞれ見ていきましょう。
給料・待遇面
給料や待遇面の内容を本人希望欄に記載することは、避けたほうが無難です。
給料や待遇のみを重視しているような印象を与えてしまう可能性があります。
給料や待遇面について気になることがある場合は、面接のときに直接質問をすると良いでしょう。
志望動機・自己PR
志望動機や強み、自己PRなどの項目は履歴書の他の欄に記載する場所が設けられています。
よって、本人希望欄には志望動機や自己PRは記載しないほうが良いでしょう。
本人希望欄に志望動機や自己PRなどを記載すると、質問の意図が理解できない人と判断される場合があります。
イメージダウンにつながるような内容
前職の保育園の悪口と取れるような内容や不満など、イメージダウンにつながるような内容を本人希望欄に記載することも避けるべきです。
採用担当者に「この人に保育園で働いてほしい」と思わせられるような内容を心がけましょう。
多くの希望
勤務地や勤務時間、勤務条件など、多くの希望を本人希望欄に記載することは避けましょう。
希望が多すぎると、扱いづらい人材とみなされて不採用になる可能性があります。
本人希望欄には、どうしてもこれだけは譲れないといった事項のみを記載するようにしましょう。
パート・アルバイトの保育士が履歴書の本人希望欄を記載するときのポイント
ここでは、本人希望欄を記載するときのポイントを3つご紹介します。
簡潔に必要な内容のみ記載する
自分の希望を相手に伝えるためにも、大事な部分を簡潔に記載することが大切です。
長く記載しすぎてしまうと読む側も読みにくく、大切な内容が伝わらなかったり、採用されにくくなることがあります。
簡潔に必要な内容を記載するためには、箇条書きを使用すると良いでしょう。
空欄にしない
特に本人希望がない場合でも、本人希望欄は空欄にしないようにしましょう。
特に希望がない場合は「貴園の規定に従います」と記載してください。
「特にありません」や「希望なし」といった表現は、そっけない印象を与えかねないため避けましょう。
理由を端的に記載する
本人希望欄に記載する内容には、採用担当者に納得してもらえるような理由が必要です。
自分の希望を書く場合は、その理由も端的に記載しましょう。
朝早く起きて働きたくないからという自分本位な理由で「早出不可」などと記載してはいけません。
また、虚偽の情報の記載もNGです。
パート・アルバイトで保育士として快適に働くために本人希望欄はしっかり記入しよう
パート・アルバイト保育士の求人に応募する際、履歴書の本人希望欄には、働くうえで譲れない必須条件のみを記載しましょう。
また、特に希望する条件がない場合でも、本人希望欄を空欄で出してはいけません。
その場合は、「貴園の規定に従います」と記載しましょう。